カテゴリ:お題なし
ひと月前までの私は、今はどこへ行っているんだろう。
仕事が生活の大半を占めているので、仕事の時間によって生活が決まっていた。 残業が多ければ、食事の時間もままならずに外食が続くことも多かった。 今もまた残業続きで、外食が増えてきてはいるけれど… 格段に変わったことの一つ。 玄米を炊くことが楽しみになってから、(身体があまりにも疲れてるときや、ご飯のストックがあるときは別として)早起きしてご飯を炊いていること。 お弁当は玄米ご飯のお握り。それが楽しみになっている。 以前はそのお米を炊くことすら億劫だったときもあるというのに。 そして、ぬか漬けに挑戦してみていること。 もともとチャレンジャーではあるので(笑)、興味のあることには手をつけてみるのだけど ぬか漬けには手を出さなかった。 キムチを漬けたり、甘酒を作ったり、梅干を漬けたりするのは手間は掛かるけれど 毎日の仕事ではないから、気が向いたときにでも出来る。 でもぬか漬けとなると、ぬか床の手入れが大変だし…と二の足を踏んでいた。 それに、実家ではぬか漬けが食卓に出てきたことがほとんどなかったのだった。 漬物は切らさない家ではあったけれど、母がぬか漬けをしなかったので出てこなかった。 後年、父がぬか漬けを作って食べていたがしょっぱいだけで美味しくなかった。 なのでぬか漬けには良い思い出は皆無。 けれど、むそう塾でmyさんが出してくれたぬか漬けを食べてみたのがきっかけ。 いつかは中川さんのぬか漬けを食べてみたいけれど、それまではなんとか自力で! とチャレンジしてみたのが1週間前。 炒りぬかを手に入れて、沸かした塩水を混ぜ込んで。 初めて口にした炒りぬかは甘くて香ばしくて黄な粉みたい。 塩を入れてもその甘さはほんのりと香ばしく鼻に抜ける。 捨て漬け用の野菜、最初はカブの葉。 次に大根、人参。 1日2回ぬかをかき混ぜていくうちに、発酵した匂いがしてきた。 ただしょっぱかっただけの捨て漬け野菜たちに酸味と塩味がまろやかにまとわりつく。 今日辺りから美味しいと感じるようになって来た。 ぬか床が愛しいと思える私ってどうなんだろう…。 こんな私はひと月前からは想像できなかったな。 私はあの日、秋田で「本物」を体験したんだと思う。 そして、そのことが私に力をもたらした。 先日のオーラソーマのコンサルでも出て来たけれど 過去の自分から自由になるための足がかりをむそう塾で得た。 そう思える自分がとても嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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