テーマ:今日のこと★☆(105878)
カテゴリ:短歌
よそゆきの顔に装ふ爪をして厨に米をぎしぎしと研ぐ
不揃ひの蓮根ごろり土つけて袋いつぱい届く文月 火の立たぬ場所を火元と定めゐて行はれゐる避難訓練 遠くより打ち上げ花火の音きこゆ光の見えぬ空あふぎたり 柴田 香(『水甕』2010.11月号/「詠草」欄より) 遅くなりましたが。 今月号の結社誌の短歌4首。 7月頃の作品ですかね。 *** 短歌は陸上とかサッカーとか野球、ではなく 体操競技とかフィギュアスケートのようなもので。 詠み手に委ねられるところも大きく。 なかなかに、難しいなぁと思うのです。 では、私は、 「誰かに見せるため」の歌を詠んでいるのか、というと、 どうなのだろう。 そうであるとも、そうでないとも言い切れない。 自己満足であると同時に、 ココロのバロメーターでもあり。 でもそれはたとえば 数学やお裁縫やPCやアナウンスメントに較べて、 ちょっとだけ私が得意かもしれないと思って やっているのかもしれなくて。 それもまた、根拠などどこにもないのだけれど。 なんだろう、葛藤ばかり。 正解など、どこにもないことくらい わかっては、いるのだけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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