能力別グループ ロンドン編
キウイ君が昨日からインドへ出張に行った。「お土産は何が良い?」 と散々聞かれたけれどカレーと紅茶以外全く浮かばなかった。でも、ここは紅茶の国。別に欲しくも無い。そんなこんなで色々検索していたらインドかなり面白な国らしい。帰ってからのお土産話が楽しみ ところで、この所気になっている事がある。それはイブちゃんのクラスの話。うちの学校ではYear1から科目別にと言ってもReading、Writing,Mathの3種類だけだが能力別グループに分けられた。授業も、宿題もこのグループによって違う。毎週のスペルテストも3種類。テストすら無い子もいる。各人に合わせた取り組みで良いと言えば良いのだがふと疑問に思うのはどんどん差がついてしまうと言う事。 一番上のランクの子供はかなり難しい単語をテストしており一方一番下のグループは書き取りすらしていない状況。これが何年か続いたらその差は大変なものだろう。 最近うちのクラスは特に2極化傾向にありかなり張り切って勉強をサポートしている家庭と放任家庭。毎週宿題をチェックしていると、全く手すら付けていない 子供もいるくらい。 この差はかなり歴然としている。実際、毎週かなりの宿題が出るので 両親とも働いているとかシングルの家庭は大変だと思う。 が、この両極がほぼ階級に分けられるのがこの国らしい。 まるちゃんは教育は平等であるべきだと思うけれど現実社会では、裕福な人がより質の高い教育を受けられる可能性が高いのもまた現実。同じ能力を持った子供なら親に余裕のある家庭の方がその可能性を伸ばすチャンスをより与えられる事が多い。ワーキングクラスに生まれた子供はそれだけで能力いかんに関わらず厳しい環境の中を這い上がらねばならないとは何だか複雑な気持ちになってもしまう。 クラスの子供たちを見るにつけ幼児期の子供の教育に果たす親の役割の重要性をヒシヒシと感じてなんだか身の引き締まる思いの毎日のまるちゃんである。