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カテゴリ:星河長明 運命の妃と不滅の帝 全25話
星河长明 Shining Just For You 第24話 翼無憂(イーウーユー)こと羽臨空(ユーリンコン)は樊如晦(ハンジョカイ)と手を組み、晁(チョウ)皇・彧修明(ユーシューミン)暗殺に協力すると決めた。 「こたびは敵の腹を探るだけ、危険が生じたら退散せよ もし彧修明の神力が枯渇していれば一気に勝負を決める」 そして迎えた樊如晦の初孫・天授(テンジュ)の満一月の祭祀。 白露(バイロウ)こと葉凌霜(イェリンシュァン)は皇帝から神祇(ジンギ)を命じられ、樊家を訪ねた。 樊平(ハンヘイ)の話では赤子の母親は産後の肥立が悪く、欠席するという。 そこへ皇帝ではなく天妃・冷天㬢(レイテンギ)が到着した。 樊如晦は予定外の珍客に驚いたが、屋根から様子をうかがっていた鶴瑾(カクキン)と天英(テンエイ)も戸惑いを隠せない。 すると吉時となり、皇帝のお出ましがないまま祭祀が始まった。 皇帝の来訪を知らせる前触れが聞こえた。 樊如晦たちは祖廟から出て皇帝を出迎えたが、その時、拝礼した白露は偶然、使用人の男が短剣を隠し持っていると気づく。 「陛下!刺客がいます!」 すると雑役に扮していた刺客たちが一斉に皇帝に襲い掛かり、門番は衛兵が入れないよう正門を閉じた。 鶴瑾は応戦する彧修明の様子を見ていた。 しかし天英は白露をかばって怪我した皇帝を見て好機と判断、独断で加勢してしまう。 冷天㬢は不死身でなくなった皇帝を心配し、無理に星辰の力を解放して翼を広げた。 その隙に鶴瑾が屋根から皇帝に向かって矢を放つ。 冷天㬢は白露を守って盾となる皇帝に気づき、自分が手に入れられなかった皇帝の情が白露のものだと知った。 すると冷天㬢は咄嗟に飛び出し、皇帝の代わりに射抜かれてしまう。 凌雲(リョウウン)たちが正門を突破、鶴瑾と天英は暗殺を断念して撤収した。 彧修明は虫の息となった冷天㬢を抱きしめながら、自分のために封印を解いたその忠義に胸が痛む。 「もう陛下をお守りできません…ずっとおそばにいたかった…」 冷天㬢は後宮で孤独に過ごすくらいなら羽衛として皇帝のそばにいるべきだったと思い残し、旅立った。 宮中に戻った彧修明は暗衛統領・風隠(フウイン)に事件の調査と樊如晦の監視を任せた。 主を失い閑散とする逐幻(チクゲン)宮。 白露は冷天㬢を偲ぼうと独りで訪ねたが、すでに彧修明がいた。 「どうした?」 「天妃娘娘の好きだったお菓子とお茶を持って来ました」 すると白露は天妃の無念を晴らすため、早急に大婚を行って黒幕を誘き出そうと提案した。 樊家の危機に駆けつけたのは腹心の姚嵩(ヨウスウ)だった。 姚嵩は恩人である樊如晦の指示に従うと誓い、樊如晦を感激させる。 そこへ家職の樊余(ハンヨ)が駆けつけ、指示通り宛(エン)州で兵を集め、禁軍に紛れ込ませて皇宮を制圧すると報告した。 樊如晦は暗殺騒ぎの責任を取り、朝議で引退したい旨を上奏した。 これも皇帝が引き留めてくれると計算ずくの上だったが、彧修明はあっさり受け入れる。 「ただ隠居にはまだ早かろう、衛(エイ)公として引き続き朝政に関わってくれ これを機に太宰府を廃す、それから皆に伝えることがある、皇后を迎えることになった」 「一体、どなたを皇后に?」 樊如晦は思わず首を傾げたが、彧修明はもちろん命星の相性の良い者だという。 すると美しく着飾った白露が現れ、朝堂は騒然となった。 ↓やっとキレイなポンちゃん来たわ( ˶´꒳`˵ ) 翼無憂は葉子(イェズー)が晁皇に嫁ぐと聞いた。 急に決めたのには何か理由があるのだろう。 「確かに葉子の夫に相応しいのは真の皇帝だけなのやも…」 翼無憂は鶴瑾に羽族の各当主を集めるよう命じ、即位を示すと決意する。 一方、青詹(セイセン)は修行中の弟を訪ね、報復の好機が来たと教えた。 「樊如晦が秘術師を集めている、謀反の企みやも…それに乗じて晁皇を討てる!」 青夙(セイシュク)はすでに谷玄(コクゲン)の術をほぼ習得していた。 天啓に羽族の各当主が集結。 その中には父・雪宣京(セツセンキョウ)と一緒に駆けつけた嵐微(ランビ)の姿もあった。 すると神器・瓊華槍(ケイカソウ)を手にした翼無憂が現れる。 象眼の星流(セイリュウ)石の出所は分からなかったが、これで誰もが翼無憂を羽皇と認めた。 「羽族を復興させる絶好の機会が来た、晁皇は大婚にかまけ派兵に時を要す この瓊華槍こそ人族の君上を倒す利器、この戦で必ず倒してみせる」 ↓(๑•̀ㅂ•́).∮ シャキーン! 一方、越(エツ)州の諸嬰(ショエイ)の元にも皇帝が白露を皇后に迎えると知らせが届いた。 そこで2人の大婚を祝おうと天啓に行くことにしたが、青蘅(セイコウ)公主・七海怜(チーハイリアン)は長旅できないという。 「具合が悪いのか?!医者を呼んでくる!」 「待って、もう診てもらったわ…あなたは父親になるのよ」 樊如晦は翼無憂に青夙を引き合わせ、今回の計画に協力してくれる秘術師だと紹介した。 「陛下も今や神力が減衰したものの油断はできません、そこで私に計画が… 大婚を祝い城門は解放され、夜間外出も許されます そこで私の傭兵が城門を接収し、禁軍を掌握するのです 続いて大師が乾元殿に攻め込む羽皇を援護します」 すると樊如晦は念のため接触は今日限りにしようと言った。 しかし天英は人族を信じられず、いざとなったら手を引いて自分たちを窮地に陥れるのではと怪しむ。 樊如晦は高笑いし、もはやお互いに後戻りはできないはずだと迫った。 「たとえ羽皇の協力がなくとも私は全力で決行します 晁皇を討つ上での障壁取り払った、これで私の誠意がお分かりかと」 大婚前夜、樊如晦を監視していた風隠は樊府を出る怪しい秘術師を見かけた。 追跡したところ秘術師は途中で男と合流、法器を受け取っている。 「明日、この法器を暗殺に使え」 風隠は秘術師たちが夜北の兄弟だと思い出し、秘術師が独りになるのを待って足止めした。 青夙は誰かに付けられていると知りながら、人けのない林に誘き出した。 すると風隠が現れ、剣を突きつけられてしまう。 しかし青詹が駆けつけ、風隠に襲いかかった。 青詹では手練れの風隠に到底、太刀打ちできなかったが、青夙は劣勢の兄の姿を見て激情に駆られ、谷玄の術で風隠の首を絞めてしまう。 風隠は最後の力を振り絞り青夙に斬りかかろうとした。 その時、背後から青詹に刺し殺されてしまう。 一方、樊平は樊家の不穏な動きに気づき、父を問い詰めていた。 「勝男(ショウナン)の最期をお忘れですか?!」 「何だと?!嫡男のくせに色恋にうつつを抜かして… 誰のおかげで苦労せず暮らしていると?! とにかくお前は子を守れ、いずれ親の苦労を知ることになろう」 樊平は権力に執着する父に落胆しながら、自分とは違う決断をした棠縁(トウエン)のことを思い出した。 …実は私は寧州雪氏の娘です、苦境にある父を見捨てることができません、これでお別れです、遠く離れてもどうかお元気で… 風隠が消息不明となった。 夜も眠れず報告を待つ彧修明、するとようやく凌雲が戻って来る。 「陛下…風隠がいました…無惨な姿で…荒れ野に亡骸が…」 「何者の仕業だ…」 つづく ( ;∀;)ァァァァァァ…風隠ががが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.11 21:14:16
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