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カテゴリ:星河長明 運命の妃と不滅の帝 全25話
星河长明 Shining Just For You 第20話 七海蕊(チーハイルイ)が命を落としたと知った白露(バイロウ)こと葉凌霜(イェリンシュァン)。 その夜、独り氷鑑(ヒョウカン)台で悲しみに暮れていると、晁(チョウ)皇・彧修明(ユーシューミン)がやって来た。 彧修明はてっきり白露が自分の伝言を聞いて会いに来たと思ったが、白露は暦を作る必要があると断って早々に帰ろうとする。 「白露、もう働かなくて良い、そなたを朕の后妃にしたい そなたが望むなら朕の皇后とし、奇華宮に住まわせ、寵愛を与える」 「あの時、陛下が私を娶ってくれたら全ては違っていたのに…」 白露はもはや手遅れだと嘆いた。 七海蕊が愛する人と結ばれたら夜北を離れようと決めていたが、突然、皇帝が現れ、七海蕊から自由で幸せな毎日を奪ったという。 しかし彧修明は今やその権利を白露が得たと言った。 「私は寵愛も栄華も望みません… 償いをと思ってくださるなら、統一暦を完成させた暁には私を自由にしてください」 白露は拝礼して嘆願したが、彧修明は黙って帰ってしまう。 白露は何としても過去に戻って七海蕊を取り戻そうと躍起になった。 仕方なく雲紋(ウンモン)は自分が″時遡(ジソ)の回廊″を作ると約束し、氷玦(ヒョウケツ)の手配を白露に頼む。 そこで白露は翼無憂(イーウーユー)こと羽臨空(ユーリンコン)を竹林に呼び出した。 翼無憂は閔中(ビンチュウ)山で白露を襲った刺客の件だと誤解し、自分の配下ではないと釈明する。 しかし白露の用件は七海蕊のことだった。 「どうしてなぜ黙っていたの?」 「大淵古(ダイエンコ)から頼まれたんだ、君が公主の死を知れば何をしでかすか分からないと…」 白露はそれ以上、翼無憂を追求しなかったが、その代わり氷玦を手配して欲しいと頼んだ。 白露の命を狙う棠縁(トウエン)こと雪嵐微(セツランビ)はすでに次の策を講じていた。 そんなある日、雪嵐微は恋仲になった樊平(ハンヘイ)の子を身ごもったと分かる。 報告を聞いた樊平は天にも昇る心地になり、早速、棠縁を樊府に迎え入れる準備をすると決めた。 白露は居所に閉じこもり、朝議も欠席した。 すると皇帝が現れ、白露の願いには応じないと退ける。 「はっきり伝えに来たのだ」 「陛下、でも…」 白露は何か言いかけたが、急に激しいめまいに襲われ、倒れてしまう。 白露が倒れた原因は太医にも分からなかった。 彧修明は民間の名医を連れてこいと声を荒らげたが、その夜、成午(セイゴ)が白露の推薦で欽天監に入った切れ者の雲紋を連れて来る。 「陛下、彼は若いですが占星術の腕は一流、白主事にも勝るでしょう」 彧修明は半信半疑ながら治療を認めた。 すると白露の宿星が濁気(ダクキ)に侵されていると分かり、雲紋は病ではなく何かの呪いだと気づく。 「私に呪いは解けませんが、法陣で一時的に命を守ることができます 法陣の効力は12時(トキ)、それまでに呪いが解けなければ助かりません」 秘術師は恐らく天啓のどこかにある空き家に身を潜め、秘術陣を操っているのだろう。 雲紋は手がかりとしてその陣が1時ごとに光を放つはずだと教えた。 捜索は難航した。 しらみつぶしに探そうにも高官たちの中には屋敷や別邸の捜索を拒むものも少なくない。 何も分からないまま刻限が迫っていた。 すると端木彦(タンボクゲン)が雲紋と成午と一緒に白露の様子を見に来る。 「そろそろ12時か?」 成午は厳しい顔つきでうなずいたが、ふとおかしなことに気づいた。 「昨日は休んでいたはずなのに、なぜ刻限を知っているんだ?」 「(はっ!)天啓に雲(ウン)州の秘術師が来ています!街の東の方にいるとか…」 白露が目を覚ますと雲紋と成午が付き添っていた。 なんでも皇帝が自ら秘術師を倒して白露を助けたという。 その時、血相を変えて彧修明が戻ってきた。 彧修明は無事な白露の姿に安堵した。 しかし白露は刺客に応戦して傷だらけになった皇帝の姿に動揺を隠せない。 神器の庇護を失い、無敵ではなくなった彧修明。 白露は真師(シンシ)の話を思い出して涙があふれてしまう。 「なぜ私を特別に扱うのです?」 「そなたを特別に大切にしたいからだ… 朕にも分からぬ、なぜそなたのような恩知らずを愛してしまったのか」 すると彧修明は思わず白露を抱き寄せ、口づけした。 白露は拒まなかったが、急に照れ臭くなって気を失ったふりをしてしまう。 ↓未だかつてあっただろうか、死んだふり…( ̄▽ ̄;) 暗衛は52人の秘術師を始末した。 投獄した端木彦についてはやはり関与の疑いがあるという。 彧修明は司寇(シコウ)監に取り調べを任せたが、すでに白露と雲紋が端木彦と面会していた。 「有能な秘術師だと聞いて会いに行っただけなんだ、欽天監で使える人材だと思って」 「たわ言もほどほどにして、知っているのよ?毎日、役人と密会してたでしょう? 主事の座を手に入れても足りないの?」 「私は何もしていない!信じてくれ!…君の者を秘術師に渡しただけなんだ!」 翼無憂から白露に文が届いた。 氷玦を見つけたが量が多く高額なため、まだ数日かかるという。 そこで白露は再び翼無憂を竹林へ呼び出し、肌身離さずつけていた琥珀石を渡した。 「これなら高値がつくわ」 翼無憂はすっかりよそよそしくなった葉子(イェズー)の態度に傷ついた。 「私たちの友情はどこへ?」 「私は前に進む、後ろは振り返らない」 すると白露は帰ってしまう。 ↓(´-ω-。` )おぅ 白露は雲紋に青蘅(セイコウ)公主・七海怜(チーハイリアン)の婚礼が済んだら″時遡の回廊″を作って欲しいと頼んだ。 「本当に過去を変えられるの?」 「覚悟が必要だ、七海蕊の命を救うことができたらひとまず成功だ でも他の誰かの行動によっては、また別の未来が…よく考えて決心を」 白露は過去を変えれば彧修明が自分を好きになるか分からないと気づいた。 翼無憂は葉子の琥珀を手放さず、寧(ネイ)州の資金から工面することにした。 一方、諸嬰(ショエイ)と青蘅も婚礼のため天啓に到着。 青蘅は贅沢な衣装など必要ないと、越州で待つ民のために皇帝が賜った衣装の生地まで売ろうとしてしまう。 しかし諸嬰にたしなめられ反省し、久しぶりに衣を新調すると決めた。 婚礼当日、凌霜は花嫁の支度部屋に顔を出した。 「阿蕊がいたらきっと喜んでいたはずです」 つづく ( ๑≧ꇴ≦)今回だけはインコで代用して欲しかった! ←分かる人だけでw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.04 21:15:24
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