カテゴリ:お題なし
先日から漆器に関する本を読んでいる。
「漆器とはなんぞや」というものではなく、普段使いの器としての漆器。 今使っている器類は、ダンナと私が結婚前から使っていたものや結婚祝で貰ったもの、フリマで買ったものなどなど。 はっきり言って統一性は全く無い。 しかもあり合わせのものもあり、う~むと思っていた。 うちで購読している新聞にももせいづみさんのコラムが載っているのだが、 そこでなるほどと思う一文に出会った。 「40を過ぎれば、自分なりのライフスタイルは決まってきているわけで。」 まだ40は過ぎてないんだけど、そうだよな~と妙に納得。 自分の好きなものって確かにある程度決まってきてるかも。 そして家の食器を見て、どうしたいかを考えたのだった。 昔から木の物が好き。 家にある家具もなるべく木製のものを選んでいる。 だが、統一性をもたせるとしてどうしたらよいかをずっと迷ってきた。 エスニック系も好きだし~、和風も好き~。 でもカントリー系もなんとなく好き~。 …どうしよう。 というわけで、ここ数年かなり適当に悩んできたのだった。 まず食器からかな、と軽く考えていた部分もある。 でも何がよくて、何が必要なのかもピンとこなかった。 だから「器」に関する本をいくつか眺めてみた。 そうすると、私が欲しいものが少しずつ見えてきた気がする。 欧米のものが良い!とばかりも思わない。 全て和のものが良い!とも思わない。 だけど、シンプルでいろいろ使いまわせるものが欲しい。 そう気がついて、そういう目で本を眺めると…見えてきた! 私が欲しいのは、漆器だった。 とてもシンプルな実用のものが好みに合うのだった。 中でもこれいいな~と思ったのが、禅僧が使う応量器という入れ子の器。 岩手には浄法寺塗という漆器がある。 瀬戸内寂聴師が住職を務めていた天台寺のお膝元。 応量器ではないが、ここの椿皿がとても美しく、使ってみたいと思う器だった。 というわけで、今日は朝から漆器めぐり。 まず北東北の作家の作品が一箇所で見ることができるということで、十和田湖畔のゆずりはというお店に行った。 ここで浄法寺塗と、盛岡近郊の東北巧芸舎の漆器が見たかったのだ。 東北巧芸舎の入れ子の器がとても気に入った。 次に浄法寺塗を見たくて、浄法寺町へ。 ひっそりとしていると思っていた町なのだが、なんだか観光バスがたくさんいて騒がしい。 「???」 「あ、もしかしたら…」 やっぱり、寂聴さんの青空法話の日だった。 見に行ったお店は法話を聞きに行った人たちでごった返していた。 法話を聞きに来ている割には、品の無いおばちゃんが多くてうんざり。 そそくさと見て、盛岡へ戻る。 材木町で光源社と伝統工芸品のお店を見る。 あんまりピンと来るものがない。 なぜかって…引き出物用みたいなのばかりだったから。 ここで日が暮れたので、今日の探索はおしまい。 まだ気になるお店がいくつかあるので、全部まわって考えることにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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