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エッセイの名手、酒井順子の新刊エッセイ。 「週刊現代」に連載されているシリーズもので、 程よい長さ、というか、程よい短さのエッセイ54篇が連なる。 整然とした辛辣さ、 丁寧な中にもウイットのきいた世相斬り。 おんなじことを言っても、 他のエッセイスト達(誰とはいえませんが)に較べて、 嫌味がなく、印象が悪くない、というのは、 ひとえに筆の腕のちがいか、はたまた人間性か。 「負け犬」なる名コピーを生み出したのも はや、一昔まえの感がありますが、 ブームが去ってもなお、ご活躍の酒井女史。 小気味よいエッセイは読後感もよく、 隙間時間を使っての読書にぴったりの1冊。 私はバスの中と職場の休み時間で読了しましたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月15日 22時54分29秒
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