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カテゴリ:漫画
お友達に借りて、何十年かぶりに(!)読み返してみました。 最近アニメになったと聴き、懐かしさにむせっていたところ、お友達がコミックの復刻版を買ったというので思わず「貸して~~!」(^^;) 昔は全部そろえて持っていたのですが手放してしまったんですよ~。 おお~~懐かしい~~ 絵はやっぱり古いけれども、内容は色あせていません。 今でも充分通用するストーリーです。 SFって、私は小学生の頃から大好きで色々読み漁っていました。 漫画も大好きだったんですが、女流漫画家でここまで本当の(?;;)SFっぽい漫画って、これが初めてだったんじゃないでしょうか。 これも、掲載した雑誌が少年誌だったおかげだとも思いますが。 同時期で言うと萩尾望都さんの「11人いる!」も衝撃でしたが、こちらはもっと人間心理のSF。 「地球へ・・」はメカやスケール的にも少年漫画してる~~と当時思いながら読んだ記憶があります。 設定も凝っていて、読み進むにつれ、ドキドキ、わくわく感が増してきて、 ラストを早く読みたくてやめられなくなります。 そのラストがまた衝撃的で・・うう~~ん、とうなっちゃいます。 作者の竹宮惠子さんは現在も京都の精華大学の漫画科(この名称は違うかもしれないです;;)で教鞭をとってらして、新入生にはいつも「地球へ・・」のコミックスと劇場版アニメの両方を観てもらって「演出の違い」についてのレポートを出してもらうそうです。 生徒達は「難しい」と言うらしいですが、それはいい題材だなあ~と思いました。 私は主人公のジョミーよりもキース・アニアンが好きなんですが 昔から私って主人公よりも、その敵役(?)みたいなの方が好きなことが多いなあ~と改めて思ったりして(笑) 人間が、ミュウという、超能力を持って生まれた人類を忌み嫌って排除するようになり、それを逃れて集まったミュウ達が反旗を翻す・・というストーリーなんですが、 それはまさに自分達と違っているものは認めない、人間のおろかさを表し、 また、地球の自然を壊して住めない惑星にし、人間をコンピューターで管理していこうとする人類に警鐘を鳴らしているといえると思います。 なかなか重みのある、内容の濃いSFだと思いますv まあ、こういうテーマはSFにはよくあるんですが その構成がいいんですよね~v まさに漫画史上に残る名作の一つだと思います。 劇場版アニメのDVDはこれです→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.10 23:48:22
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