テーマ:猫のいる生活(138870)
カテゴリ:cats
たき、最後の写真 今日は実家で飼っていた猫、たきの命日です。 たきの話は以前にも日記に書いたことがあります。 実家の番猫だった、激しい性格のにゃんこです(笑)。 以前に書いたたきの話はこちら。 ちょうど、3年前のいまごろでした。 腎臓が悪くなって 2ヶ月近く、点滴をするため、実家の母は 毎日たきをつれて獣医さんに通ってました。 その実家の母から前日、電話があったのです。 「たきちゃん、もうだめかもしれない・・」 私は同居のため、そのころ実家には 3ヶ月か4ヶ月に1回くらいしか、帰っていませんでした。 けれどその電話をもらって次の日、用事をすませてから 私はそのまま実家に向かったのです。 そして、実家についたのがちょうど今頃の時間でした。 口からの食事はほとんどできない、ときいていたのですが たきは思ったほど痩せてはいませんでした。 けれど、電気カーペットの上にうずくまったまま、 じっと一点を見つめています。 その様子には覚えがありました。 以前に実家にいたにゃんこ「ちび」が 腎不全で亡くなる前、 やっぱりじっと一点をみつめたまま動かなかった。 同じように名前を読んでも反応しないたき。 私も実家の家族も覚悟はできていました。 母は迷いながら、点滴に通っていました。 当時実家にいた家族、父、母、妹は仕事でいませんでした。 家にいたおばあちゃんと私はたきのそばで こたつにはいっていました。 たきが大好きだったおばあちゃんは 当時、認知症がはじまっていました。 (今はもう、家族のこともわからないときがあります) 耳が遠いおばあちゃんに大きな声で 「たきちゃん、病気なんだよ」 といっても聞こえているのかいないのか・・ 私はいらいらして 「たき、もうだめなんだって!」 つい、大声でそういってしまったのです。 おばあちゃんは「そうなのかい?そんなことはないだろう」 なんてぼそぼそといっていました。 その後でした。 自力で3メートルくらい離れているトイレに やっといって、帰ってきたたきは 激しく吐き出しました。 でも、何も食べてないので当然何もでません。 胃液がでるのですが、たきはおえつを繰りかえしています。 全身を震わせて、胃がでてしまうのかと思うくらいの激しさでした。 私は動揺してすぐ母に電話しました。 「どうしよう、たきが・・・」 母はすぐ帰るから・・・と電話を切りました。 けれどたきはおえつを繰り返しています。 「たき!! たきちゃん!」 私はただ、泣き叫ぶことしか、 できませんでした。 そんなに長い時間ではなかったと思う。 力尽きるように横たわったたきの呼吸は だんだんと弱くなって、そっと目を閉じました。 抱き上げたたきの心臓は止まっていました。 享年16歳。 私が実家についてから1時間もたっていませんでした あとに母が「あんたが帰ってくるの、待ってたのかもね・・・」 たきは私が拾ってきた猫でした。 あのとき、「もうだめ」だなんて いってしまってごめんね、たき。 その年の6月に会った三毛猫、ぽんは やっぱりたきが連れてきたくれたのかな。 たき(右)とちび(左)の小さい頃 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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