星漢燦爛#5 あらすじ
星汉灿烂 Love Like the Galaxy 第5話「新宅に集う新顔」兵器横流しの事件を追う凌不疑(リンブーイー)。この事案に何かいわくがあるのか、不疑はことさら執着しているように見えた。しかし側近・梁邱起(リャンチゥチー)と梁邱飛(リャンチゥフェイ)の報告では許尽忠(シュージンジョン)が潜伏していた鍛冶場には何の手がかりもないという。不疑は人や車の動くところに痕跡があると諭したが、その時、見覚えのある馬車が通った。「若主公、あれは程(チォン)家の馬車では?」馬車を見た不疑は四娘子のことを思い出し、自然と表情が和らぐ。その時、雪が降り始めた。「瑞雪(ズイセツ)だな、もうじき元旦か… 軍の仲間たちに年越しの品を…こたびは都に戻って初の元旦だ」( ゚д゚)<年越しの品?…今まで家族団らんの節句を祝ったっけ?若主公らしからぬ気遣いに戸惑う邱飛、すると邱起は未だ城陽(ジョウヨウ)侯府に寄りつかない若主公を心配した。「城陽侯が若主公が戻るよう何度も上奏したそうです」「…だが断る」程家はめでたく新邸へ引っ越した。引越しといっても旧宅から目と鼻の先、しかし吉時が夜明け前だったため、少商(シャオシャン)は寒さと眠気で機嫌が悪い。蕭元漪(シャオユエンイー)はそんな娘に相変わらず厳しく当たっていたが、父の曲陵(キョクリョウ)侯・程始(チォンシー)は疲れるのも仕方がないとかばった。「練兵よりも疲れたな、部屋で休みたい」「阿父、数日ゆっくり休んだら出征ですか」蕭元漪は娘の言葉に驚き、なぜ軍令を知っているのか聞いた。しかし少商はただの勘だという。「新しい官位だけは授からず、かといって不当な処遇を受けた様子もない だからまだ任務は終わっていないと…」程始は賢い娘だと喜び、今度は出征ではなく、動くのも正月以降だと教えた。少商は自分の居所に入った。美しい庭やその広さに感嘆の声を上げる侍女・蓮房(リエンファン)、すると少商は早速、処分される棚を引き取り、鞦韆(シュウセン)を作ることにする。実は大母(タイボ)の庭を修繕する時、木匠が作っているのを見てこっそり手伝ったことがあった。蓮房はさすが器用な女公子だと尊敬したが、その時、大きな音を聞いた母がやって来る。「何してるの?!」蕭元漪は遊んでいる暇があるなら典籍を読めと叱ったが、確かに娘の大工としての腕前には目を見張るものがあった。(* ゚ェ゚)σ<…阿母の今の視線は何だったの?(`・ω・)b<良い出来だと感服したのでは?そんなある日、正月を家族と過ごすため、程家の三房夫婦と少商の2人の兄が帰京した。三男・程止(チォンジー)を溺愛する老夫人は抱きつかんばかりの歓迎だったが、その様子を見た少商はまるで情郎との再会のようだと呆れる。一方、次兄・頌児(ソンアル)と双子の兄・少宮(シャオゴン)とは初めての顔合わせながら、やはり血のつながった兄弟のせいかすぐ打ち解けた。老夫人は食事中も季夫人・桑舜華(サンシュンホワ)をそっちのけでかいがいしく三男の世話を焼いた。事情が分からない少商はこっそり三兄の席に近づき、大母は三叔母が嫌いなのかと探る。兄の話では三叔母は三叔父が選んだ相手で白鹿山山主の娘、程家より格も上だが、大母は息子に釣り合わないと思っているという。(* ゚ェ゚)<ってか天女でもない限り満足しないわな~あれじゃ少商は家のために埋もれていた二叔父を思うと同情した。結局、親も子の権勢を見て態度を変えるのが常のなのだろう。蕭元漪が娘より姪・程姎(チォンヤン)をあからさまに優遇しているのは桑舜華や兄たちの目にも明らかだった。桑舜華は各自の長所があると諌めたが、蕭元漪は褒めるべき者を褒めているだけだという。「葛(ゴー)氏が植え付けた欠点をまず正さなくては…人の道を学ばずに家を治められる?」しかしその話を偶然、兄と一緒に遊んでいた少商が聞いてしまう。同じ頃、城陽侯府では酒席を設け、子晟(ズーション)の縁談を祝っていた。すると突然、不疑が駆けつけ、皇帝の勅命で城陽侯・凌益(リンイー)と団らんに来たという。城陽侯はちょうど縁談の話をしていたところだと喜んだが、不疑は立ったまま座ろうともしなかった。そこへ縁談相手の裕昌(ユーチャン)郡主が駆けつける。十一郎に恋慕する郡主は再会を心待ちにしていたが、不疑は公務のため帰ると言い出した。城陽侯と夫人・淳于(チュンユー)氏が引き止めたが、不疑の対応は冷たい。「子晟、婚姻は父母の命に従うものだぞ」「…父母?では私の阿母はどこです?!」不疑は継母を母と認めず、郡主にきっぱり断った。「再度はっきり申し上げます、私が求める妻は一目、見ただけで分かります 我が生涯で一人だけ、もし出会えなければ一生、独り身を貫く…郡主は私が求める妻ではない」不疑は閑散とした屋敷に戻った。上元節に付き物なのが灯籠、どうやら何も知らない使用人が飾ってしまったらしい。梁邱起と梁邱飛が慌てて全て外してくれたが、灯籠を見た不疑はふと鍛冶場にも灯籠があったと思い出して回収させた。灯籠には竹細工ではなく鉄の輪が使われていたが、手掛かりにはつながりそうにない。その時、梁邱飛が灯会の灯籠と言えば全て対だと言った。「全て対…(はっ!)許尽忠は灯籠に手がかりを隠したのか?」不疑は買い手が連絡する際に対の灯籠を残すことで会わずに情報を伝えることができると気づいた。「我らも今回の灯会に出かける」一方、程宅では二房の乳母が三娘子の行く末を案じていた。部屋の中は書巻ばかり、若い娘の部屋とは思えない。姎姎は父が残した典籍だと喜んでいたが、乳母は変な気を回して侍女をたき付けた。「今や二房には主がいなくなった、私たちの身の置き場もなくなる 争うべきは争わなければ…こちらが強く出れば虐げられることもない」兄たちは母に冷遇される妹を心配し、早速、豪華な土産を届けた。少商は初めて触れる肉親の気遣いに感激、その中に面白い書簡がある。実は次兄もかつて勉学嫌いで、長兄が楽しく学べるよう戦場での英雄の逸話を自ら彫って作ってくれたものだった。「これならすぐ字も覚えられるぞ」まさか二叔母が父の送金を横領し、妹に惨めな生活を強いていたとは知らず、兄たちはこれからは自分たちがついていると安心させる。その時、三兄が妹の書卓がお下がりで、今の妹には低過ぎると気づいた。そこでちょうど使っていない書卓があるため妹に譲ることにする。「今すぐ運ばせよう」「大丈夫、蓮房!取りに行って!」その書卓は三兄が大兄からもらった麒麟紋様のある紅木製の豪華な書卓だったが、これが思わぬ騒動を巻き起こしてしまう。書卓を運んでいた蓮房たちはちょうど三娘子の棟を通りかかった。すると侍女・菖蒲(チャンプー)たちが気づき、豪華な書卓に目をつける。そこで蓮房を引き止め、実は女公子にも書卓を作るつもりだと嘘をついた。この書卓を見本にしたいので、ひとまず三娘子に見せるため貸して欲しいという。「でもこの書卓は大公子が三公子のために作ったの、珍しい品だから…」「早く運んで!」その時、ちょうど姎姎を連れて外出していた蕭元漪が屋敷に戻ってきた。すると使用人か駆けつけ、姎姎の乳母に菖蒲が蓮房と喧嘩になったと耳打ちする。乳母は離間の策を思いつき、伯夫人に女公子の部屋でお茶でもどうかと誘った。「伯夫人がいらしてこそ賑わいます、女公子は独りぼっちで寄る辺もなく…」姎姎は疲れている伯母を気遣って遠慮したが、蕭元漪は姎姎の顔を立てるため立ち寄ることにした。しかしその道すがら、書卓を取り合って争う侍女たちを見つける。一方、少商はなかなか戻ってこない蓮房を心配していた。そこへ母の腹心・青蓯(チンツォン)が現れ、女君が呼んでいるという。つづく( ๑≧ꇴ≦)ルースーがいちいち上手いのよ ←こればっかりw阿兄の登場で楽しくなってきた!意外にも菖蒲が面白いwと思ったら面倒くさそうな郡主がktkr