カテゴリ:リコスペ
ガーリックトースト
ゴンドラを楽しんだ後、 そろそろおなかもすいてきたリコたちは、 ベネチアンのホテル内にある、フードコートのような所を見つけ、 そこで昼食を取るコトに。 色んなお店があって迷ったけど、 ファーストフード店っぽいピザ屋さんで、 トレイを持って左から右に移動して行き、 好きなピザやサラダやドリンクを取って載せ、レジ…というお店に決定。 これならチップも払わなくて良さそうだ。 「コンボセット、$10だって!それでイイじゃん」 「そだね、それにするか!」 2人でトレイを手に取り、順番にカニさん歩き。 中にいたお店の人であろう太っちょのお姉さんが声をかけてきて、 「まずはフライかサラダか選んで~」というようなコトを言ってきた。 Sちゃんはフライを取り、 リコは笑顔でごまかしながら「サラダで」とサラダをトレイに載せる。 すると、フライを取ったSちゃんには話しかけず、 その太っちょのお姉さんがサラダを取ったリコにさらに話しかけてきた。 サラダの隣に並んでるガーリックトーストを指差して… 「ナントカカントカ!ナントカカントカナントカカントーカ!」 (´・ω・`) ? 何を言ってるのかさっぱりわからず、 すでにピザを取りに進んでるSちゃんを横目に不安そうな顔でいると、 とびっきりの笑顔でそのお姉さんがガーリックトーストをトングで取った。 もう一度同じセリフを話してくれたお姉さん、 「あなたはサラダを選んだから~」という部分しか聞こえない。 3度めにようやく、 「サラダにはこのトーストがついてくるんだよ」と言っているコトを理解! 「あ、そういうコトか~」と笑いながらリコがOKすると、 お姉さんはそのガーリックトーストを紙袋に入れ、リコのトレイの上へ。 するとまた何か言いながら、もうひとつガーリックトーストを渡してきた。 えっ、2個もついてくるの!? お姉さんはニコリと笑ってウインク。 なんかまたごにょごにょ言ってるけど全然わかんねぇ。 だいたいこの惑星の人はなんでどう見ても言葉がわからんような顔のリコたちに、 もうちとゆっくり話してくれないんだろう。 (お前はどこの惑星から来てるんだ!) リコがおそば屋さんでバイトしてる時なんか、 外国人が来ると、他のバイトの子が慌ててリコを呼びに来て、 リコもへたくそな片言の英語で一生懸命メニューを説明したモンだったよ。 「Tenpura!」と言うとたいていの外国人は反応して、 エビ天の載ったそばを勝手に勧めたりしてたっけ。 そんな数年前の高校生時代の思い出はともかく(オイ!)、 これからピザを選ぶというのに油っこそうなガーリックトーストを2個も渡され、 コンボセットやけに多いな…と思いながらも、 これだからアメリカ人はカロリー取りすぎちゃうんだよ~と実感し、 ようやくSちゃんのいるピザのところまで追いついた。 すでにピザを選び終わってるSちゃんがリコのトレイを覗き込んだ。 「おい、何そんなの買ってるよ!?」 「なんかね、サラダ選ぶとついてくるんだって」 「あ、そうなの?」 「うん。それでピザも…ってかなり多いよね」 「お前食べ切れないら」 最後にドリンクを取った後、ようやくレジへ。 会計を一緒にしてもらい、 そのトレイを持ったまま2人で近くのテーブルへ歩く。 でも、リコはあるコトに気がついた。 「ねぇ、なんで$26?」 「え、そんな取られた?」 「うん、だってコンボセットって$10だよね?」 不思議に思いながらレシートをよ~く見てみると… 「COMBO SET $10.00 COMBO SET $10.00 Garlic bread $ 6.00」 オーーーーイ!! オイオイオーーーイ!! (*゚Д゚*) ガーリックトースト、別料金になっとる!! Sちゃんがすさかずリコにツッコむ。 「なんで?お前、サラダについてくるって言われたんだろ!?」 「うん…」 「おかしくない?」 「ついてくるって…言われたような気がしただよ」 「……」 怪。 ここラスベガスに来てから、 リコの英語はなんだかんだ怪しいとは我ながら思ってた。 ついに…やっちまったか! (ノ∀`*) 「お前、騙されてやんのー!!」 Sちゃん大笑い。 フライではなくサラダを選んだリコに、 「それで足りる?」とガーリックトーストを勧めてきたのかもしれない。 サラダがどーのこーの言ってるから、 てっきりリコは一緒についてくるモンだと。 「ん~もう~!だったらこんな食べきれないのにいらんかったよぉ」 「お金払ったんだから、ちゃんと食えよー!」 あぁ、言葉の壁は厚い。 しかも、このピザもこれまた食べきれない程デカイ。 結局ガーリックトーストは一口も食べれず持ち帰るコトにしたんだけど、 これからまだ買い物してまわるのに油のしみこんだ紙袋では…と思い、 さっきのお姉さんのところに懲りずに行き、 「えーーっと、Please give me ビニールバッグ!」 「What?」 「ビニールバッグ!」 「ビニル?」 全く伝わらず、ジェスチャーしながら「白くて~買い物の時に~」と必死で説明していると、「!」という顔をしてお姉さんがようやく手提げのビニール袋を出してくれた。 「そうそうコレ!Thank you!」 すると… 「これはビニール袋じゃなくて、プラスティックバッグって言うんだよ! プ ラ ス テ ィ ッ ク バ ッ グ!」 と、お姉さんから激しいツッコミが。 へいへい、わかったよぉ~リコが悪かったよ。 (´A`) もっと英語勉強しとけば良かった。 今度いつか来る時はペラペラしゃべれるようになってやるー! その後ストリップ通りをブラブラしながらあちこちのホテルを回ったり、 ホテルミラージュのホワイトタイガーを見たり、 ちょこっとだけカジノをやったりしたのだけど、 そんな中やっと気づいた。 リコたちが3日で大負けしたベラージオのカジノは、 ラスベガスの中でも結構レートが高いんだ…! 他にもっとレートが低いテーブルゲームをやっているカジノなんかが、 その辺にゴロゴロとあったよ。 そうだよな~ベラージオもウィンのカジノもお金持ちばっかりいたモンな。 それに気づいてもすでにテーブルゲームに手が出せる程手持ちがない2人、 スロットマシーンをやり始めたSちゃんと離れ、 リコはブラックジャックでもゲームのブラックジャックをやり出した。 これが案外楽しいの! それでもなんだかんだでまた2人で$50くらい使ってしまい、 これはいかん!とまた買い物に戻った。(汗) それにしても、この間の歩く距離がハンパじゃない。 スタート地点であるウィンからどれも目で見える場所なのに、 実際歩いてみると思ってる以上の距離があるんだ。 これは初日に旅行会社の人が言ってたけど、 建物すべてのスケールが大きいから、ある種の目の錯覚に陥るらしい。 やっとこさウィンとストリップ通りを挟んで正面にある、 ショッピングモール「ファッションショー」に到着。 なんかお店がイッパイ入ってるみたいだから行ってみたかったんだ。 その来る途中で写真を撮ったのは、 トレジャーアイランドというホテルの前にある、海賊船。 夜になると1時間半置きにもうひとつある海賊船とのバトルという、 無料のショーが開催されるらしい。 ファッションショーの中は、 日本のデパートとは比べ物にならない程、とにかく広かった! 数え切れない程のお店がイーーッパイ。 たんまりおこずかいを持っていれば色々買い物できたけど、 リコたちが唯一財布を取り出したのは、 ABCストア。 最初コンビニかと思って何気なく入ったら、 ありとあらゆる物が売ってて、ビックリ! 他にはあまり見かけなかったお土産物もイッパイ置いてある! そしてなんと… 昨日カメラ屋さんで買おうと思ってやめた、 デジカメ用のSDカードを発見!! それが信じられないコトに、1GBでも$21という驚きの値段。 あまりの安さにSちゃんが手に取り、 お店の人に「$21、Really?」って聞いちゃってたモン! (´∀`) 安い安いと2人で騒いでおきながら、 どうしても安い物には裏があると思っているリコたちは、 「すぐ壊れるじゃないだ?」 「ホントに使えるだかね?」 店内で話し合い。 そんな貧乏くさい会話も、まわりにはわからない点が気楽なところ。 「まぁもし使えなくても、この値段ならしょうがないと思えるら」 というコトで試しにひとつ購入。 他、お菓子とか色々買ったよ。 こうして、大規模なファッションショーを出る頃には、 すでに日は暗くなっていた。 さほど離れていない例のトレジャーアイランド前を見ると、 少しだけ人だかりができてる。 「もしかしてそろそろ海賊船のショー始まるじゃないだ?」 「行ってみる!?」 少し離れてて、背があまり高くないリコは見にくかったけど、 なんかすごかったよ。 夕方写真に撮った海賊船が進んで出てきて、その中から男の人たちが登場、 もうひとつの海賊船からは女の人たちが登場、そこでバトル! 銃声みたいなのは聞こえるし、花火がバンバンはじけるし、 最後は男の人たちが乗ってた海賊船が…沈没。 無料ショーなのに相変わらずすごかったけど、 やっぱり1番はベラージオの噴水ショーかなぁ… 遠くに見えるベラージオを背に、リコたちは一旦ウィンへと戻った。 「なんか、さすがに日本食食べたくなってきたな」 「うん!リコも思ってただよ!」 さぁ、部屋に戻って日本食を探してみよう! <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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