カテゴリ:暮らし
先日日記に書いた弓田氏の本。
あれから弓田氏の書いたHPでのコラムにちょっと衝撃を受けていました。 内容については、「言いたいことはわかるのだけど…」という感じ。 なにしろ非常に「激しい」文章なのです。 有名な料理家を名指しで批判していたり、お店を名指しで批判していたり。 そこまでするかな~、とかなりドン引きでした。 しかし、彼の言いたいことを理解するには作ってみなければ。 ということで、やっと重い腰を上げて作ってみました。 といっても、かなり簡単に味噌汁のみ。 実は、私にとっては「つぶつぶ」の世界も捨てがたいのです。 なによりおいしいから。 なので、色々な人のいいとこ取りをしようと決めました。 マクロビオティックに共感する部分、つぶつぶ未来食に共感する部分、 辰巳芳子さんに共感する部分、弓田亨氏に共感する部分。 自分が良いと思ったものを取り入れて「自分なりの食事」を作ることが大事だなって。 なので、今日の夕飯です。 玄米ご飯に、左上が男前豆腐、右上が里芋の粟煮、そして大根と人参の味噌汁。 このほかに蓮根と打ち豆のキンピラもあります。 この味噌汁、目から鱗が落ちました。 私、実は家で煮干だしの味噌汁を作るのは初めてでした。 先週、楽天のおのみち発北前船の贈り物というところから買ったいりこを使ってだしを取りました。 これがおいしい! 実家では市販のだしの素を使っていたし、「煮干は頭やワタを取らないと生臭くなる」というのを聞いていて敬遠していたんです。 かといって、鰹節と昆布で煮出すのも後始末がめんどうで。 だけどこれは、いりこを水に漬けておいただけ。 だし汁を鍋に入れて、だしをとったいりこは刻んで一緒に鍋の中へ。 そこへ昆布を細切りにしていれて、野菜と共にぐつぐつと煮ます。 野菜に火が通ったら味噌を入れます。 ここで、味噌を入れる前に味見。 全く生臭くないです。しかもいいだしが出てます。 そして味噌を入れると、ものすごくコクのある味噌汁が出来上がりました。 こんなに美味しい味噌汁飲んだことないかも。 ここで私なりに考えたのが、だしの素っていらないってこと。 だしの素って、糖分が入ってるんです。 糖分によって旨みを補っているというか、これでコクを出しているというか。 甘みとして感じなくても、知らないうちにかなりの量の糖分を口にしているんだなと思います。 さ、そんなことはさておき。 今日はこのおかずがおいしかったです。 以前、NHKの番組で「里芋の皮は包丁でむかない」というのを見て以来 里芋の皮はむいていません。 アルミホイルを丸めたものでごしごしとこするだけ。けっこう白くてつるんとなりますが 皮はむけていないのです。 こうやって煮た里芋はねっとりほくほく。 大きいものは四つから八つに切り分けて、昆布と共に水から煮ます。 沸騰したら、洗っておいたもちあわと塩、醤油を入れて杓文字でかき混ぜます。 水気がなくなってきて、なべ底が見えるようになったら蓋をしてとろ火で15分。 その後火を消して10分蒸らして出来上がり。 もちあわのとろみと里芋のねっとりほくほくがおいしいです。 近頃また外食続きだったのと(汗)、風邪をひいたのか、胃の具合が悪いダンナ曰く、 「久しぶりに家の正しいご飯だ~」 うん、これが我が家のスタンダードですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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