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2009年11月14日
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この巻の文庫本化は、ずっと心待ちにしていたのですが、
いざ手に取ると、やっぱり寂しいです。

なぜなら、これがお江戸の『御宿かわせみ』最後の本だから・・・・涙ぽろり


御宿かわせみ34 『浮かれ黄蝶』 / 平岩 弓枝
麻生家に通う途中で見かけた新内流しの娘の視線に、思惑を量りかねる麻太郎。
ある日その娘がひったくりに遭い、その荷物を麻太郎が取り返してやるのだが...。
麻太郎、花世、源太郎たちが大活躍する表題作をはじめ八篇を収録。
次巻より、文明開化の東京へと舞台を移す人気シリーズ、「江戸のかわせみ」の掉尾を飾る一冊。


子供たちが賑やかしく、捕り物に首を突っ込み始めて、
締めはやっぱり東吾たちが・・・っていうのが、ここの何冊かのパターンですが・・・

しみじみ読んだのは、最後の「公孫樹の黄ばむ頃」
るいが祖母の故郷の市川の八幡へ仏事のために出かけた先の話のため、
いつもの面々は登場せず、しっとりとした作品になっていて・・・

37年前、るいが幼少の頃、母が歿ってまもなく祖母の実家の千本家に預けられたことがある。
その後、あまり期間を置かずに、るいの亡き父庄司源右衛門が迎えに来たため、
それ以来、市川に赴くことはなかったのだが、寺の住職から千本家の法事の知らせを受け、
るいは、37年ぶりに市川へ・・・

そこで、るいの記憶には残っていなかったが、
千本家はるいが滞在した翌年に一家四人が次々歿り、絶えていたことを知る。

37年ぶりに、事件の真相が・・・
それはあまりにも壮絶で悲しく・・・


江戸最後のかわせみだから、なにか特別な話かな・・・っと思っていたら、
そういう特別ではなく、るいさん一人でしっとりした話で・・・


『御宿かわせみ』は、私が生まれた年に始まったシリーズで、
それもあってか、私には思い入れのある作品です。

これ以降、明治の『新・御宿かわせみ』に・・・
 
もう、東吾や畝源三郎が登場しないことが、やっぱり寂しい号泣





読書のお供は・・・コーヒー

木いちごのクリスマスケーキ \420 & 本日のコーヒー
(コーヒーは、クリスマス ブレンドでした)

今年のケーキは、☆のチョコとホイップでツリークリスマスツリー


ホワイトチョコの下はピンクのスポンジが・・・ピンクハート
去年は☆の形だったんだけどね・・・

お味は・・・あんまり・・・しょんぼり
マックのコーヒーが美味しくなったように、
スタバのフードやデザートも美味しくなればいいのに・・・






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Last updated  2009年11月14日 23時36分36秒
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