タクシー無線やGPSに連動させたドライブレコーダー…富士通テン
富士通テンは、車両に設置した小型カメラにより、危険運転時の映像を記録するドライブレコーダを11月から発売すると発表した。
ドライブレコーダは、車両に設置したカメラにより車両周辺の映像を撮影し、衝突や急ブレーキなどの衝撃があった際の映像を記録する。記録した情報を解析することで、事故状況と事故発生の原因を早急に把握することが可能で、最近ではタクシー業界を中心に導入が進んでいる。
また、ドライブレコーダを設置することで、運転手の安全運転意識の向上が図れるとともに、日頃の運転状況を記録した映像を安全運転指導などに活用することができる。
今回発売するドライブレコーダは、映像・速度・時間を記録する「単機能モデル」と、音声や車両位置などの運行データも記録できる「高機能モデル」の2モデル。カメラ部と本体部が別体となっており、前方撮影用として設置する際、小型CCDカメラのみをルームミラー裏面に設置するため、視界を妨げにくくなっている。
高機能モデルでは、業界で初めてデジタル無線タクシー配車システムとの連携が可能で、事故発生時の事務所への自動通報を実現した。また、車両位置を把握するためのGPSレシーバの内蔵有無を選べる2タイプを設定している。
同社では新型ドライブレコーダを、タクシー会社を中心に販売を開始し、順次運送会社などの商用車向けとしても販売を進めていく予定で、初年度は合計で1万台の販売を見込んでいる。
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Last updated
2005.08.05 23:23:19