カテゴリ:短歌
<訂正前>
ウルトラマンショーの五分後舞台裏で 脱皮している正義の味方 <訂正後> 仮面ライダーショーの五分後の舞台裏 正義の味方脱皮している *「で」の使い方 間延びする助詞なので使い方を考える。 →アナウンスのレッスンを受けていたときも、 おんなじことを言われたことがある! 「~でぇ」となると甘ったれて聞こえるから、 処理に気をつけなさい、と。 日本語の音のうつくしさ、という意味では、 濁音は丁寧に扱わなくてはならないのでしょう。 ということで、まるい感じの「の」を重ねる。 *結句の処理 訂正前は「脱皮している正義の味方」なので、 「味方」という名詞で歌が終わるため、硬くなってしまう。 四句と結句を逆転させることによって柔らかさが生まれる。 *「脱皮」という語を活かすには ヒーローショーの舞台裏のひとコマを「脱皮」と捉えた着眼点。 「ウルトラマン」よりも 昆虫をモチーフにした「仮面ライダー」のほうがより、 「脱皮」のおもしろさを行間に含ませることができる。 なるほどね。 5・7・5・7・7の中のどこかに 読み手がたちどまる言葉を入れておくこと。 みんななんでも知っているわけじゃないから、 作者と同じ気持ちになって思い描けるか。 たくさん詠むこと。 他の人の作品にもたくさん触れること。 作った歌を他の人に見てもらって、 感想をもらうことの大切さ。 なかなかむずかしいけど、 これまた日々丁寧に、ってことでしょう。 継続は力なり、って、 力になってるんだかどうなんだか、と思いながらも 続けていかなきゃ見えてこない景色が あるのでしょう。 今日も勉強になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月04日 23時31分47秒
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