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・・・うーん。 道尾秀介ファンとして、あえて厳しく言わせていただくと つまんなかった。非常に。 ひとつ前の月9(キムタクが主演のやつね)の原作となっていたため、 いろいろ制約があった、とは思う。 道尾氏初の長編ラブストーリーということで、 新境地開拓を試みられたのだろうとも思う。 でも、いつもの鋭いキレ、というか、濃やかな伏線というか、 道尾ワールドの醍醐味を削がれていて、 ま、ミステリーじゃないのだから仕方ないけど、 『光媒の花』も良かっただけに、落差が残念。 たしかに、宮部みゆきや東野圭吾みたいに、 ラブストーリーもミステリーも織り込んで上手に読ませる、という 作家さんもおられるので、 そんな雰囲気を期待して読んでしまった部分も大きかったのかも。 ラブストーリーと思って読めば、悪くはないかも。 でも、物足りない感は否めません。 次回作に期待したいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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