カテゴリ:短歌
ちちははを送る世代となる重さかかへて朱き落日あふぐ
けふのやうな明日が来ること前提に半年さきの予定埋めたり 美容室でファッション雑誌手渡さるけふは見ゆるかOL風に 歯科医院の壁にかけらるる絵のなかの水平線を口開けて見る 柴田香(『水甕』2011.2月号 「特選詠草欄」より) *** 今月号の結社誌よりの4首。 11月ごろの作品。 早すぎる訃報がつづき、生きることがあたりまえだと思うことは 傲慢だな、とあらためて感じたころの歌。 生きる、ってむずかしい。 きょうのこと、もろもろ。 「厨房は知性が表れる」とどこかできいてどきっとした。 知性のかけらもない台所のあるじでごめんなさい。 エステにいったり、化粧品を買ったり、 車を洗車したりして、きれいになるために時間をかける。 中学校のときの部活の顧問の先生に、実家の母が偶然お会いしたらしく、 20年ぶりくらいに連絡を取らせていただいて、来週お目にかかる約束をする。 だんなが育てた中華鍋に油がのり、いいかんじ。 褒めたら調子にのって夕食に皿うどんを作ってくれる(ラッキー!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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