七時吉祥~エンドレス・ラブ~#2あらすじ
七时吉祥 Love You Seven Times(全38話)第2話過って故障した紅塵(コウジン)井に落ち、偶然にも1回目の転生修行を終えた姻縁(インエン)閣の仙女・祥雲(シャンユン)と上古の戦神・初空(チュコン)。天界に戻った祥雲は初空の報復を恐れたが、なぜか初空から今後も修行の伴侶になるよう指名されてしまう。実は初空は今回の歴劫で元神の回復を実感していた。情劫はあと6回、これで元神が完全に回復するなら願ってもない機会だろう。昊軒(コウケン)帝君は弟の報告を喜びながら、3万年も独り身を通した初空の相手がどんな女子なのか興味があった。一方、紅線翁(コウセンカク)は祥雲の苦労も知らず、これで姻縁閣も安泰だと内心、喜んでいた。祥雲は伴侶になりたくないと泣いて嫌がったが、どちらにしても牽糸引(ケンシイン)はあと6本、残っている。「え?!まだ6回も一緒に転生するの?! 私は3000歳で向こうは50000歳…って、相手は年寄りじゃないの! きっと私に仕返ししたくて伴侶にしたのよ!絶対に嫌っ!」すると兄貴分の李(リ)天王が2人の転生の筋書きを任されたので安心だとなだめた。( ;∀;)<エエエエエエエエ~もっと嫌ァァァァァァァァァァ~!初空の友で帝休(テイキュウ)族の皇子・修茗(シゥミン)もまたこの3万年、独り身を通していた。修茗と言えば自分の命より大切にしている玉を持っているのは有名な話、しかしその理由を知る者はいない。すると初空が歴劫で猪に転生したと聞き及び、早速、友を訪ねることにした。姻縁閣に鶯時(オウシ)公主が乗り込んできた。初空の情劫の伴侶は自分だったはず、鶯時は激怒して姻縁閣を壊すと息巻く。焦った祥雲は高貴な公主を獣に転生させるわけにいかなかったと釈明し、実はある作戦があると耳打ちした。何とか苦肉の策で鶯時公主を納得させることに成功した祥雲。しかしふと紅線翁の言葉を思い出して意気消沈した。実は牽糸引は修行を終えて紐を切らなければ他に解く方法は1つだけ、どちらか一方の元神が失われて魂が飛散するしかないという。…助かるためには初空仙君にお願いするしかないわ…修茗はあの初空が情劫の修行に行くと知って興味津々、相手の女子に会いたいと頼んだ。「3万年も思い続ける玉の女(ヒト)がいるだろう?」「気づいていたのか、実は初空は彼女に会ったことがある、でもお前は当時の記憶がないからな」「彼女が消えたのは滄日(ソウジツ)の戦の頃か?」「その通り、初空…3万年前に何が起きたか気にならないのか?」一方、女媧(ジョカ)石を手に入れた摩羅(マラ)族の護法・錦蓮(キンレン)は石を人間界に送ることにした。「惜しいことにこの石はまだ目覚めていない、情愛に染まってこそ真の力を発揮する」こうして人間界に投げ込まれた女媧石は文淵(ブンエン)閣にある植木鉢の中に置かれた。女媧石が人間界に落ちると天界に突如として霊柱が立ち上り、花びらが宙を舞った。初空は話を中断して席を立ったが、ふいに立ちくらみを起こし、また身に覚えのない光景が脳裏をよぎる。…なぜいつも同じ光景を?…初空の失われた記憶には決まって顔の見えない女子の姿があった。その時、初空の視線の先によく似た女子が立っているのが見える。懐かしさを覚えた初空は女子の元へ駆けつけたが、振り返った女子は祥雲だった。すると初空は急に倒れてしまう。祥雲は初空仙君の様子を心配したが、修茗はいつもの病だと笑って安心させた。「君が初空の転生の伴侶だね?やっと会えた」「姻縁閣の仕事が忙しく、他の神仙とは行き来がありません」「初空と歴劫に行きたいか?」「フル(・_・ ))(( ・_・)フル」すると回復した初空が現れた。修茗は祥雲と意気投合したと報告し、転生の修行を見逃すよう口添えして帰ってしまう。実は祥雲は修茗が3万年探し続けていた″玉の女″とうりふたつだった。祥雲は初空の前でひざまずき、伴侶を外して欲しいと懇願した。「…構わないが姻縁閣はどうする?」「仙君?!私を脅すのですか?」「姻縁閣の処遇は修行が終わってから決める…他に何か?」(,,Ծ‸Ծ,,)<ご心配なく!修行を成功させて見せます!とは言ったものの祥雲は不安でたまらなかった。「李天王、あなただけが頼りなのよ?!きれいな死に方にしてよね!」すると紅線翁はせめて記憶が消えないよう、忘川水に″忘川蜜″を仕込んでおくと約束した。「何か困ったことがあったら姻縁祠(シ)で祈りなさい、力になろう」転命星君(テンメイセイクン)の立ち合いのもと、初空仙君と祥雲の転生の儀式が始まった。転生では忘川の水を飲んで記憶を失くすのが掟、しかし初空はこっそり薬を入れようと企む。その時、突然、修茗が現れた。修茗は一緒に行きたいと懇願し、自ら用意した忘川水を招喚する。おかげで初空は薬を仕込む機を逃し、結局、記憶がないまま人間界へ転生してしまう。一方、鶯時も祥雲にそそのかされ、人間界で初空仙君と結ばれるために忘川水を飲んであとを追った。…宋勤文(ソウキンブン)は文武両道で婉娘(エンジョウ)は良妻賢母私はこの両親に育てられたの両親は私を溺愛し、長命玉を授けた苦労知らずよ…宋勤文は栄進、都の10万の兵を任され、統領と呼ばれる身分になった。ちょうどその頃、親友・陸涼(リクリョウ)に男児が生まれる。祥雲は父に連れられ誕生祝いを届けに陸府へ、すると陸夫人は赤子を許嫁だと紹介した。( ゚д゚).oO(かたや都を守る軍の統領、かたや辺境を守る大将軍、皇帝がよっぽど間抜けじゃなかったら両家の婚姻を許すはずないのに~先が思いやられるわ(汗「もしかしてこの子の名前は初空?」「いいえ、陸長空(ルーチャンコン)よ」時が経つのは早いもの、長空も大きくなった。祥雲も美しく成長したが、そんなある日、陸夫人が息子には平和で穏やかに暮らして欲しいと話しているのを耳にする。「そして教養があってしとやかな嫁と孫ができれば十分よ」(  ̄꒳ ̄).oO(教養があってしとやかだと?!早く言ってよね~つづく( ̄▽ ̄;)祥雲と長空、すごい年の差があるけど普通なの?w