カテゴリ:猫ネタ
会社からの帰り道。
国道を北へ向かって自転車を走らせていると、突然猫の鳴き声が。 「にゃっ」 「にゃっ」 どこで鳴いているのかなと思っていると、どうも電柱の下の草むらから聞こえる。 ちょっとひきつったような大きな声が聞こえてくるので、気になってしまった。 草をがさがさ分けていると、小さな顔が出てきた。 噛み付くわけでもなく、威嚇するわけでもなく、ただただ鳴いている。 抱き上げて見るとまだ2ヶ月いってないくらいの子猫。 「うわ~、どうしよう」 抱き上げてから気がつくなって… とりあえずダンナに電話して迎えにきてもらう。 「うちにも猫おんのに…どうすんの。」 「そやけど、そばに親もおらんし、はぐれたんちゃうの?」 「んで、どうすんの。うちの猫とは接触させられんで、病気あるかもしれんし」 というわけで獣医さんに電話を入れる。 診療時間は終わっていたのだが、診てくれるとのこと。 急いで子猫を連れて行く。 連れて行って、まず健康状態をみてもらった。 「全然やせてないですね、これはかなり恵まれた環境で育ってますよ。」 耳の中も綺麗だし、下痢もしていない。 体重は350g。三毛の女の子。しっぽはピンと長い。 「どうします?おうちで飼いますか?」と獣医さん。 もう1匹飼いたかったのはやまやまなのだが、ちょっと今は無理かも。 「里親を探します。」 とりあえず大きなケージを貸してもらって、家に連れ帰る。 ケージに入れてから、にゃーにゃーと騒ぎ出す。 ケージ越しに指を入れて体をなでるとごろごろ言って喜んでいる様子。 にゃぁとご対面。 にゃぁには接触させないように一回り大きなケージをダンナに買ってきてもらう。 それを待っている間、にゃぁが近づき過ぎないように見張らなくてはならなかった。 柵越しに子猫を見て第一声、「ふ~!!」…怖がらなくても… それでも興味はあるようでずっと子猫を見ている。 「触っちゃダメだからね。」 「ひゃ」 一応わかったのか…? にゃぁがいじけてしまわないように、常ににゃぁと話しながら子猫を見ていた。 「ほら。小さいね。にゃぁはお兄ちゃんだからいじめないでね。」 「ひゃ」 獣医さんからもらったドライフードをふやかして食べさせようとするが、うけつけない。とにかくケージから出たくて仕方ないのだ。 でもこのまま何も食べさせないわけにもいかないし…。 山羊の粉ミルクがあるので、それをお湯で溶いてお皿に入れるが飲まない。 というか、外に出たくて他のものは眼中にないご様子。 「う~ん、どうすりゃいいんだ」 ふと、先代のにゃーに注射器で食べ物を飲ませたことを思い出す。 にゃぁに薬を飲ませるのにもらっていた小さな注射器があったっけ。 ミルクを新しくして、注射器で吸い、飲ませる。 が、興奮してて飲まない。「出せー!出せー!」と連呼中。 仕方ないのでにゃぁに廊下へ出てもらい、子猫を抱いて注射器で飲ませる。 ちょっとは飲むのだが、叫ぶのと動くのとでなかなか量を飲まない。断念。 「コンビニで缶詰買ってくるわ。」 近くのコンビニにあった猫缶、みごとにマグロばっかり。 「うわ、こんなのしかないのか~。」 しかたなく○ャラットの小さめの缶詰タイプを一缶購入。 どれだけ食べるかわからないので、まずティースプーン1杯。 お皿に入れて出してみるが、興奮状態にあるので見向きもしない。 ちょっとつまんで口元に持っていき、口に入ったとたんケージの柵をかじりだした。 「お?こりゃいけるかも」 お皿をケージの中に入れて鼻先に持っていってやっと、食べ物と認識。 お皿をかじりながら食べ始めた。 「うにゃぅ、にゃぅ、んにゃ、んにゃ」 子猫ってそういえばしゃべりながら食べるんだったなと、先代のにゃーの子猫の頃をちょっと思い出した。 食べ終わるとまた「出せー!出せー!」 もう1回同じ量を食べさせた。 またうにゃうにゃ言いながら食べている。おもしろい。 とにかく里親を見つけなければ。 今のところインターネットで2件掲載してもらった。 明日にはダンナの職場と私の会社で何人かに聞いてまわろう。 http://www.satoya-boshu.net/cgi-bin/touroku/2cr.htm ↑ のサイト、東北を選んでC20728が拾った子猫です。 誰かもらってくれる人いないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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