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みづいろのエプロンの紐きゆつと締め
司書となりゆく四月の朝(あした) (「第二回角川全国短歌大賞」/篠 弘選 秀逸 馬場あき子選 秀逸) 先月の「第二回角川全国短歌大賞」にて、 二選者に秀逸で採っていただいた歌。 過日、賞状と副賞が届きました。 今月の「短歌」6月号にも、 ちいさく名前と歌を載せていただいています。 司書となって、今年で三年目の春。 若いときに鍛えられてストレス耐性がついたおかげなのか、 司書という職種の性格なのかはわかりませんが、 「この仕事、いやだなぁ」とか「やめたいなぁ」と思ったことは、 まだ一度もありません。 夏は涼しく冬は暖かく、雨には濡れず、 昼休みはきっちり一時間とれ、10時と3時に休憩があり、 家から徒歩で通い、定時には終わり、 職場の同僚にも恵まれ、無駄な私語をする必要が無く、 なにより、大好きな本に囲まれることが仕事、というのは 精神衛生上、いいことなんだろうと思います。 好きなこと、好きなことに近いことに関われて、 それでお金を頂いて。 決して、派手だったり、 誰かの注目を集めたりするような仕事ではないけれど、 朝、エプロンの紐をきゅっと締めるとき、 今日もいちにちやるぞ!と思うのです。 人生には、いろんな道があるから。 えらばなかった選択肢のことを思うより、 いまの自分にしっかり核を持つことが、 わたしにも、あなたにも必要なのかもしれないね。 きっとだいじょうぶ。 わたしたちは、 まだまだ、いける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月12日 21時44分58秒
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