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爱的二八定律 She and Her Perfect Husband 第35話「パートナー契約書」 金誠(ジンチョン)と唐伊慧(タンイーフイ)は秦施(チンシー)をパートナーへ昇格させると決め、契約書にサインするよう求めた。 しかし罠だと気づいた陽華(ヤンホワ)が急いで書斎に駆けつけ、秦施にサインしないよう訴える。 「サインしたら君は詐欺犯になってしまう!彼らは全部、知っているんだ!」 実は秦施もすでに自分の嘘がバレたと気づいていた。 「弁解はしません…でもこの事務所には独身女性に対する雇用差別があった どうか皆に平等な機会を与えてください、そうすれば私のような嘘つきは現れないでしょう 信頼を裏切ったことを心から謝罪します」 その頃、陶俊輝(タオジュンフイ)は呉菲(ウーフェイ)を心配して自宅を訪ねていた。 しかし呉菲は部屋に閉じこり、会いたくないと拒む。 呉父はおそらく女問題が原因だと察し、陶俊輝をバルコニーへ連れ出した。 「女は愛があれば一生、幸せでいられる、だが男の幸せは愛だけではだめだ、仕事が必要だ 賢者なら損得を見極めて正しい選択をすべきだ」 「…肝に銘じます」 「娘の君への愛は誰にも負けない、娘を裏切らないでくれ」 秦施は家に帰るなりソファーに倒れ込んだ。 「なぜバレたのかしら…ああ~もういい、これで終りよ」 一方、唐伊慧も妹のように大事に育ててきた秦施の裏切りに憤慨していた。 確かに事務所の内規は公平性に欠けていたと認めざるを得なかったが、女性を雇っても数年で結婚し妊娠、クビにすることもできず給料だけ払わされることになる。 金誠は嘘を取り繕うため結婚までした秦施にむしろ感心したが、唐伊慧の怒りは収まらなかった。 「もう忘れるんだ、許せないならクビにすればいい」 「…クビ?冗談じゃないわ」 秦施は酒を飲んで憂さ晴らししていた。 「実はこの前、嘘をついていたことを兄に白状したの でも兄は私を叱らず慰めたわ、そんなに強がらず頑張らなくていいって… 幼い頃から母を見ていて、弱者はいじめられるから強くなろうと思った 努力して上位20%の人間になるんだって…でも自分の本心が分からなくなった」 秦施はインターン時代、刑事部に配属されて大勢の犯罪者を見てきた。 彼らは決まって出来心だったと言い訳したが、秦施はどうせ生まれつきの悪人だと思っていたという。 「でも今日、気づいたの、私も彼らと同じよ、陽華、こんな私を軽蔑するでしょう?」 すると陽華は秦施の肩を抱き寄せて慰めた。 「人は失敗して初めて自分の弱さや強欲さに気づくんだ 僕が姚遥(ヤオヤオ)と別れたのは邱建祥(チウジエンシャン)が娘と僕を結婚させようとしたからだった」 当時の陽華はエリートで順風満帆、母も客室乗務員の姚遥では釣り合わないと反対し、傷が浅いうちに別れるよう説得したという。 あの時、陽華は姚遥に縁談を断ると言ったものの、迷いがなかったと言えば嘘だった。 そんな陽華の心を見抜いたのか、姚遥は陽華がすっかり変わってしまったと失望し、去ってしまったという。 結局、永利(ヨンリー)21で全てを失い、陽華はようやく才能や知性も欲の前では何の意味もないと気づいた。 「でも君は違う、土壇場で自らを反省して正しい選択をした」 するとすでに秦施は陽華の腕の中でぐっすり眠っていた。 翌朝、秦施が目を覚ますとすでに陽華は出かけていた。 枕元には酔い覚ましや念のため風邪薬も置いてある。 秦施は身支度を整え戦闘体制、しかしいざとなると出勤できなかった。 「一度転んだらしばらく立ち上がれない…ゥッ…でもいずれは向き合わなきゃ」 秦施は折れた心を奮い立たせ、唐伊慧のオフィスを訪ねた。 「どんな罰でも受け入れます…でもこれまでの努力と貢献に免じて合理的な範囲で…」 「秦施、交渉の余地はないのよ?甘えてもムダ!」 しかし唐伊慧は結局、秦施に最後のチャンスを与えた。 秦施は10階の家庭部へ戻され、補佐弁護士としてやり直すことになった。 天航(ティエンハン)の案件は陶俊輝が引き継ぐことになったという。 📱<ぶははははは~!秦施!バチが当たったわね~! 報告を聞いた李黛(リーダイ)は大笑い、自分なら恥ずかしくて今さら家庭部に戻れないという。 すると姚遥から着信があり、秦施は話の途中で切った。 姚遥は秦施が担当から外されたとも知らず、騙されたと激怒して電話を切った。 陶俊輝から話を聞いたところ、天航と南洲(ナンジョウ)の交渉が大詰めを迎え、もはや姚遥の協力が必要なくなったという。 尹(イン)社長は態度を一変、確執がある姚遥を教育係に異動させていた。 「私たちまで信用を失ったのよ?」 「俺たちはM&A担当だ、他は関係ない」 「姚遥の性格だと間違いなく天航を訴える、うちが代理人になればまた敵対することに…」 「姚遥より自分のことを考えろ、否定すればよかったのに、証拠はないんだぞ? 甘いんだよ、正直者がバカを見るんだ」 一方、呉菲は事務所を休むつもりだったが、秦施の異動を知って慌てて家を出た。 秦施は陶俊輝のせいでストレスが溜まった。 しかし今は食べて発散するより陽華の言葉が何より効果がある。 📱<天航のM&Aが失敗すると言ったら機嫌が直る? 陽華は胡平(フーピン)も関わっている新エネルギーシティのプロジェクトが頓挫すると予想した。 胡平が興味を示していたのは新型の発電所だが、初期投資でかなり損失が出るという。 確かに長期的に見れば優良案件とも言えるが、プロジェクトでのエネルギーコスト増大が見込まれ、そうなれば損失も大幅に増えてしまう。 📱<僕は胡平が手を引くと思うな~ 陽華は家を買うと決意、蔡亮(ツァイリャン)にローンの申請を頼んだ。 「積立金で買うんじゃなかったのか?」 「家を買って秦施にプロポーズしたいんだ」 ( ๑≧ꇴ≦)<そうか~って、あれ?結婚したんじゃ… 一方、補佐に降格された秦施は初めからやり直せばいいだけだと自分に言い聞かせていた。 さすがに補佐たちはかつての上司に仕事を頼めなかったが、秦施は仲間たちに差し入れしたり、間違いを教えて指導したり奮闘する。 その時、呉菲がオフィスに現れた。 呉菲は補佐にされても事務所にしがみついている秦施を蔑んだ。 「もっと気骨ある人だと思った、プライドはないの?ドブにでも捨てた?」 すると秦施は外にいる補佐たちを指差した。 「彼らは多くの試練を乗り越えたからこそ、今のポジションを得たのよ?」 「言っとくけど、私はあんたたちとは違う!(バン!」 呉菲が思わず机を叩いて声を荒らげると、補佐たちは驚いてオフィスに注目した。 「そうね、あなたは高級(シニア)弁護士だもの、広いオフィスも手に入れた でも考えたことがある?買収した子を除いてなぜあなたを敬う部下がいないのか… あなたから学ぶことは何もないからよ、だってそこに座れたのは父親のおかげだもの 自分の努力でここまで来た彼らにとって最大の侮辱だわ」 秦施は確かに自分も嘘をついたが、言い訳はしないと潔かった。 誰かに罵られてバカにされても文句は言えないが、呉菲にはその資格がないという。 「同じ出世の近道を選んだとは言え、あなたはレベルが低い、だって父親の力を利用したのよ? 最初は親頼みも許された、でもその後は?ケンカを売り、小細工した以外に何をしたの? 彼らより優秀ならそれに見合ったスキルを見せて そうじゃないといつ誰にその座を追われても不思議はないわ その時は父親に泣きついても無駄よ?」 「秦施ィィィィィ~出てって!」 秦施がデスクに戻ると、補佐たちは呉菲を言い負かしてくれた秦施を称賛した。 呉菲は秦施を追い出そうと画策したが、結局、自分が退職願を出した。 唐伊慧は引き止めることもせず、今後も西美(シーメイ)との良好な関係が続くことを願って送り出す。 その頃、陽華は胡平から食事に招待されていた。 つづく ( ゚ェ゚)え?陶俊輝って結局、姚遥を利用しただけだったの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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