カテゴリ:リコスペ
ゴンドラ
ハネムーンもいよいよ4日めに突入した。 今日の最初の予定は、午前中のうちに初日から3泊したベラージオホテルを離れ、 2つめのホテル、ウィンラスベガスホテルへの移動。 ウィンはオールスイートルームで、ベラージオより高級なホテルらしい! ホテルの移動も、旅行会社の人がロビーまで迎えに来てくれて、 そこからタクシーを走らせ、またウィンに入った後チェックインなどなどの手続きをしてくれるという。 楽でいいのう。 (^ω^) 連日の寝不足で重たいまぶたのまま、チェックアウトの支度をするリコたち。 片付けていると、ベッドの横のテーブルにたくさんのチョコレート(4センチくらいの正方形の)が積み重なっているコトに気づく。 「も、もしかして…!!」 このチョコレートを見て、思い出さないワケがなかった! 前回の日記では文字数がオーバーしたためにカットしちゃったけれど、 Oのショーへ行くために部屋を出ようとした時、 まるでリコたちの部屋に今にも入ろう…としているような形で、 知らないおばさんとカチ合ったんだよ。 何かと思ったら、いきなりチョコレート欲しいか聞いてきて、 欲しいって言ったらくれたの。(もらったんかい!) ショーまで時間が迫ってたからそのままリコたちは小走りにエレベータへと向かい、 それでもそのおばさんが気になって後ろを振り返ったら…もう廊下にいなくて。 もしかしてリコたちの部屋に入った!? オートロックでしっかり閉まったの確認してないし…! エレベータに乗った後で猛烈に不安になってSちゃんに言ったんだけど、 「ベラージオの従業員だろ」 「でもあんなとこで何してるだ?怪しくない?」 「チョコ配ってるだら」 「そんなぁ~」 結局そんなリコの不安はショーの中盤まで続いたのだよ。 まぁSちゃんがシルクドソレイユに仲間入りしたシーンからは興奮してすっかり忘れてたケド。(話、誇大化) とにかく、チョコレートを使った窃盗犯かもしれないと思ったんだよ! だってこのホテルだら? カリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンが来たのって。(オーシャンズ11より) 結局心配で、ショーが終わってからレストランに行く前に1回部屋に戻ったんだけど、 何も盗られた様子もなく。 …というその不思議なおばさんのくれたチョコと全く同じものがベッド横にたくさん置いてあったモンだから、 ビックリしたんだよ。 もしかしたらホテル内では1日に何回か、 部屋を見回りに来ているのかも…と思った。 こないだお昼近くに起きた日も出かけようとしたら、 部屋の廊下側ドアのノブに「起こさないでね」みたいな札がかけてあって、 Sちゃん気の効いたコトやるなぁって思ったら、Sちゃん「これなんて書いてあるだ?」なんて言ってたし、 きっと掃除とか必要品の補充に従業員が出入りしてて、 その時に従業員がチョコレートを忘れているんだろうと推測した。(どんだけ!) しかもこのチョコレート、食べたらすごくおいしかったよ。 (^ω^) ロビーでリコたちのためだけに来てくれた旅行会社の女性と落ち合った後、 「日本円を$に換えたい」という話をしたら、 ベラージオがラスベガスでも1番じゃないかってくらいレートが高いというコトを教わり、 ちょっとだけ時間をもらって、Sちゃんが日本から念のため持ってきてた4万円を$札にチェンジ。 しかし、まだ大してお土産も買ってないのにおこずかいあっという間になくなったのう… 4万円は大事に使おう。 「カジノでほとんど使っちゃったんですよ~」 「そういうお客さん多いですよ」 そんな話をしながらホテルの玄関を出ると…タクシーを待つ観光客が列をついて並んでる! うわぁ、大して遠くないウィンに行くのにこんなに待つのか!と思ったら… いきなりタクシーの乗り口にいた体格のいいジェントルマンに旅行会社の女性が話しかけ、 1台のタクシーがリコたちの前に横付けされた。 「?」 「どうぞ、乗って」 「えっ…!?」 VIP待遇、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!! おこずかいすっからかんになるまでカジノで使った優遇か!? 不思議に思いながら乗った後、ウィンに向かってる最中にその女性に聞いたら、 こうやって旅行会社のお客を空港からホテルに運んだりホテル移動でタクシーを利用する時に、 チップを結構多く渡してるみたい。 そのおかげで、すっかり名が通って、 他のタクシー利用客より優遇してもらえるコトがしばしばあるんだとか。(ほほぅ) アメリカナイズ(懐)されてるぜ! タクシーで走行中、ストリップ通り沿いに窓からバーガーキングらしきものが見えた。 そう言えば、サンフランシスコの空港でバーガーキング見た時はおなかイッパイで行けなかったっけ。 今日あたり行きたいなぁ。 ウィン到着。 部屋がオレンジ色一色だったのは「?」だったけど、 なかなかおしゃれな部屋だよ。 しかも…結構高さがあって、広いガラスの向こうに景色が広がってたんだけど、 近くにホテルを建設中とかで、工事現場が丸見えだったのがちょっと残念だった。 しかもおっちゃんたち(ちいちゃくて見えないけど勝手に予想)働きまくってるし、何だか申し訳ナイのう。 ところがSちゃんは… 「すげぇッ!クレーン、でけぇぇ!おもしろいな、あれなんだ…!?」 職業柄か、アメリカの工事現場に興味深々。 そう言えば昨日もm&mの帰り道にストリップ通り沿いの大きな工事現場、写真撮ってたっけ。 (ノ∀`*) そうそう、ベラージオもウィンも部屋の鍵はカードキーだったんだけど、 ウィンのはリコとSちゃんの分に、クレカみたいにそれぞれ名前が打たれてて驚いたよ。 チェックアウトの時に返す必要もなく、持って帰ってイイみたい。 記念になるねっ! さてさて、移動を終えたリコたちは早々にホテルを出て、 早速お隣のホテル、ベネチアンへ…! このベネチアンはハネムーンの行き先にラスベガスが決まった最初に宿泊を考えてたホテル。 ウィンと同じくオールスイートルームで、ウィンと並んで最高級グレードらしい。 イタリアのバリスがテーマらしく、中に入るや否やそのイタリア風の内装に目を奪われる。 …って、イタリア風がどんなんか知らんけどとりあえず言ってみた。 ( ゚Д゚)y─┛~~ ベネチアンに来た目的は、リコがずっと乗りたい乗りたいと言っていた…ゴンドラ! ベネチアンの屋外と屋内に水路があって、 そこでゴンドラに乗るコトができるらしいのだよ! これが結構人気みたい。 屋外コースか屋内コースかを選ぶのだけど、外とホテル内を見て比べてみると、 外も楽しそうだけど、冬なのにこの突き刺さりそうな強い日差しに目をしっかり開けてられなそうだ! 「え~、ホントに乗るの?」 あまり乗る気じゃないSちゃんを引っ張って、外のチケット売り場へと向かう。 このゴンドラのチケット代が結構高くて、屋内と屋外に若干違いがあるけど、ひとり約$12~15!! チケットはディズニーとかのファストパスみたいに、ある程度の時間指定で、 それまで1時間くらいの空きがあったモンだから、ホテル内を散策。 ホテルが高級だからなんかブランドっぽい高級そうなお店ばっかりで、手が届かんかった。 高級チョコレートのゴディバもあったよ! ゴディバと言えば、妹がホワイトデーに彼氏からそこのチョコ20粒くらいの詰め合わせみたいなのもらってて、 1粒もらったら結構おいしいから、いくらするのか聞いたら「6千円」って答えが返って来て、 チョコ吹きそうになったコトがあったっけ。 いくらおいしいとは言え、チョコレートに6千円って… リコなら服買うよ。しかも2着。(安っ) それにしても、ちょっと歩いてるだけで喉がカラカラ。 ラスベガスが砂漠の真ん中にあるだけあって、かなりの乾燥を感じるのは事実。 元々肌が弱いSちゃんとリコも、4日めとなると全身カッサカサで、 とにかく笑えるくらい喉が渇く。 日本では欠かさず飲んでるお茶もここラスベガスでは飲めるワケもなく、 コンビニで水のペットボトルを買ってしのぐ。 屋内の水路沿いのベンチに座って水を飲んでいると、 何やら怪しげな何とも言えない歌声が聞こえてきた。 何かと思ったら、向こう側から水路をまったり走るゴンドラが。 大声で不思議な歌を歌うオッサンがゴンドラを漕いでいる。(汗) もちろんゴンドラには数人のお客さんが乗っていて、 周囲の買い物客がその歌声のせいか、ゴンドラに大注目。 「おいっ、リコ…あれすげー恥ずかしくないか!?」 「だ、大丈夫だよ」 「だってすごいみんな見てるぞ」 内心これはちょっと失敗したかも!!…と思ったけど、 どうしても乗りたいとリコがせがんでチケットを買っちゃったモンだから、 恥ずかしい気持ちを抑え、Sちゃんとゴンドラ乗り場へ。 そこで順番を待ってる時、後ろに並んでた知らないアメリカ人夫婦が話しかけてきて、 リコが手に持っているチケットを「それ何?」みたいなコトを聞いてきたモンだから、 チケット持ってないのに並んでるんだ!と思い、 必死でチケットをまず買うって話を伝えたんだけど、 ありえんくらいリコのダメダメ英語が全く伝わらず(!)、 リコが何回も説明した末、キョトンとしたまま「まぁいいや、サンキュー」みたいなコト言われて、 案の定その夫婦は、ゴンドラ乗る時にチケットなきゃダメだと帰されてた。 だからあんなに言ったのに!!(通じてないワケだが) 親切心が伝わらないなんて、言葉の壁はデカイ。 いよいよゴンドラに乗り込み、 まずは「後で買ってね」と写真を撮られた後、太ったオッサンの誘導によりもう1組の夫婦と一緒にゴンドラが動き出した。 「このおじさんも歌うだかね?」(小声) こういうのを恥ずかしいと思うのはシャイな日本人特有なのか、 同じく他のゴンドラに乗っているお客さんは、知らないお客さんに手を振ったりする辺り全然恥ずかしそうじゃない。 それでもイタリアの街並みのような外観で並ぶショップがおしゃれで、写真をパチパチ。 と、突然オッサンが英語でしゃべり始めた。 それを聞いて、一緒に乗ってる夫婦が笑い出すんだけど… 何言ってるか全然わかんねぇ!! (´;ω;`) 気の効いたギャグでも言ってるんだろうけど… オッサンごめんよ、笑えないとかじゃないんだ。言葉がわからないだけなの。 それでもオッサンにどこから来たのか聞かれ、「From Japan」と答えたら、 「日本は美しい国だよね」みたいなコトを言ってくれたのだけはわかった。 屋内と言っても、ショッピングモールの中の水路を往復するだけのコースらしく、 Uターンする辺りで、ついにオッサンが歌い出した。 「♪オーーーー ナンチャラチェーラ ナンチャラ~~~」 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!! 後で調べたら、これはイタリア民謡を歌ってるらしい。 とにかくオペラ歌手ですか?ってくらい声がデカくて、 当然買い物客から大量の視線を浴びるコトに。 めちゃんこ恥ずかしくて、顔が真っ赤になったよ。 ベネチアンのゴンドラライト、楽しいけどやっぱり恥ずかしかったな。 <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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