琉璃 #37 あらすじ
琉璃(琉璃美人煞) Love And Redemption第37話簪花(シンカ)大会で韜輝(トウキ)を繰り出し、褚璇璣(チョセンヂー)と騰蛇(トウダ)神君を消してしまった離沢(リタク)宮の弟子・皓鳳(コウホウ)。実は皓鳳の正体は離沢宮の宮主だった。宮主が元の姿に戻るのを合図に副宮主と弟子たちが一斉に演武台へ集合、しかし用意周到だった他門派の長老たちが点睛(テンセイ)谷の法器・曜日石(ヨウジツセキ)を使って離沢宮を一網打尽にする。そこで副宮主・元朗(ゲンロウ)は29話で捕まえた狐妖を放った。「紫狐(シコ)だ…」不周山で死んだと思っていた紫狐の姿に驚きを隠せない鐘敏言(ショウビンゲン)、すると淬骨(サイコツ)の火で紫狐の妖気があぶりだされ、法器が侵食されて行く。宮主はいよいよ陣の力が弱ったところで法器を粉砕、ついに離沢宮と他門派の全面戦争が始まった。一方、璇璣と騰蛇は濁腐霧(ダクフム)の中で韜輝(トウキ)と戦っていた。2人は霧に遮られ脱出できず、しかも霧の中にいれば韜輝は不死身だという。すると騰蛇がこの濁腐霧は戦神の九天玄火でしか破れないと言った。「教えて!できるかもしれない」「繰り出せるのは戦神だけ、巨大な霊力が必要だ、今のお前では話にならん」騰蛇は璇璣だけでも逃がそうとしたが、璇璣は血の契りを交わした仲だと拒む。そこで騰蛇は自分の真気を璇璣に送って霊力を高め、韜輝に対抗しようと思いついた。璇璣と騰蛇はついに霧を破ることに成功、韜輝を離散させた。しかし騰蛇は霊力が尽きて倒れてしまう。璇璣は大会の惨状を目の当たりにして呆然、すると褚玲瓏(チョレイロウ)と鐘敏言が駆けつけ、離沢宮が妖魔と結託していたと教えた。その頃、西院で捕縛された禹司鳳(ウシフォン)の元に小銀花(ショウギンカ)が現れた。小銀花は自ら手を切って自分の血で司鳳を解放、身代わりとなって陣に捕まってしまう。そこで司鳳は小銀花を蛇に戻して助け、急いで大会へ向かった。元朗は戦のどさくさに紛れ、点睛谷の霊匙(レイシ)・七星盤(シチセイバン)を盗むことに成功した。すると自分の弟子たちだけ連れて引き揚げてしまう。報告を聞いた宮主は遅れを取ったと焦り、千年石髄(センネンセキズイ)を奪うため単独で裏山へ向かった。司鳳はちょうど師匠の姿を見かけ、後を追って洞窟へ入る。「師父!何をするおつもりですか?」司鳳は撤退するよう説得したが、すでに取り返しがつかないところまで来たことを知る。「副宮主が霊匙を?…師父、離沢宮と霊虚(レイキョ)堂には一体、何の関係が?」「私はただ皓鳳を救いたいだけ、奴は七星盤だけを奪って逃げた、奴とのケリは必ずつける」宮主はついに司鳳に全てを話す時が来たと覚悟した。洞窟の奥深くに点睛谷の先代の娘・文皓鳳の位牌が祭られていた。実は皓鳳こそ司鳳の生母だという。肖像画を見た司鳳は確かに自分が持っている母の画とそっくりだと気づき困惑した。皓鳳と言えば師匠の想い人だったはず、すると宮主は確かに皓鳳が妻だと認め、司鳳は実の息子だと告白する。しかし今はゆっくり話している時間がない。宮主は祭壇の下から千年石髄を盗み出し、皓鳳を復活させたら改めて全て説明すると言った。「では…母上はずっと離沢宮に?」「その通り、氷の棺で眠っている…」母に会えると知って喜びの涙を流す司鳳、すると弟子が駆けつけ、敵が迫っていると知らせた。宮主と司鳳が洞窟から飛び出すと、すでに他門派と弟子たちの激しい戦いが始まっていた。司鳳は必死に争いを止めようとしたが、宮主がいよいよ敵討ちのため仮面を外して空へ舞いがってしまう。宮主の額には赤い印が浮かび上がり、背中から巨大な金色の翼が広がった。すると弟子に紛れて正体を隠していた一族も一斉に翼を広げて舞い上がる。「金赤鳥(キンセキチョウ)か…」褚磊(チョライ)は仇敵を前に必ずや根絶やしにしてやると息巻いたが、司鳳は人間に十二羽金赤鳥は倒せないと警告した。宮主は大きな翼で長老たちを吹き飛ばし、落ちている弓矢を拾い集めた。このままでは修仙門派は全滅、焦った司鳳は自ら飛び上がり、父を阻む。「これ以上、無垢の者を殺めないでください!」「邪魔をするな!」宮主は司鳳を無視して掌を放ち、司鳳は激しく喀血してしまう。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!①そこへ璇璣が駆けつけた。宮主と戦う司鳳を見た璇璣は2人の間に割って入り、司鳳を助ける。すると長老たちが駆けつけ、司鳳に剣を突きつけた。「璇璣!まだ分からないのか!離沢宮も禹司鳳も皆、妖魔だ!」褚磊は目を覚ませと叱責したが、璇璣は司鳳をかばう。そこで昊辰(コウシン)は離沢宮の弟子が使っている妖気を封じる龍晶(リュウショウ)を見せた。「司鳳はこれで正体を隠すことができた、璇璣、君は騙されていたんだ!」龍晶を見た璇璣は確か31話で司鳳の枕元で見かけたと思い出した。「誤解です、それは亭奴(テイド)がくれた丸薬です、私が保証します、司鳳は妖魔なんかじゃない」「璇璣…もういいんだ…」司鳳はこれ以上、璇璣を騙すことができなくなった。「すまない…すまない、許してくれ」璇璣は司鳳の謝罪を聞いて愕然となった。自然と足は後ろへ下がり、司鳳から離れて行く璇璣…( ;∀;)))すると宮主たちが司鳳の元へ集まり、修仙門派に包囲されてしまう。「離沢宮を滅ぼさなければ災いとなる!捕らえよ!」褚磊の号令で修仙門派が一斉に霊力を放ち、金赤鳥を陣に閉じ込めた。璇璣は司鳳が苦しむ姿に耐えられず、宮主とは無関係だと釈明するよう涙ながらに訴える。しかし褚磊と昊辰は母を殺した金赤鳥こそ不倶戴天の敵だと怒号を響かせた。宮主はあの時の子供が璇璣だったと知った。「お前があの女が連れていた娘だったとはな…お前も一緒に殺すべきだった」その時、璇璣は見覚えのある宮主の額の印に気づき、母と襲われた時の記憶が鮮明に蘇る。「(はっ!)母上を殺した金赤鳥は宮主なのね…司鳳も知っていたの?私を騙したのね、司鳳! …ギギギギ、母上の敵を討つ!」璇璣は激情に駆られ定坤(テイコン)剣を招喚した。しかし宮主が妖丹に霊力を集めて陣を破壊、激しい衝撃が全てを吹き飛ばす。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!②(映像では判別できず、ただし″ブハッ″という音声がありカウント)宮主は修仙門派たちから真気を吸い取り始めた。「師父!もうやてめてください!」司鳳は自らも深手を負いながら身を挺して璇璣を守る。その時、ついに璇璣の中で戦神が目覚め、宮主へ斬りかかろうとした。司鳳は璇璣では勝ち目がないと慌てて阻止したが、宝剣の霊力で内傷を負ってしまう。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!③「司鳳?!」「…璇璣、心配するな、私が師父を止めてみせる」すると司鳳はついに自ら封印を解き、金赤鳥の姿をさらした。司鳳は霊力を解放し、父の妖術を止めた。ようやく動けるようになった修仙門派は宮主と司鳳がもめている隙を狙い、一気に攻撃を仕掛ける。「璇璣!早くしろ!」呆然としていた璇璣だったが慌てて定坤剣を振りかざし、父たちと力を合わせた。すると司鳳が咄嗟に宮主の前に立ちはだかり、全ての霊力を一身に浴びて父を守る。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!④「司鳳!」驚いた宮主は深手を負った息子を支え、攻撃を跳ね返した。すると璇璣の一撃を受けた司鳳は深く傷つき、情人呪(ジョウジンジュ)の発作が始まってしまう。宮主は司鳳を連れて逃げ出した。激しい発作に苦しみ、意識が朦朧としてくる司鳳…。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!⑤宮主は天空を飛びながら手当てしたが、司鳳の喀血は止まらなかった。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!⑥「師父…もう私は死ぬのでしょうか…」「私がいる限りお前は死なぬ!」宮主はひとまず地上に降り立ち、林の中で司鳳に霊力を施した。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!⑦司鳳は師匠のおかげで発作が収まった。そこですぐ逃げるよう訴え、自分はまた戻るという。宮主は璇璣のためだと気づいて止めたが、司鳳は璇璣なら分かってくれると信じていた。「あの娘は決してお前を許さないぞ?!忘れるのだ、永遠にな、戻っても死が待っているだけだ」父の言葉を聞いた司鳳はふと璇璣の一撃を思い出し、再び人情呪の発作に襲われてしまう。宮主は急いで霊力を施したが、そこへ2人を追って璇璣がやって来た。璇璣は司鳳が宮主に攻撃されていると誤解、司鳳を解放しろと迫った。まさか宮主が司鳳の父だと知らず、仇敵に襲いかかる璇璣、その時、司鳳が2人の間に入って止める。(´゚ω゚):;*.’:;.,.ブハッ!⑧「司鳳…なぜこの者をかばうの?!」その時、司鳳は背後に立つ父が璇璣に一撃を放とうとしていることに気づいた。「早く行け!もう顔も見たくない!」司鳳は璇璣を守るため、心にもないことを言ってしまう。すると司鳳は再び発作に襲われ、宮主は慌てて司鳳を抱え飛び去った。一方、点睛谷では離沢宮の反乱に乗じて天虚堂が乗り込み、玲瓏たちが烏童(ウトウ)の軍に包囲されていた。つづく( ๑≧ꇴ≦)いや〜ここまで長かったわ、ロミジュリw