ホールで出会ったスロット仲間達02
マイケルよく行くホールには目が合うと金縛りになる、マイケル・ジャクソンがいます。そのおばさんをマイケルと名付けたのは、銭形を打ってる時でした。俺の右横にやけにスローで打つ、猫背なソバージュが座りました。不二子出まくりの良さげな台で、俺は「6っぽいな。もっと早く打てば良いのに。」と思いつつ暫らく打っていました。けど、右横がやけに気になる。演出一つ一つをかみ締めるようなスロー打ち。コインサンドに千円を入れてる時、右横を横目で見ると一瞬背筋が寒くなった。「この人、どこ狙って目押ししてんだ!」第一ボタンチェリー無視の不気味な目押し。第二ボタン不気味な目押し。第三ボタン不気味なマイケル。ちらと見た顔がマイケルそっくりで、ちょっとやつれている感じに見受けられました。夜8時、設定6の札が刺さってもマイケルのスロー打ちは変わりません。マイケルの銭形は好調そのもので、すぐにコインが溜まり、不器用にコインを箱に入れるもポロポロこぼしていました。基本的に弱い人をみると放ってはおけないんですが、コインを拾ってあげることが出来なかった。余計なことをすると、ひっかかれる気がしたので。そうこうしていると、俺の台が565Gを抜けたので、もう止めようと2箱手に取り店員に渡した瞬間、画面越しにマイケル、不気味にニヤリ。真意は判らないが、「お兄さん、お疲れさま。」と微笑みかけてくれたと勝手に感じました。「ありがとうマイケル。今度はコイン拾ってあげるよ。」と少し反省し、心に思いその場を去りました。その時は友情すら感じていたのだが・・・。ホールで出会ったスロット仲間02=不気味な目押し、マイケル。