スモーキングコンテスト
昨日ほかでスモーキングコンテストの話が出てたので、コッチでもちょっとしてみよか。あたしは2回ほど公式戦に出たことがある。最近は開催されていないけど、むかしは神戸・大阪・京都のパイプクラブ共催で、毎年行われとったなぁ。開催地は各クラブ交代で変わる。3年に1回神戸で開かれとったわけやな。そのうち'88と'91の神戸大会に出場した。参加費はなんぼやったやろか?たしか8,000円やったと記憶してる。出場者は各パイプクラブからやけど、一般参加もあった。あたしはその一般参加やったな。当日会場に行くと、受付でテーブルが指示される。1テーブルに6人~8人くらいやったと思うが。それに審判一人と時計員一人が付く。テーブルにはこんなモンが置いてあったわ。白い紙が1枚。封筒に入ったたばこ。マッチ箱(中にはマッチが2本)。大会仕様パイプ(ビリヤード)。タンパー。この紙の上でたばこを解したり、詰めたりする訳やね。封筒に入ったたばこは、競技が開始されるまで開けたらあかん。マッチも基本的にさわったらあかん。競技開始前に審判員の指示により中を確認する。2本有るか、軸が折れてないか、赤燐がちゃんと付いてるかなんかをな。タンパーはこの支給されたモノを使用する。直径15mm 全長100mmの木製。しかし神戸で行われる大会だけは立杭焼の陶器製やった。たばこは3gでJTの工場で計測して支給されてた。銘柄はその時まで判らん。事前に判っとるとその銘柄のたばこで練習しよるからな。不公平にならん様にや。そのたばこを5分以内に支給された大会用パイプに詰め、いよいよ競技開始。最初の60秒以内に支給されたマッチで火をつける。あとは延々火を消さん様に喫うわけや。しかし何人かはこの火付けの段階で失敗して、記録が5秒とか10秒になる人が居るな。火が消えた段階で自己申告して席を立つ。競技中は隻は動けん。その代わりその場では何をしても良かった。飲み物をオーダーしてもええし、あたしみたいに本を読んでてもええ。じっと目を瞑って精神を集中してる人も居る。その間審判はそのテーブルに居る競技者のぱいぷを注視しとる。火が消えてるンちゃうかと思えば、競技者に煙を出すことを命じることもある。ふと気が付いて廻りを見渡すと・・・・随分と競技を継続してる人数が減ってたりするんやな。それでウロが来てしもてなぁ、そないなると自分のぱいぷの火がきえるんや。廻りは気にしたらあかんな。入賞したら、火が消えたぱいぷをテーブルの審判に差し出す。審判はそれを確認して、今度は正面の審判団のトコロへ持って行きよる。そこで審判長が火皿を確認して、焦げたりしてないと入賞が確定するんやった。随分と昔のことやから、ちょっと間違うとることがあるかもしれんけどな、大体こんな雰囲気ぢゃ。コレがその時の競技用ぱいぷや。同じメーカーの同じビリヤード型のぱいぷで競技が行われる。シャンクにKOBE '88とKOBE '91の刻印が入っとる。