カテゴリ:暮らし
5月1日号のku:nelを久しぶりに手に取りました。
以前は定期購読していたのですが、雑誌の整理のために解約。 どういう内容のものが出ているかはあまり気にしていなかったのですが 今回の「おっ、いい器。」に反応しました。 なぜ反応したか… 「応量器が美しい理由」とあったから。 漆器に興味を持ち始めて、一番欲しいと思った器なのです。 けれど、やはり持つには覚悟がいるような気がして。 お値段のことよりも、きちんと使うにはそれなりの覚悟がいるのではと。 応量器とはこんな器です。 禅宗の修行僧を雲水というのですが、旅から旅を続ける中で生まれた器だそうです。 入れ子になっていて、外側の一番大きな頭鉢(ずはつ)と呼ばれる器で托鉢をし、それも含めた器を使って食器にもします。 応量器という名は曹洞宗での呼び名。 臨済宗では持鉢(じはつ)、黄檗宗では自鉢(じはつ)というのだそうです。 曹洞宗の開祖、道元が「頭で知を学ぶだけでなく行、身を持って行う生活すべてが大切な修行である」と説いたとのこと。 「いまここ」にあること、「いまここ」で「ひたすら」に生きることに集中することが大切なことであると自分なりに解釈しました。 あたりまえのことが一番おろそかになりやすい。 このことにこころを集中させて生活することが大切なことなのだと。 ku:nelの記事の中で禅僧の方がこうおっしゃっているのが印象に残りました。 「この世のものは、それぞれ違って、しかも同じひとつの普遍の命だということです。我々は皆つながっています。」 最近手にしたいろいろな書籍で同じようなことを何度も読んでいたのですが 改めて自分の好きな器の記事からこの言葉が導き出されるのは感慨深いです。 そして最近の自分の生活に思いをはせ…かなり深~~~く反省(笑) それにしても、こういう器に魅かれるって…私の前世って雲水だったのかな~(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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