七時吉祥~エンドレス・ラブ~#29 あらすじ
七时吉祥 Love You Seven Times(全38話)第29話無謀な鍛錬のせいで倒れた修茗(シゥミン)。初空(チュコン)の元神の力で事なきを得たが、滄海(ソウカイ)は護法・錦城(キンセイ)からその原因が自分にあると指摘されてしまう。そこで滄海は元神を養う摩羅(マラ)族の神器・天穹玉(テンキュウギョク)に自分の力を入れ、修茗に贈った。「修茗、私はずっとあなたを弟だと思って来た、その気持ちはこれからも変わらない」昊軒(コウケン)が麒麟(キリン)宮に戻ることになった。初空は父への口添えを頼んで見送ったが、別れ際、兄から滄海にとって帝休(テイキュウ)族の皇子は大きな位置を占めていると警告されてしまう。「ご心配には及びません、では…」昊軒は弟をわざと嫉妬させ、ほくそ笑んだ。すると初空と入れ違いで錦城が現れる。錦城は昊軒からもらった霊薬のおかげで双子が元気になったと報告し、薬を譲って欲しいと懇願した。そこで昊軒は対価として摩羅族の内情を知りたいと言ったが、錦城は摩羅族を裏切ることはできないと拒否する。「無理強いはしませんよ…もし気が変わったらご連絡を」初空が庭園に駆けつけると、ちょうど滄海が修茗に天穹玉を与えているところだった。「待て!…元神なら私が癒せる!」結構だ!>(,,Ծ‸Ծ,,)( ≧ꇴ≦ )<ダメよっ!滄海と修茗に拒否され立つ瀬がない初空。すると滄海は修茗に意地を張らず天穹玉を必ず身につけるよう命じ、初空にもむやみに癒しの力を使って元神を損なわないよう釘を刺した。「分かった、お前の同意なしには使わないと約束する、怒らないでくれよ…」(」゚ロ゚)」<俺が悪かったヨォォォォォォォ~!初空は滄海の機嫌を直そうと大きな声で謝罪、滄海は思わず失笑した。( ゚ェ゚)あ、長公主と将軍の歴劫の時、祥雲が大声で話しかけたネタってこれか〜後から出してくるって上手いね修茗は滄海が初空に向けた笑顔を見て驚いた。…滄海が私にあのように笑ったことはない、滄海への執着を捨てるべき時が来たのか、初空が滄海の落ち着き先なのかもしれない…( °◊° )意外と物分かりが良い修茗nnnnnn我が子の命と忠誠心の板挟みに苦しむ錦城。封印された公主は差し入れを届けに来た護法の異変に気づいて心配したが、錦城は双子の話ではぐらかし、戻ってしまう。そんなある日、すっかり元気になった錦蓮(キンレン)と錦蘿(キンラ)が急に倒れた。錦城は双子を救うため、昊軒からもらった伝令麒麟を放ってしまう。一方、昊軒は父から神託を取り仕切るよう命じられた。配下はこれで族長の座も確実だと喜んだが、昊軒は気まぐれな父を簡単には信用できない。その時、護法からの連絡が届いた。「…全てを知る者がやって来た、ふっ」錦城はまんまと昊軒の罠にはまった。当初は霊薬と引き換えに初空の消息を伝えることが条件だったが、次の霊薬が欲しければ昊軒のために働くよう迫られてしまう。「ほんの些細なことだ、昔のことを知りたい、深刻に考えるな ただ誓いを立ててもらう、もしお前が私を欺けばあの双子は魂が飛散し、元神も失われる」すると昊軒はあの日、庭園で見た不思議な力は誰のものか聞いた。錦城は口をつぐんだが、それが答えだと見透かされてしまう。「摩羅族の王族は代々、双子、滄海が1人娘のはずがない 男女の双子なら隠す必要がないから答えはひとつ、あの強い不思議な力の源はもう1人の… ふふ、ご苦労だった」昊軒は護法に感謝し、霊薬を渡して帰った。滄海は庭園で居眠りしながら夢を見ていた。…あなたは誰?なぜ私にそっくりなの?なぜ何も話さないの?…娘は笑顔で滄海を眺めていたが、急に消散してしまう。「小棠(シャオタン)?」滄海は初空の声で目を覚ました。「夢を見ていたのか?」「私とよく似た女子の夢だった…あまりにも姉妹が欲しいせいね、ふふ」初空はそれより婚礼の話をしようと切り出した。すると滄海は人間界で暮らした山荘で2人きり、静かで素朴な婚儀を行いたいという。幼い頃から華やかで精緻(セイチ)な宮殿で育った滄海にとって山荘で身分から解放された自由な日々は何より幸せだった。しかし昊軒から一向に返事がなく、やはり身分を捨てての婚姻に両親が反対しているのかもしれない。「もしそうだったら私を諦める?」「世界を敵に回しても君を選ぶ!(๑•̀ㅂ•́)و✧」その頃、深海の結界に入った錦城は自責の念に苛まれていた。『錦城、そなたに明月(メイゲツ)を託そう、決して誰にもその存在を知られるな』『帝君、ご安心を、我が身が消散しない限り明かすことはありません』すると明月が現れた。明月は夢の中で自分とそっくりな女子に会ったと話し、もしや自分の姉妹ではないかという。書卓の上には明月が描いた4人家族の絵があった。しかし顔が分かるのは自分だけ、両親と姉の顔は何も描き入れることができない。「近いうちに彼女と話ができそうなの」「公主、いけません!邪気を抑えるには外界に触れてはならない」錦城は問答無用で霊力を放ち、滄海と明月が夢で繋がらないよう通り道を断ってしまう。「ただ夢で会いたいだけなのに…どうして唯一の家族に会えないの?!」「存在を知られてはならないのです!」その頃、天の星に異変が現れた。ちょうど庭園にいた初空と滄海は天を見上げ、神託が下るのだと気づく。「神託は数万年に1度、この世が滅びるような危機がある時だけ下されるわ」滄海は胸騒ぎがしたが、初空は何が起ころうと滄海のそばにいると約束した。神託が降った。【摩羅王女が魔に落ちて世を滅ぼす】昊軒は″摩羅王女″を指すのが滄海ではなく、あの強い不思議な力の源である滄海の双子の姉妹だと気づく。その時、昊軒は恐ろしい計画を思いついた。表向き摩羅の娘は滄海だけ、双子のもう1人は世に知られていない。神託が告げる″摩羅王女″が滄海なら初空の夫の地位も無駄になり、六界を牛耳る摩羅族も非難の的となる。昊軒はこの機に乗じて族長の座だけではなく、六界の盟主の座まで手に入れようと企んだ。そこで天に逆らって神託を書き換えてしまう。【摩羅女帝が魔に落ちて世を滅ぼす】すると昊軒の腕に″厄誅(アクチュウ)痕″が現れた。…長年、屈辱に耐えて来たのもいつの日か世の主となるため、そのためならどんな代償を払っても惜しくない、至上の高みに登る私を誰も止められぬ…( ̄▽ ̄;)兄さん、エグいわ___初空は政で忙しい滄海の代わりに婚礼衣装を準備した。「どうだ?気に入ったか?」「気に入ったわ!」婚儀を間近に控え、幸せそうな2人。しかしそこに血相を変えた護法が飛び込んで来た。「帝君!大変です!神託がありました!摩羅女帝が魔に落ちて世を滅ぼすと!」「私が誰かに魔に落ちるよう強いられると?」初空はありえないと否定した。錦城も絵空事だと一蹴したが、ふと神託が指すのは明月ではないかと気づく。…古より神託を司るのは麒麟族、もしや…初空は神託をこの目で確かめようと麒麟宮へ戻った。すると驚いたことに神託には本当に滄海が魔に落ちて世を滅ぼすとある。その時、昊軒が現れ、天兵が初空を包囲した。つづく( ゚ェ゚)摩羅宮殿って海底?本殿はブクブクしているけど…って、どうでもいい?w