『Sex and the City』を見てると、自分が今までしてきた恋愛や過ちが懐かしい。
今ではすっかり、あっという間に冷めてしまう恋愛しかできなくなってしまったけど、
なんだかんだと、キャリーみたいに引きずっていたこともあるし、
今も引きずっているからこそ、あっという間に冷めてしまう恋愛しかできないのかもしれない。
私が高校生の時に憧れたものは、大人の恋。
当時は、よく大学生かOLに間違われた。
思えば、制服は最悪としかいいようがないくらい、似合わなかった。
ませていて、よく大学生か社会人に間違われた私は、
調子にのって、10歳年上の彼をGETする。
どんなに見かけは大人に見えても、話せば私は高校生。
精一杯の背伸びをしたところで、限りがあるわけで、
それぞれがそれぞれを思いっきり振り回し、
その間彼は、海外出張への逃亡も図ったし、
私はそれをいいことに、別の男と付き合いもした。
その間に、私は高校を卒業して、こっちに出てきて途絶えた。
・・・が、渋谷の駅でばったり。
出張を終えた彼は、転勤でこっちにいた。
(もともと、転勤で実家の方に短期間いただけだけど。)
それからも、ずるずるとお互い別の恋人ができても遭っていた。
それぞれの恋人からは、クレームが上がったけど、
そこは似たもの同士で、その恋愛はどうでも良くなって、
気が付いたら両方ともシングルに戻っていた。
学校を卒業して就職して、その会社を辞めた時、
私は心も体もボロボロで、
心配になった彼は、私にプロポーズした。
今思えば、彼は35歳で仕事も脂が乗ってお年頃。
私も25歳で、一回目の結婚ラッシュ貧乏を味わった頃だった。
ところが、会社を辞めたら1日でボロボロでもなんでもなくなった私は、
何をして暮らそう・・・とワクワクしながら、次にすることを模索し、
スキーのイントラになるために、彼の前から消えた。
その後、私は自営業を始めて、人生最大のピンチに遭遇する。
その時に一番頼った人は、もうこの世にはいない。
彼は・・・と言えば、今でも忘れたころに遭ったりするけど、
相変わらずどちらも未婚のまま・・・
(いい加減、彼には誰かいい人と結婚して欲しいのだけど・・・)
『私はキャリー派』とか『サマンサ派』とか、
テレビで映画を見にきたファンの人達が言っていたけど、
彼との話だけをすると、キャリーかも・・・
もっとも、私はタバコはNGです。