宮廷の茗薇~時をかける恋 #14 あらすじ
梦回 dreaming back to the qing dynasty第14話「縁日の偶然」謀反に乗じて四皇子たち皇太子一派を一掃しようとした八皇子。しかし十四皇子が茗薇(メイビ)を助けたせいで勝機を逃してしまう。八皇子は十四弟を追及しなかったが、御花園でひとり悶々としていた。そこへ茗蕙(メイケイ)が現れる。茗蕙は八皇子の悩みの種が妹の存在だと察したが、むしろ茗薇は四皇子と十三皇子にとって災いになると助言した。「妹妹(メイメイ)を取り合い、あの2人は対立するでしょう 八爺(バーイェ)は何もせず、成り行きをご覧ください」「だが解せぬ、茗薇姑娘(グーニャン)は君の妹妹だろう?なのに私に協力するとは…」「…ふっ、八爺?四(スー)爺と十三(シーサン)爺も貴方様の兄弟では?」茗蕙の鋭い指摘に八皇子は思わず苦笑いした。索額図(ソンゴトゥ)は謀反の罪をひとりでかぶり、獄中にいた。康熙(コウキ)帝は皇太子をそそのかしたと激怒、死罪は免れまい。そこで四皇子は最後の情けで密かに索額図と皇太子を会わせてやりたいと十三弟に相談した。十三皇子は常に冷静で情にほだされない四兄の意外な考えに驚いたが、実は茗薇の影響だという。「彼女が私の失った感情を思い出させてくれたのだ…」「賢いとは言えないが、そんな四哥が好きです」すると四皇子は思わず茗薇を譲ってくれた十三皇子に感謝した。十三皇子は譲ったのではなく手を引いただけだと否定したが、四皇子は笑って茗薇が十三皇子の元に戻らないよう頑張るという。「小薇自身に選ばせましょう」「そうだな」一方、東宮で禁足となった皇太子は父に奏状を書き続けていた。しかし李(リ)太監が現れ、これまでに届けた奏状を全て返されてしまう。「皇上からの伝言です、″無益なことはするな、何度、願っても無駄だ、2度と会わぬ″ ″己の行動を反省し、心を改めよ″とのことです」皇帝の非情な仕打ちに打ちひしがれる皇太子、すると李太監と入れ違いで秦全児(シンゼンジ)が訪ねてきた。実は四皇子が最後にひと目、索額図と会えるよう手はずを整えてくれたという。獄中の索額図はすでに風前の灯だった。皇太子は叔父に水を飲ませようとしたが、獄吏がわざと器を落として割ってしまう。「無礼者っ!」「太子、お鎮まりください、皇上の命令なのです、″何人たりとも水や食物を与えるな″と…」仕方なく皇太子はわずかに水が残っている破片を拾い、柵越しに叔父へ水を与えた。すると索額図は今後の大業のためにも自分に関わってはならないと訴える。「まだ私を案じてくださるのか…ゥッ…私は舅舅(ジゥジゥ/母方の叔父)に何もしてあげられぬのに…」「早く…お帰りください…2度と来てはなりませぬ!」索額図は最後の力を振り絞り、皇太子を追い返した。後ろ髪を引かれる思いで牢獄を後にする皇太子、しかしその時、索額図は激しく血を吐いて絶命してしまう。その夜、皇太子は自暴自棄になって泥酔し、いつのまにか景仁(ケイジン)宮で倒れていた。貴人に昇格した鄭小春(テイショウシュン)は騒ぎにならぬよう皇太子を寝所に運び、宮女に口止めする。「少し休ませて酔いが覚めたらお帰りいただくわ」そこで宮女は酔い覚ましの準備に向かった。皇太子が目を覚ますと小春が付き添っていた。景仁宮に迷惑をかけたと気づいた皇太子は自分の情けなさを痛感し、すぐ帰ることにする。「君は皇阿瑪(ファンアーマー/皇父)の妃嬪、私は朝廷の罪人なのだ…2度とここへ来て迷惑はかけない 私とはきっぱり縁を切った方がいい」小春は閲兵(エッペイ)の日の気概に満ちた姿を思い出させ、たった1回の失敗で立ち直れないのかと叱咤した。しかし皇太子は皇帝との謁見も叶わず、叔父に一杯の水さえあげられなかったと泣き崩れてしまう。「この無能な太子にどう立ち直れと言うのか…飲み潰れて死んでしまった方がいい!」小春は捨て鉢になった皇太子に怒って寝所を出ると、皇太子はついに小春にまで見限られたと嘆いた。「もはや1人で生き、1人で死ぬしかないのだな…」その時、小春が後ろから皇太子に抱きついて来る。「宮中の全員があなたから離れても、太子を廃されても、私の気持ちは変わりません」「私にはそなただけだ…」2人は固く抱き合い、互いの想いを再確認した。( ತ _ತ)おじーちゃん、面倒臭っ長春(チョウシュン)宮に十四皇子が母への贈り物を持ってやって来た。すると十四皇子は控えている茗薇を呼び、織物を差し出して母に見せろという。茗薇は早速、十四皇子から織物を受け取ったが、その時、十四皇子がわざと茗薇の手を握って放さなかった。放してっ!やめてったら…(* ÒㅅÓ)o◆o( ̄꒳ ̄ )ふふふそこへ四皇子が挨拶にやって来た。十四皇子は咄嗟に手を放すと、茗薇は反動で後ろへ下がり、うっかり四皇子とぶつかってしまう。怪訝そうな表情の母に気づいた四皇子は十四弟がふざけただけだと茗薇の失態をかばった。しかし十四皇子が突然、茗薇をからかったのは好きだからだと告白する。徳(トク)妃は兄弟が茗薇をめぐって対立する様子に眉をひそめ、ひとまず茗薇に厨房へ行くよう命じた。その夜、茗薇を探していた四皇子は、御花園で物思いにふけっている茗薇を見つけた。「あんな騒ぎになって額娘(エ″ニャン/生母)に叱られただろう?」「いいえ、今後は十四爺を避けます」しかし奴婢が主である皇子を避けられるはずもない。そこで四皇子は皇帝に茗薇を娶る許しをもらうと切り出した。( ゚ロ゚)<駄目ですっ!ぁ…茗薇は誤解がないよう、実はまだ自分の気持ちが分からないと正直に伝えた。「そう言うことか、だがあまり長く待たせないでくれ…」(* ॑꒳ ॑*人<はいっ!(←お前ではないw翌日、徳妃は考えた末、茗薇に今後は十三皇子に良く仕えるよう命じた。恐らく自分の息子である四皇子と十四皇子を対立させたくないのだろう。茗薇は景仁宮に小春を訪ね、確かに自分のせいで兄弟が衝突すれば死罪でも済まされないと嘆いた。「じゃあ、十三阿哥(アーグァ/皇子)と親しくすれば丸く収まるわね~」「あの人は私を手放したのよ?それに探している人かどうかも分からないし…あ~もうやめやめ!」「はいはい、分かったわ、でもなぜ姐姐(ジェジェ)には相談しないの?」「茗蕙のこと?ああ__だって親しくないから」「変ね?とても仲がいいと茗蕙から聞いたわ」小春は謀反の前に茗蕙に茗薇への密書を託したと教え、受け取っていないのかと困惑する。何も知らなかった茗薇は内心、驚いたが、ひとまず話を合わせておいた。「ううん、忘れていただけ…」その頃、茗蕙は四皇子と十三皇子を離間させようと画策していた。そこで宮道で十三皇子に声をかけ、今度の寺の縁日に連れて行って欲しいと頼む。十三皇子は興味がないと断ったが、茗蕙は妹も四皇子と出かけると挑発した。「四爺は優しい方だと妹が…妹が喜ぶ場所ならどこへでも連れて行くでしょうねえ~ これで興味が湧きましたか?クスッ」結局、十三皇子は茗蕙と縁日に出かけた。すると茗薇がちょうど四皇子と一緒に露店でかんざしを見ている。(✪ω✪)<とてもきれいだわ~( ̄꒳ ̄)<気に入ったか?四皇子は早速、かんざしを買おうとしたが、そこへ十三皇子と茗蕙が現れた。思わぬ組み合わせに目を丸くする茗薇、その時、茗蕙が茗薇の欲しがっていたかんざしを手に取ってしまう。(ΦωΦ)<きれいだわ~( ˘ω˘ )<きれいなかんざしだな~茗蕙姑娘に似合いそうだ、買おう!( ̄꒳ ̄)<十三弟(ディ)、それは…( ತ _ತ)<いいんです、喉が渇きました、お茶でも飲みに行きましょう面白くない茗薇は十三皇子と姉に別れを告げ、さっさと行ってしまう。茗薇と四皇子は気を取り直し、縁日を楽しんだ。すると茗薇はどこか見覚えのある灯籠を見つけて足を止める。四皇子は店主にその灯籠が欲しいと頼んだが、店主は射的の景品なので売れないと断った。そこで2人に十七番の牌を一枚ずつ渡し、時間まで待つよう頼む。仕方なく茗薇と四皇子は露店でお茶を飲みながら待つことにした。しかし突然、宮中から使いが現れ、皇帝が四皇子を探しているという。四皇子は仕方なく先に帰って行った。茗薇は灯籠をあきらめ、しばらく1人で散策して帰ることにする。やがて日が落ちると、縁日はいっそう賑やかになった。茗蕙は岳名軒(ガクメイケン)の2階なら花火が良く見えるらしいと教え、入れるか見て来るという。すると十三皇子は奇しくも茗薇と四皇子が座っていた席の近くで牌を拾った。どうやら露店の前にある射的で遊ぶ人が持っていると分かったが…。四皇子が急いで宮中へ戻ると、皇帝や弟たちが集まっていた。何事かと思えば盧州(ロシュウ)の知府が拝礼し、水害の際に四皇子のおかげで大勢が助かったと感謝する。「民の願いを受けてご挨拶に参ったしだいです…」四皇子の功績を喜ぶ皇帝、しかし八皇子一派は四皇子の手柄に内心、苛立っていた。その時、皇帝は十三皇子がいないことに気づく。「なぜおらぬ?探して来い」十三皇子は射的の店主に落ちていた牌を返した。その時、ちょうど茗薇が現れ、必要なくなった牌を返す。店主は2人の牌が同じ十七番だったことから、どうせなら射的に参加するよう勧めた。他の恋人たちにも煽られた茗薇は思わずやると明言、十三皇子も同意する。遊びの決まりは簡単、3本の矢のうち1本でも真ん中を射ることができれば灯籠がもらえるという。射術が得意な十三皇子は余裕だと言ったが、弓がおもちゃのように軽く、矢が上手く飛ばなかった。(*´゚艸゚)∴ブッ<8歳から弓を引いている~だっけ?( ー̀ωー́ )<弓が軽すぎるんだ!だったら君がやれよ!しかし弓など持ったことがない茗薇は当然、失敗してしまう。(,,Ծ‸Ծ,,)<教え方が悪いのよ!左だの右だの言って…( ತ _ತ)<言うことを聞かないからだ!(,,Ծ‸Ծ,,)<ハイハイ、茗蕙姑娘なら聞くでしょうね( ತ _ತ)<ちっ、そっちだって四哥が好きだろう?(,,Ծ‸Ծ,,)<そっちが身を引いたくせに(ボソ( ತ _ತ)<…本心じゃない(´⊙ω⊙`)?2人が言い争っていると、店主が最後の一本になったと急かした。十三皇子は気持ちを合わせて頑張ろうと声をかけ、茗薇と一緒に弓を構える。その時、茗薇はふと現代で同じように弓の指導を受けた記憶が蘇った。あの時の胸の高鳴り、もしや弓を一緒に構えた相手は…。「集中しろ」十三皇子の声にハッとした茗薇が的を見つめると、3、2、1で2人は矢を放った。「やったーっ!」的のど真ん中に矢が命中、十三皇子と茗薇は思わず抱き合って喜んでしまう。その様子を茗蕙が岳名軒から目撃していた。茗薇は念願が叶って灯籠を手に入れた。するとちょうど夜空に花火が上がる。思いがけず一緒に花火を見ることになった十三皇子と茗薇、そこへ皇帝の使いが現れた。「皇上が画房(ガボウ)でお待ちです、茗薇姑娘も一緒にお連れになり拝謁を…」꒰⌯͒•·̫•⌯͒꒱.oO(え?私も?つづく(  ̄꒳ ̄)おじーちゃんネタはそろそろよくない?