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カテゴリ:漫画
すご~い懐かしいのを1冊。 双子のルカとアロイス。 双子だけれど全く性格も好みも違う2人。 ルカは優しくて穏やか、アロイスは勝気で頭もよく、好奇心旺盛。 でも、実はアロイスは母親のおなかにいるときに死んでしまって、 今はアロイスの精神(こころ)だけがルカの中に存在する。 しかしアロイスと会話するルカを見て、周りの大人たちは ルカが一人遊びをしているだけだと思っていた。 二人が成長するにつれ、アロイスの意識も成長し、 やがて身体(ボディ)を切望するアロイス。 ーー「語りたい・・僕が・・ふれたい・・僕の手で 抱きしめたいんだ 自分自身を」 そしてとうとう2人は・・★★ ラストの一コマ、 「ルカって呼ぶのやめてくれない? アローって呼んでくんない?そっちの方が好きなんだ」 と言うルカに対して、クラスメートは 「べつにいいよ! 集合のチャイムだ 行こうぜ!アロー!」 そして満足げに「・・・ん!」と言って微笑するルカ。 当時、この彼の表情にぐわ~~んと衝撃を受けた私@@ 既に30年以上前の作品なんですが今でも色あせずに私を魅了する、 映画でも見ているような気分にさせてくれる逸品です。 萩尾さんは昔から大好きで色々読んでますが(最近のはちょっと遠ざかってるんですが;;)多くの作品の中でも、これは短編ながら完成度の高い優れた作品だと思います。 私がもし映画監督できるならこれを撮ってみたいなあ、なんちゃって(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.12 01:00:26
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