足の速いのが活躍できる運動会
「暑いんだよチクショウ!!」なくらい暑い日、カオルの運動会でした。今回もカオルはリレーの選手になれたのでした。あんまり取り柄のないカオル。足の速さだけでも人から一目置かれたい。‘事なかれ’時代のいま、ただの短距離走で同じくらいの足の速さのお子たちを揃えて走りさせる。なのでカオルの短距離走のメンバーはリレーのメンバーとなり、なんだかなぁ、、なのでした。リハーサルでカオルは1番に。「オレが一番になったらみんな‘オレ本気で走ってねぇし’とか言うんだよ」と真に受けているカオル。「みんな負け惜しみ言ってんだよ。おれも~とか言っときな」なんて言いつつちょっと不安になる母。サッカーも野球もやってないカオルがなんで足は速いんだろう、とオットが。オレも足速かったけど学年で1番とかにななれなかったのに、とオットが。わたしもカオルのようにあまり‘取り柄’のないこどもであったが足はダントツに速かったのだ。学年で一番速い男の子と同じくらいに。生き写しのようなカオル。なんだかまた不安が。オットの走りの特訓が利いたのか、短距離走ではなんとか1等。でもギリギリで。「カオル~!!!!」なんて声を張り上げて喚声を送っていたわたしの隣で綱を持つ係りをしていた同じクラスの母親が「あれ、100メートル走だったら負けてるよ」と。この母親はこういうモノの言い方しかしない。わたしはそうならないようにしようと思う見本だ。運動会、トリの高学年リレーわたしが緊張して心臓が口から出そうでした。運動会にはつきものの応援合戦。カオルのいる白組の応援団長は以前カオルの天敵であった同じ空手の道場の先輩であった。団長をやるタイプのお子はなんとなくカリスマ性のあるお子。ちょっと‘ワル’要素のある。カオルに6年生になったら団長やれば?と聞いたら「オレはやらない。やるとしたら大太鼓かな。。。」と自分のポジションをなんとなく把握している様子。大きい旗振りでもいいと思うよ、母は。こちらは‘ミミズ’が1匹いただけで「にょろにょろだ~!」と知らないお子たちと群がる、、、平穏でR