『しゃばけ』シリーズの第6弾『ちんぷんかん』を読みました。


ちんぷんかん / 畠中 恵
江戸有数の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、
今日も元気に(?)寝込んでいたが、日本橋を焼き尽くす大火に巻かれ、
とうとう三途の川縁を彷徨う羽目に...。
若だんなと鳴家の三途の川縁冒険譚に、若き日のおっかさんの恋物語、
兄・松之助の縁談に気になるあのキャラも再登場で、本作も面白さ盛りだくさん!
大好評「しゃばけ」シリーズ第六弾。

今回もBOOK OFFでGETしたのですが、
先日先に、第7弾『いっちばん』を読んでしまい、
読んでいない1冊分の内容が気になっていたので、今回も文庫本が発売される前に・・・・

そうそう、『いっちばん』では既に、松之助兄さんは結婚して新たにお店を構えた後で、
若だんなの幼馴染栄吉は修行に出されていて、若だんなから離れてくらしていて・・・

大事な部分をすっとばして『いっちばん』を読んでいたため、
ちょっと寂しい思いをしたので、ちょっと嬉しいです

今回は、三途の川にたどり着いてしまった若旦那が、
現世も戻るまでの話「鬼と小鬼」からはじまり、
松之助の縁談話があったり、若旦那の母おたえが父の藤兵衛との馴初め話・・・

私が一番好きな話は、最後に収録されている「はるがいくよ」。
この巻の一話で焼けてしまった長崎屋が立て直され、
新たに植えられた桜の大木から遣わされた花びらの精・小紅。
若だんなは、花びらであるが為に、人の何倍もの早さで成長する小紅の時間を
何とか止めようと奮闘するのですが・・・

とっても切ないお話です

7/31に第8弾が発売されます。

ころころろ / 畠中 恵

これは、発売されたらすぐに買っちゃいそう・・・




サワーチェリーのスコップケーキ/ ESPRESSO AMERICANO

長い時間本を読んでいると、あたたかい飲み物が欲しくなります・・・