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カテゴリ:それでも頑張って生きている
立ち直るとか、乗り越えるとか言うけれど 果たして自分が立ち直っているのかとか乗り越えられたとか、 何をもってそう言えるかよく分からない。 元気なのかと聞かれたら元気だよと答えるけれど 本当のところは自分が元気なのかもよく分からない。
毎日毎日いつもつらいわけじゃないし 悲しくてずっと泣いているわけでもない いつも寂しくてたまらないわけでもない
いつもではないけれど、 つらくて悲しくて寂しくて どうしようもなくなってしまうことが そういうときがまだまだたくさんあって でも、そういうときのそういう気持ちを誰かにわざわざ話したり 悲しくて泣いていたり、落ち込んでいるところを 人には見せていないだけ
私はものすごく母に会いたくてたまらなくて すごくすごく会いたいのに どんなに会いたくてももう絶対に会えない そのことを考えたり、実感したりすると 悲しくてたまらなくなってしまう
母に話すことがいっぱいあるのに 母に聞きたいことがいっぱいあるのに 教えてもらいたいことがいっぱいあるのに 母を連れて行きたいところもたくさんあるし いっぱい恩返しだってしなきゃいけないのに
私にしか分からない寂しさ 私にしか分からない悲しさ 私しか知らない思い出 私とお母さんの思い出
誰かに話したいわけじゃない 誰かに聞いてもらいたいわけじゃない 分かってもらいたいわけじゃない
私はお母さんに会いたい お母さんと話したい ただ本当にそれだけなんだ・・
母が元気だった頃は 1ヶ月以上、母に会いに行かないことなんてよくあった 電話だってそんなにしょちゅうしなかった それでも私は平気でいた
それなのに、今はどうしてこんなに会いたくてたまらないんだろう どうしてお母さんがいないと、私はこんなにもダメなんだろう
お母さんの笑った顔 お母さんの声 子供の頃から何度も見て何度も聞いて それなのに、どんどんぼんやりしていく気がする
あのとき、こうだったとか こんなことを話したとか、どこに行ったとか そんなことはよく覚えていたりするのに お母さんの顔やお母さんの声が ぼんやりしていってしまう
お母さんはどんどん遠くにいってしまう
どんなに会いたいと思っても こんなに話したいと思っても もう遠すぎて届かない
会いたいと思ってもどうなるものでもないし それにどんどん慣れていって 母がいないことにもどんどん慣れていって・・ それが受け入れるということなんだろうか
今は母を思い出せば悲しくて寂しくてたまらないけれど もっと穏やかな気持ちで 母を思い出せるようになったら もっと泣かなくなったら それが乗り越えたとか立ち直ったということなんだろうか
そんなときがいつか来るんだろうか
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Last updated
May 16, 2012 05:00:05 AM
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