マリアージュ・ブラン ~嘘つき弁護士の愛の法則~ #17
爱的二八定律 She and Her Perfect Husband第17話「100%の信頼」結婚に向けて動き出した秦施(チンシー)と陽華(ヤンホワ)。しかし秦家に挨拶に来た陽華はうっかり飲み過ぎて酩酊し、いつもの悪い癖が出てしまう。「秦施は星の大海…幸せという光で僕を包んでくれる…」陽華は秦施との突然の出会いを思い出しながら、自分の一目惚れだったと明かした。秦文宇(チンウェンユー)は詩人のような陽華に大笑い、すると秦軍(チンジュン)が娘を心配し、結婚したら転職してはどうかと提案する。その時、陽華が海外赴任というのは嘘だと口を滑らせた。秦施が慌てて止めに入ったが手遅れ、父から正直に全て話すまで帰さないと言われてしまう。秦文宇は母のマンションに立ち寄り、実家での一幕を面白おかしく聞かせた。投資コンサルタントだと思っていた陽華が無職で、実際はデイトレーダーで小銭を稼ぎながら親と同居しているという。これに胡小妹(フーシャオメイ)が激怒、なぜ優秀な陶俊輝(タオジュンフイ)を捨てて定職のない男を選んだのかと娘を非難した。すると秦施が2年前に別れた本当の理由を明かしたという。『陽華は関係ない、彼の母親に反対されたの、なぜだか分かる? 離婚家庭の子は受け入れられないからよ、私たちは品格に欠けた社会のクズなの、分かる? 私じゃない、向こうが断ったのっ!』文宇は今、思い出しても痛快だった。いつも偉そうにしている秦施がまさか振られた方だったとは…。しかし急に劉艶(リュウエン)は怒り出し、息子を叩き始めた。「妹が馬鹿にされ、父親の顔を潰されたのに…それでも兄なの?!」秦施は居たたまれなくなり実家を引き上げることにした。すると散々、母に蔑まれた陽華がふいに口を開く。「ご両親にも理想の娘婿像があるでしょう 僕は優秀ではありませんが、これだけは約束できます 秦施に犠牲を求めたり、夢を邪魔したりはしません、それだけは信じて欲しい…」これまで見事なチームワークで乗り越えて来た秦施と陽華、しかし思わぬところでつまづいた。秦施はむしゃくしゃしながら駐車場へ到着すると、ふと振り返って陽華を待つ。しかし何を勘違いしたのか、酔っ払った陽華は両手を広げて秦施を迎えようとた。「何してるの?…車の鍵よ」「あ…」そこへ母が慌てて駆けつけた。「大事な物を忘れてる…あなたが彼を選んだのよ、自分で責任を取りなさい、もう何も言わない」秦施は無事に戸籍簿を手に入れ任務完了、仕事に戻った。そこでちょうど道場にいた陶俊輝を捕まえ、蘭暁亭(ランシャオティン)が返済条件をのむと伝える。すると陶俊輝は新たな条件を加えた。例え返済を約束してもその間に何が起こるか予測できず、抵当権を付けるか保証人を立てて欲しいという。確かに今の状況で蘭会長を保証してくれる銀行や企業などないだろう。「でもそれを見つけるのが君の仕事だ」秦施は独りで背負うと決めた蘭会長の勇気を応援すべきだと訴えたが、陶俊輝は呆れた様子で″女はきまぐれだ″と言った。「強固な非婚主義者が別れた途端、他の男と結婚するからな」実はその頃、呉菲(ウーフェイ)は密かに取り寄せた2007年の弁論大会の映像を見ていた。陽華は改めて自分の失態を謝罪した。しかし秦施は自分のために実家へ来てくれた陽華を責めるつもりはないという。「僕が口を滑らせてしまった、償うよ」「必要ない…あ、でもどうしてもって言うなら手伝って欲しいことがあるの」翌日、秦施は陽華と一緒に所長のオフィスを訪ねた。唐伊慧(タンイーフイ)は秦施が黙って蘭暁亭と接触していたことに腹を立てたが、金誠(ジンチョン)は陽華の提案を冷静に考えている。「財務諸表を見ましたがセンターの経営は良好で、問題発覚前にIPOに着手、15校を開設予定でした 今回の問題で投資家が引き上げてしまいましたが、今なら少ない投資で最多の株が得られます IPOが終われば大きな収益が見込めるかと… アナリストとして分析には責任を持ちます でも実際に勝負に出るか否かは投資家が決めること、リスクのない商売はありません」秦施と陽華は説明を終えてエレベーターに乗った。「あの場で断らなかったのは望みがあるってことよ…今頃は人選を考えているはず」「さすが自信家だな」「私じゃない、あなたを信じているの、100%信頼してる」陽華はその言葉が飛び上がるほど嬉しかったが、悟られまいと必死に笑顔を我慢した。すると喬(キョウ)主任が家庭部に戻って来た秦施に気づき、婚姻証明書をもらおうと追いかけてくる。焦った秦施は陽華を連れて咄嗟に倉庫室に逃げ込み、息を潜めた。ピッタリ密着して抱き合う陽華と秦施、すると陽華は秦施への想いが止まらなくなる。「秦律師…あの…その…僕たち…」陽華は秦施に顔を近づけたが、急に着信音が鳴って我に返った。「あなたの電話みたい」電話の相手は陽父だった。陽父は息子と秦施を呼び出した。実は妻の代わりに秦施へ謝罪に来たという。確かに妻はやり過ぎたが、これも息子への盲目的な愛のためだと理解を求めた。「どうか許してやってくれ」すると陽父は息子が秦施と出会ってから大きく変わったと話し、息子のやる気を引き出してくれたと感謝する。「私は何も…」「いいや、君は良くやってくれた、息子は世の女性にとって理想の配偶者とは程遠い 君と出会えたことは幸運だ、これで私も安心だよ」「でも…私の家庭環境を気になさらないと? この前、陽媽は″うちの家系で離婚した人はいない″と… 実は私の父はバツ2なんです」寛大な陽父もさすがに離婚2回ともなると困惑したが、すかさず陽華がかばった。「人の目より自分がどう思うかだ、僕は全く気にしないよ」秦施は陽華の言葉に感激した。…感動は日常の中でいつも不意に訪れる、例えば彼が何気なく言ったこの言葉も…その場しのぎかもしれないが、でも私は陽華の本音だと信じられた陽父は息子の秦施への愛が本物だと安心し、戸籍簿を渡した。「パパ、これは母さんが隠していたんじゃ?」「私が見つけられないとでも?…母さんの考えることなんてお見通しさ」李黛は喬主任から秦施が罰として今月の報奨金と通勤手当、食事手当が取り消されると聞いた。既婚者を偽っていた割には処分が軽いと思ったが、よくよく聞いてみると蘭会長を黙って助けていたことが原因だと知る。「秦律師は蘭总を助けるため、投資家を集めて欲しいと頼んだらしい」「え?」(,,Ծ‸Ծ,,).oO(目立ちたがりの秦施めっ!陶俊輝は仕事帰りに母の好物を買って久しぶりに実家へ戻った。今日は母の誕生日、すると1時間前に到着していた呉菲が自分の部屋に飾られた優勝杯と賞状を眺めている。「何を見ているんだ?」「優勝杯がひとつ足りないんじゃない?2007年の最優秀賞はあなたじゃなかったの?」「どうかな…違う」呉菲はそれとなく誘導したが、陶俊輝は適当にはぐらかした。陶俊輝と呉菲は陶母の誕生日を祝って食卓を囲んだ。すると呉菲が陶母に実は自分の上司が陶俊輝の後輩だと教える。どうやら呉菲は秦施との関係に気づいたようだが…。つづく(๑´ω`๑)今日も癒し陽華❤️しかし無邪気だった呉菲まで…