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テーマ:仕事しごとシゴト(23727)
カテゴリ:仕事のわかる人、ワカラナイ人
うちの会社では、社員評価の一環として、
全社員が半期毎に、目標設定シートを作成することになっています。 つまり、個人毎に、自分の好きなように、今後半年間の業務目標を掲げ、 半年後の達成度が、賞与にも反映されるという仕組みです。 個人毎の目標は、上長とすり合わせの上、 あまり社員間でレベル差が生じないように調整されますが、 それでも、50の目標を掲げる者と、 100の目標を掲げる者が出てきます。 個人目標の達成度によって、ボーナス査定が変わるなら、 達成できそうな目標を設定した方が得だと考える人の目標は、 だいたい低目か、あたり障りのない現実レベル。 一方、あくまで自分を伸ばしたいと考える人は、 高い目標を書いているようです。 どちらが、いいのでしょうね? 忘れてはいけないのは、絶対評価と相対評価があるということです。 例えば、50の目標を掲げて100%達成した人と、 100の目標を掲げて70%しか達成できなかった人とを比べると、 絶対評価では、70%達成より、100%達成の方が勝っています。 しかし、会社が社員を評価するのは、相対評価です。 50の目標を100%達成した人の方が、 100の目標を達成率70%で終わった人より優れているとは評価しません。 相対評価ですから、 前者は、50×100%=50点 後者は、100×70%=70点 となり、100の目標を掲げて、それを70%こなした人の方が、 50だけの目標を100%達成した人より評価が高くなります。 しかも、50の目標だけをすればよいと考えて過ごした人より、 100の目標達成を目指して、頑張った人の方が、 はるかにスキルも上達します。 私が、先日の日記で、「目標は達成できなくてもよい」と言った本質は、 相対評価を重視しているところにあります。 ビジネスでは、いつも、お客様から、相対評価をされる立場にあるからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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