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カテゴリ:長相思 シーズン1あらすじ
长相思 lost you forever 第28話 小夭(ショウヨウ)は西炎瑲玹(セイエンソウゲン)のため辰栄(シンエイ)城の招きに応じた。 屋敷で暇を持て余していた辰栄馨悦(シンエイケイエツ)は大歓迎。 父や兄は忙しく、母も長年、赤水(セキスイ)にいるため、遊び相手になって欲しいという。 すると豊隆(ホウリュウ)が駆けつけ、小夭の好物だと聞いた瓜を山のように差し入れた。 しかし兄の贈り物を見た馨悦は呆然、もっと王姫に似つかわしい貴重な品を贈れと叱られてしまう。 そこで豊隆は酒豪の小夭と猴妖(コウヨウ)王が霊果(レイカ)で醸した名酒・猴児酒を酌み交わし、龍石が埋め込まれた賽子を振って遊んだ。 豊隆は小夭と意気投合、こんなに気の合う女子は初めてだと妹に報告した。 「小夭は何もできない令嬢とは違う、賽子に飲み比べ、拳遊び…最高の遊び仲間だ」 頭を抱えた馨悦は兄に贈り物禁止を言い渡し、小夭のことは自分に任せるよう告げた。 馨悦は役立たずの兄の代わりに化粧道具を小夭に贈った。 「使い方を教えてあげる、西炎城の流行りも知ってるわ」 実は馨悦は幼い頃、人質として西炎城に住んでいた。 父が中原を任されたのを機に馨悦と母が西炎城に居を移し、兄は赤水に残ったという。 「西炎の重臣たちは元辰栄王族の父に中原を任せることに反対だったから… それから数十年、二心なしと判断されて帰郷を許されたの」 馨悦は思えばあの時、瑲玹と小夭に出会っていればと悔やんだ。 しかしその時にはすでに小夭は天下をさすらい、瑲玹は人質として皓翎(コウレイ)にいたという。 小夭は囚われの身だったという馨悦に親近感を持ち、それ以来、2人は姉妹のように親しくなった。 赤水豊隆は練兵に要する費用と物資を従兄弟である塗山璟(トザンケイ)に調達してもらった。 当然、私兵の件は一切もらしていないが、塗山璟も薄々、勘づきながら、何も聞かず力を貸してくれたという。 瑲玹は塗山璟の協力に感謝しながらも、求める見返りが財物でないことを思うと複雑だった。 塗山璟が辰栄府に滞在することになった。 小夭は馨悦から従兄がいても構わないかと聞かれ、思わず防風意映(ボウフウイエイ)も一緒か確認してしまう。 「いいえ、独りよ、彼女を招くものですか」 馨悦はしかめっ面になり、優しい許嫁という意映の評判など嘘だと訴えた。 「あれは芝居よ、前に長老の誕辰祝いで一族が勢揃いしたの 殿方たちは雪の中、狩りに出かけたんだけど、璟哥哥は怪我で行けなかった でも彼女は狩りに出かけてしまったわ、しかもなかなか山から戻って来なくてね 璟哥哥のことなんてどうでもいいのよ、彼女の目的は将来の族長夫人の座だから」 その夜、豊隆と馨悦は中庭の涼亭で小夭と塗山璟を歓待した。 小夭は馨悦が披露した琴の腕前を絶賛、しかし馨悦は塗山璟には及ばないという。 「琴を弾くの?聴いたことがないわ」 塗山璟は小夭の言葉に困惑したが、その時、豊隆が芸を見せたいと席を立った。 すると豊隆は火球を作り曲芸を披露、最後に大きな花火となって空中で弾けてしまう。 その時、激しい火花で一瞬、視界が見えなくなった。 小夭はその隙に思わず隣の席にいた塗山璟を引き寄せ、頬に口づけしてしまう。 宴もたけなわ、小夭たちもすっかり酔いが回った。 すると馨悦が次は小夭の番だと急かす。 小夭は琴棋書画に通じていないと断り、その代わり山歌(サンカ)を披露することにした。 舞いながら歌う小夭の妖艶な姿、その様子を眺めながら、塗山璟はふと15年だけ待つと誓った小夭との口づけを思い出す。 しかしそんな2人の密かな情愛の裏で、清水鎮へ戻った相柳(ソウリュウ)は再び血生臭い日々に身を投じていた。 翌朝、小夭は馨悦に塗山璟が琴の名手なのか尋ねた。 馨悦は従兄に勝る子弟などどこを探してもいなかったと絶賛したが、行方知れずとなって戻ってきた時には人となりが一変、更に脚と手に深手を負ったのか、琴も弾けなくなっていたという。 「璟哥哥の法術の源は琴の音だから霊力も半減したわ」 そこで小夭は手ほどきならできるはずだと訴え、この機に塗山璟から琴を習いたいと言った。 「私から頼んでみるわ」 一方、瑲玹は鈞亦(キンエキ)から逐一、小夭と豊隆の様子を聞いていた。 報告によれば2人は意気投合、しかしまるで兄弟のようだという。 瑲玹は失笑したが、実は辰栄府に塗山璟も滞在していると聞いて動揺した。 「4人で宴に興じたそうです 誰も侍女を帯同しておらず詳細は不明ですが、王姫は上機嫌でお戻りになったとか」 「上機嫌?」 すると鈞亦は辰栄馨悦からまた文が届いていると報告した。 念のためまた多忙を理由に断るか確認したが、瑲玹は珍しく会うという。 瑲玹と馨悦は山間の川辺で逢い引きした。 そこで馨悦は素足をさらし、水につけて自慢の赤い爪を見せる。 瑲玹は咄嗟に目をそらしたが、馨悦は小夭の足の爪にも同じ紅い色を塗ったと話した。 すると瑲玹は馨悦の足を見つめながら、小夭の爪を想像して顔をほころばせる。 「小夭が宴で山歌を歌ったの、歌ってあげる」 瑲玹は小夭が隣で自分のために歌っているような錯覚に陥ったが、ふと現実に戻った。 「遅くなった、公務が山積みゆえ戻らねば…」 琴を習うという口実で塗山璟と2人きりで過ごすことが叶った小夭。 そこで小夭はまず塗山璟の脚の傷を確認した。 王姫となった今なら妙薬や霊薬を入手することも可能となり、見た目なら綺麗に戻せるという。 「君は気になる?」 その時、小夭が塗山璟の傷痕にそっと唇をつけた。 「私が気にすると思う?」 「なら治さなくていい」 実は馨悦の話を聞いた小夭は傷のせいで塗山璟が周りから奇異の目で見られることを心配していた。 しかし塗山璟は小夭がそばにいれば、他人の目など関係ないと微笑む。 すると愛しい小夭の顔をながめているうち我慢できず、唇を重ねてしまう。 「君を独り占めしたくなった…もしくは君があまりに美しいから…」 小夭は塗山璟の腕に抱かれながら、女子の幸せを実感していた。 つづく (๑•̀ㅂ•́)<想い人が来てくれたのに賽子ふっちゃうやつ、いる? ザワザワ(*´・ω)(ω・`*)ザワザワ (๑•̀ㅂ•́)<いねーよなあ?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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