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カテゴリ:星河長明 運命の妃と不滅の帝 全25話
星河长明 Shining Just For You 第11話 なぜ白露(バイロウ)こと葉凌霜(イェリンシュァン)が刑を逃れて復職までできたのか謎が深まる太宰(タイサイ)・樊如晦(ハンジョカイ)。 そこで上奏の機会に″皆が噂しているから″と前置きして皇帝に理由を尋ねた。 晁(チョウ)皇・彧修明(ユーシューミン)は白露が実は暗殺計画を事前に告発し、刺客を一網打尽にする準備を整えた上で大典に臨めたと最もらしい嘘をつく。 当然、腑に落ちない樊如晦は白露が南宮に出かけていたと聞いて探りを入れた。 「陛下は南宮の改修をお考えなのか?」 「あ?ぁぁぁ…秘密です」 白露は皇帝の命の内容を漏らすことはできないとはぐらかして帰ってしまう。 屋敷へ戻った樊如晦は姚嵩(ヨウスウ)が何か情報をつかんでいないか聞いた。 しかしやはり白露の任務は一切、不明だという。 樊如晦は皇帝が擁護する時点で白露がただ者ではないと警戒、2人の間に何か秘密があると疑った。 南宮を調べた白露はバラバラの石の配置を書きつけ、雲紋(ウンモン)に見せた。 「これは何を意味しているの?」 「封印だよ、しかし法陣が不完全だ、中心の模様を見てみないと分からない」 「中心ってどこ?」 すると雲紋は夜の眠師橋に行けば分かると教えた。 一方、樊平(ハンヘイ)は父が決めた縁談のせいで悶々とした日々を過ごしていた。 そんなある日、街で耳にした琴の音に惹かれ、ふらりと見月(ケンゲツ)楼へ入ってみる。 琴を弾いていたのは棠縁(トウエン)だった。 棠縁は主から教わった羽(ウ)人の古曲・霜葉別枝(ソウヨウベッシ)だと紹介、すると樊平はぜひ主に会いたいという。 その時、ちょうど翼無憂(イーウーユー)が店に戻って来た。 「私がここの主です、無憂とお呼びください」 翼無憂は羽人の平民だと素性を隠し、棠縁にもう1曲、弾くよう頼んだ。 樊如晦は姚嵩から今秋の税収が予想を上回ったと聞いた。 そこで3割を各大都護(トゴ)に配り、7割の半分だけ国庫に収める。 「星瀚大典で蔡驂(サイサン)は失策したが、少なくとも陛下の神鏡の力は削いだな」 樊如晦は懐が暖まって上機嫌。 大臣たちが国庫が逼迫して夜北の移住に予算が割けないと皇帝に上奏するのを黙って聞いていた。 皇帝から3日に1度、任務について報告に来るよう命じられた白露。 そこまで暇ではないと文句たらたらながら参内し、糸口がみつかりそうだとごまかした。 「ずいぶんと悠長だな、期限は1日たりとも延ばさぬぞ?命が惜しくないのか?」 ウルセー(´-ω-`)ボソッ 何だと?>( ・`ω・´) 「いえ、肝に銘じます!」 すると彧修明は夜北の移住にかかる経費について白露に意見を聞いた。 白露は金儲けが得意な樊如晦のこと、私腹を肥やしているに違いないと指摘し、弱点をついて没収してはどうかと進言する。 「弱点か…樊征(ハンセイ)だな」 実は最近、樊征が司馬監と手を組んで御風弓(ギョフウキュウ)という武器を考案し、献上したばかりだった。 驚くことに射程は河洛(カラク)の複合弓よりも長いという。 しかしその御風弓を手に取った白露はあっさりそのからくりを見抜いた。 御風弓は弓柄の中に仕込んだ氷玦(ヒョウケツ)のおかげで飛距離を伸ばしていただけだった。 つまり氷玦がなければただの平凡な弓に過ぎない。 しかし司馬監の帳簿にはこの弓本体の材料費と製作費に大層な額が記載されていた。 ↓( ๑≧ꇴ≦)ぼんぼんあるある〜 樊如晦はまたしても放蕩息子の尻拭いに追われた。 しかし皇帝は意外にも息子を罷免しただけで見逃してくれる。 「まあそちのしつけが厳しく、小腹でも減って国庫の金をくすねたか ただなあ~あの金があれば移住する夜北に苦労をかけずに済んだのだがな~」 「すぐ手配します!」 樊如晦は自分だけでなく官吏たちから寄付を募って工面すると申し出た。 こうして手柄を立てた白露は褒美が欲しいと懇願。 彧修明は何を希望するのか期待したが、白露は皇宮内を自由に動ける通行証が欲しいと言った。 一方、諸嬰(ショエイ)と七海怜(チーハイリアン)たちは無事に夜北へ到着した。 すると夜北の民に事情を説明する間もなく伝令兵が到着、諸嬰と七海怜に勅命が下る。 晁帝は七海怜が過ちを悟って忠誠を誓い、大義をわきまえたとして青蘅(セイコウ)公主に封じた。 その上で上将軍・諸嬰との婚姻を下賜するという。 夜北の民は故郷を捨てて越州(エツシュウ)に移ると知り、猛反発した。 楚夜(ソヤ)たちはこれも皆のためだと訴えたが、七海怜たちは祖国を売った裏切り者だと蔑まれてしまう。 孤独に苛まれた七海怜は諸嬰に婚姻などあり得ないと嘆いた。 しかし皇帝が命を覆すことはないという。 すると諸嬰はともかく夜北の民を移住させる術を考えるのが先決だとなだめた。 その夜、白露は天妃・冷天曦(レイテンギ)の誕辰祝いに招かれた。 彧修明も後宮へ足を運んだが、遠目から宴席の様子を眺めている。 「かつてなく後宮が温かな雰囲気だ、これも白露の功績だと言えよう」 しかし侍衛・凌雲(リョウウン)は誰より楽しそうなのが皇帝だと気づいていた。 「ではそろそろ褒美を与えないと…またウザいと言われますよ?」←とは言ってないw 「何を下賜すればいいのか」 その時、天妃が急に発作を起こし、苦しみ始めた。 彧修明は思わず空を見上げ、やはり満月だと納得する。 「風隠(フウイン)を呼べ」 白露は侍女と2人で天妃を介抱した。 侍女の話では満月の度に発作が起こるが、これほど酷い発作は初めてだという。 その頃、風隠たちは回廊から天妃の様子を見守った。 「天妃娘娘が誰かを傷つけたら矢を放ち陛下に報告を…」 風隠は弩(ド)に矢をつがえて構えた。 しかし白露が機転を利かせ、かんざしで天妃の手の経穴を刺し、眠らせることに成功する。 風隠たちは撤収、後宮で待っていた皇帝に報告した。 「発作が落ち着きました」 「ならばよい、鶴雪(カクセツ)について調べよ、月噬を治す方法があるはずだ」 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.21 23:28:06
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