「PCオーディオの最先端」、ティアックがDSD 5.6MHz対応USB DACなど「Reference 501シリーズ」3製品を発表
ITmedia LifeStyle 10月18日(木)23時40分配信
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「Reference 501シリーズ」の設置イメージ |
ティアックは10月17日、DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/32bitまで対応したUSB DACなど、"新世代のオーディオ"をうたう「Reference 501シリーズ」3製品を発表した。「春のヘッドフォン祭 2012」に参考出展したA4サイズのコンポーネントシステム。ブラックとシルバーの2色を11月上旬に発売する。
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※DVDメディア再生も可能
●デュアルモノーラル仕様の据え置き型単体DAC
UD-501は、USB入力に対応したデュアルモノーラル仕様の据え置き型単体DACだ。DSD 5.6MHzやPCM(WAVなど)の384kHz/32bitファイル再生まで対応しており、「PCオーディオの最先端と呼ぶにふさわしい」(同社)。もちろん、DSD 2.8MHzや192kHz/24bitの再生も可能。フォーマットを気にすることなく、PCオーディオが楽しめるという。DSDファイル再生は、ASIO2.1またはDoP方式によるネイティブ再生をサポート。アシンクロナス(非同期)モード接続も可能で、ジッターノイズを低減する。
またユーザーの好みに合わせて再生環境を調節できる機能を搭載。複数のデジタルフィルターやDSDアナログフィルターを備えたほか、192kHzへのアップコンバージョン機能もオン/オフが可能だ。
オーディオ回路は左右チャンネルの干渉を防ぐデュアル・モノーラル構成。それぞれのチャンネルにバーブラウンの「PCM1795」やMUSEの「ES8920」2基を採用した。電源部もトロイダルコアトランスを2基を使った分離構成となっている。
USB入力のほか、光/同軸のデジタル入力を各2系統装備。出力端子はアナログRCAに加えてXLRバランス出力を備えた。外形寸法は290(幅)×244(奥行き)×81.2(高さ)ミリ。重量は4キログラム。
●USB DAC内蔵プリメインアンプ
「AI-501DA」は、USB入力を備えたDAC内蔵のプリメインアンプだ。バーブラウンのDACチップ「PCM5102」を搭載し、最大192kHz/24bitまでサポート。PCとスピーカーがあればPCオーディオを楽しめる。もちろんMP3などの一般的なファイル再生も可能。アシンクロナス(非同期)モード転送にも対応している。
Class-Dアンプは、ノルウェーABLETECの「ALC0180」を採用。消費電力を抑えつつ(最大55ワット)、チャンネルあたり最大68ワットの出力を確保しており、本格的な大型スピーカーも駆動できるという。
そのほかの入力端子は、同軸デジタル、光デジタル2系統。アナログ音声出力も備えた。外形寸法は、290(幅)×81.2(高さ)×264(奥行き)ミリ。重量は4キログラム。
●DSDディスクを再生できるCDプレーヤー
「PD-501HR」は、いわゆるDSDディスク(.dsfファイルを書き込んだDVD-RやCD-R)の再生に対応したCDプレーヤー。PCがなくてもハイレゾ音源が楽しめる。
2.8M/5.6MHzのDSDファイル、最大192kHz/24bitのWAVなどに対応。ピュアモードをオンにすると、DSD信号のPCM変換を行わず、ダイレクトにアナログ化するという。「PCM変換では味わえなかったDSDならではの情報量を存分に楽しめる」(同社)。CDのほか、DVD-ROM、DVD±R/RWの再生も可能だ。
出力端子は、光/同軸デジタル、アナログコンポジットを用意した。外形寸法は290(幅)×81.2(高さ)×244(奥行き)ミリ。重量は4.2キログラム。