カテゴリ:短歌
早過ぎる旅立ちとなるひと悼み 日がな一日降り続く雨 <添削後> 早過ぎる旅立ちのひと悼みつゝ 日がな一日雨降り続く *「ひと悼み」→「悼みつつ」とすることで 動作に関連性が生まれる。 *「降り続く雨」だと「雨」が主役。 「雨降り続く」だと「降り続いていること」のほうに 重きが置かれる。 好みの問題だけど、「悼む」ということでは後者がより 意味合いを増すかもしれない。 ということで題詠は『雨』。 10人居れば10人の雨があるのです。 雨の日の過ごしかたも、雨を待つ心持ちも様々で。 それをミソヒトモジでカタチにすることもまた、 難しく、楽しい。 私は文法が現役のときからどうも苦手で、 いまでも時々使い方が怪しいのです・・・ 気をつけなければ。反省。 たとえば2週間をひとくぎりとしても、 14日の間にいろいろなことがあるものですね。 嬉しいことがあったり、 腹の立つことがあったり、 悲しくなったり、 しあわせな気分になったり、 誰かの記念日だったり。 そんな日常のよしなしごとを 丁寧に捉えて 暮らしていきたいと改めて思うのでした。 写真は2年前の紫陽花。 あの頃の私が考えもしなかった、 おだやかな心持ちでいられることに 日々、感謝して。 梅雨入りのニュース届きし日の夕べ 天(そら)は律儀に雨降らしけり 雨うたふカーペンターズの歌声の やうな嘘なら許してあげる 軒先に規則ただしく雨垂れの 落つる音きき針仕事する カレンダーびりりと破り児の描くは 「六月六日ざあざあの雨」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月20日 01時36分34秒
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