カテゴリ:短歌
いちばんに花瓶の水を替へし朝
水仙の香ぞ冬伝へける 私の職場である図書室に、 時々、利用者の方から 花をいただくことがあります。 小菊とか、水仙とか、 千両の実とかいった季節の草花。 室内に居てもそこだけ一気に外の風を感じるようで じんわりと嬉しくなります。 もちろん、薔薇だとかガーベラだとか、 花束になるような主役級のものは それはそれで素敵だし、綺麗。 だけど私はもっと生活感のある、 日常的なもののほうが好きなんですよね。 いや、もとい。 そういうもののほうが、好きになったかな。 きのう、Marikoちゃんの実家にお邪魔して とりとめもなくあーだこーだ喋ってて、 「そのときの価値観が近い人と近しくなるものだ」 ということにあらためて納得した私たち。 環境は変わっていくもので、 それに伴い価値観も変化していくもので。 普遍的なベースはあれど、 「環境がひとを創る」っていうところは 大きいのだなと思っています。 花になんて(なんてっていうのもまた失礼な話ですがあえて) 全くもって興味のなかったこの私でさえ、 花を花瓶に挿す余裕が生まれたり、 花のある空間を豊かだなと思える心持ちになれるのですから。 そうやって、 あなたも私も、これからどんどん、 変わってゆくのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月08日 22時38分26秒
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