久し振りに海堂さんの、『田口・白鳥シリーズ』の文庫本が発売されたので早速読みました。

もっとも、シリーズ以外の海堂作品はコンスタントに読んでいるし、
海堂作品は、それぞれ登場城人物がクロスしているので、
1年ぶりって感じはしないのですが

『チーム・バチスタの栄光』、『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』
に続く『田口・白鳥シリーズ』の4作目。
 
イノセント・ゲリラの祝祭 / 海堂 尊
『このミス』大賞を受賞した『チーム・バチスタの栄光』が、300万部を記録。
瞬く間にシリーズ累計780万部を突破し、
人気シリーズとなった田口・白鳥コンビ最新作の文庫版が登場!
『このミステリーがすごい! 2008年版』に掲載された短編「東京都二十三区内外殺人事件」
をプラスした全面改稿版。

医療行政の本丸・厚生労働省で行なわれた会議に、
不定愁訴外来担当の田口を招聘した厚労省の変人役人・白鳥。
迷コンビ、田口・白鳥が霞ヶ関に乗り込み大暴れ!?
現代医療のさまざまな問題点を鋭く描きだすエンターテインメント。


今回の作品は、病院での事故や事件ではなく、
病院を飛び出して、厚生労働省での検討会のお話。

ご存じ田口センセと、厚生労働省の火喰い鳥 白鳥室長と、
『ナイチンゲール～』にも登場する、男前の警視正加納達也も登場する。

内容は・・・というと、ほぼ厚生労働省の体質暴露。
これでもかってくらい、厚生労働省の事なかれ的＆保守的な面が書かれてます。
フィクションですが、作者の厚生労働省へのブチ切れ具合が見て取れるというか・・・

白鳥の暴走を止めようとする、厚生労働省からの対抗馬は、
白鳥の同期の『ミスター厚生労働省』八神直道。
国民のためではなく、厚生労働省のためにしか働かない彼に対抗するのは、
火喰い鳥 白鳥と、田口センセっと、田口の2年後輩の『ひねくれ彦根』こと彦根新吾。
彼は2年前のとある行動から、厚生労働省からは思いっきり排除された存在なのですが、
下巻の半分は、彼のゲリラ的独演会とでも申しますか・・・
誰も彼の理論・意見を覆すことができず

作者が厚生労働省に対して言いたいことを言いまくった作品って感じですが、
個人的には、病院が舞台の作品が読みたかったな・・・

  

読書のお供は・・・

バジルチキン&トマトサンド\320、 メープルチュロ\190
ラベンダー アール グレイ ティー ラテ(S:\370)

最近お気に入りのラベンダ～ラテは、やっぱりノンシロップで。
メープルチュロは温めてもらいました。
なんでも、2/1からスタバのティーラテのラインナップが増えるようで
コーヒー断ちをしている私にとっては、ちょっと嬉しい追加メニューです