17歳のカルテ
ウィノナ・ライダー アンジェリーナ・ジョリー ウーピー・ゴールドバーグ ブリタニー・マーフィー 、エリザベス・モス 、ジャレッド・レト 、ジェフリー・タンバー 、バネッサ・レッドグレーブ アンジェリーナ・ジョリーは、この作品で99年度のカデミー賞最優秀助演女優賞と、ゴールデングローブ賞最優秀助演女優賞を見事に受賞。破壊的なキャラクターを演じているアンジェリーナ・ジョリー、はまり役だ。自分が異常なのか自分の周りが異常なのか判らなくなっている主人公のウィノナ・ライダー、彼女の演技も見応えあった。出ているみんな(キャスティング)や、音楽や雰囲気も好きな映画なんだけど......ただ、なんか納得いかなかった点がいくつかあった。主人公のスザンナ(ウィノナ)は親友になったリサ(アンジェリーナ)に本音をさらけ出すことで救われ、「ここ(病院)より外(の世界)を選ぶ」と言って退院した。いつか必ず再会すると言って希望が見えた様にみえたのだけれど、あんなに冷たい医療体制でリサが救われる気がしなかった。とくにリサに対して「あんたは死んでるのよ!」と叫ぶシーンがあったが、もっと他に言える事はないの?と悲しくなった。(C)1999 - Columbia Pictures, Inc.- All Rights Reserved