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岁岁青莲 Blooming Days 第12話「牡丹の団扇の行方」 内助の功の褒美として賀連信(ガレンシン)の妻妾に3種の団扇を下賜した安(アン)王。 すると慕海瑶(ボカイヨウ)は正室がもらうべき牡丹の団扇が欲しいと言い出した。 方懐蕊(ホウカイズイ)は序列があるとたしなめたが、慕海瑶はならば安王に決めてもらおうと提案する。 しかし安王が何か言いかけた時、急に賀連佐(ガレンサ)がやって来た。 賀連佐を送り込んだのは賀連修(ガレンシュウ)だった。 賀連修は五弟に上奏状を届けさせ、賀連信の手段を選ばぬ借金取り立てで各部署から不満が噴出していると訴えさせる。 しかし官吏の反発は想定内、賀連修の予想通り安王はこれを問題にしなかった。 そこで賀連佐は李(リ)大人が取り立てのせいで自害し、実は三兄がこれに抗議した民を皆殺しにしたと告発する。 すると今度は世子・賀連儲(ガレンチョ)がやって来た。 賀連儲は自分も三弟の罪を暴きに来たと訴えた。 しかしよくよく聞いてみると賀連信を擁護していると分かる。 「老三の取り立て方は相手が汚職官吏の場合、情け容赦なかった しかし清廉な官吏には返済させるどころか自ら借金の穴埋めをしていのです その中には李大人も含まれていました 私は老三を公平さを欠いた罪で告発します!」 すると賀連信は李大人が自害ではなく病気による急死だったとごまかし、暴徒も貧民のふりをした盗賊だったと釈明した。 賀連修は暴徒の一件が世子の策略だと知っていた。 跡目争いに敵も味方もない。 弱みを握られた世子が三兄と手を組めば自分の居場所がなくなるのは必至だ。 実は賀連修はあの時、乱闘から密かに逃げ出した男を賀連佐に取り押さえさせていた。 賀連修は王五(オウゴ)という証人を呼んだ。 王五の話ではあの日、李大人の無念を晴らすべく信公子を訪ねたところ、兵士に排除されたという。 賀連佐は民を殺した三兄を激しく非難し、爵位を剥奪すべきと弾劾した。 しかし思いがけず慕天殊(ボテンシュ)が新たな証拠としてある手配書を提出する。 実は民を扇動した王五の正体は十数年、逃亡を続けていた殺人犯だった。 調べてみると民に扮した暴徒も皆、罪人だったという。 「そんな輩が李大人の無念を訴え出るでしょうか?」 王五は直ちに連行された。 賀連佐は自分の過ちだったと謝罪したが、安王は処罰を決めるのは老三だという。 爵位剥奪と言ったか?@3>(  ̄꒳ ̄) Σ(°∀°ノ)ノ ビクッ!@5 しかし賀連信は父王の期待通り誰も排除せず、五弟も民を思うあまり悪党に騙されたのだろうと寛容な心を示した。 こうして一件落着、世子と老五は引き上げた。 そこで安王は慕海瑶を御前に呼び、牡丹の団扇が欲しいなら同じ物を作らせて下賜するという。 「では今日のところはひとまず正夫人に渡してくれ」 慕海瑶は仕方なく盆から牡丹の団扇を取って方懐蕊に渡そうとしたが、その時、思いがけず柄から団扇が取れて落ちてしまう。 「何するの?!同等と認められても許せないと?!」 方懐蕊は故意だと誤解したが、慕海瑶は何も知らないと困惑した。 焦った慕天殊は賀家の男児を産んだことに免じて妹を許して欲しいと嘆願したが、かえって安王の不興を買ってしまう。 「褒められたゆえ調子に乗っておるのか?!」 すると賀連信は父王の真意を計り決断した。 「慕海瑶は横柄で嫉妬深く仁徳に欠ける、よって庶人に降格、南郊の別院に移す」 その夜、賀連信は駱青蓮(ラクセイレン)を屋敷の未晞(ミキ)池に連れ出した。 「父親(フーチン)の真意に気づいたのはいつだ?」 賀連信は駱青蓮が慕海瑶の手先に甘んじていたのがこの日のためだったと分かった。 青蓮の話では安王が全てを自分の支配下に置きながら、賀連信に2頭の虎に対抗する力を持たせようとしたという。 しかし今回の手柄だけでは遠く及ばず、勢力を広げるために配下を育てる必要があった。 青蓮は慕天殊を助けて功を立てさせ出世させることで、妹である慕海瑶という弱みができたという。 あの牡丹の団扇も初めから細工されていたのだ。 慕海瑶は男児を産み、兄も出世して順風満帆、誰が見ても増長するのは明らかだという。 「つまり安王は推測したのではなく知っていたのです 公子は自分が棋士だと思っておられる、でも大局をつかんでいるのは王爺です」 実は青蓮は禁足を解かれて王府を訪ねた時、安王の口振りから袁百里(エンヒャクリ)に嫌悪感があると気づいた。 その際、亡き錦芳(キンホウ)から公正な安王が縁戚を嫌っていると聞いていたという。 賀連信は自分がやりたくてもできなかったことを駱青蓮が叶えたことに驚きを隠せなかった。 「だが父親の心は読めても私の心は読めぬのか?」 物心ついた時から安王を継ぐと決めていた賀連信。 今までの行動は全てそのための布石だったが、駱青蓮とならば例え平凡な夫婦になっても構わないという。 「そなたの望みは?…全て叶えよう!」 その時、青蓮は呂北逸(リョホクイツ)を助けると誓ったことを思い出した。 「私の望みを知りたいと?ならば呂北逸を幕僚にしてください 彼から全てを奪ったのは公子なのですから」 賀連信は青蓮の心にいるのが今も呂北逸なのだと知り、呆然となった。 「初めからそう取り引きしたはずです…ではこれで」 ↓正統なアヒル口w 方懐蕊はようやく駱青蓮が暉児(キジ)の敵を討つため自分を遠ざけたと気づき、沈静容(シンセイヨウ)を連れて漣微居(レンビキョ)を訪ねた。 「あなたを恨み続けるところだったわ」 「勝算のない戦いに巻き込むわけにはいきませんでした それに疑り深い慕海瑶を信じ込ませるにはまず味方を騙さなくては…」 すると青蓮は肌身離さず持っていた暉児(キジ)の形見の腕輪を正夫人に返した。 三兄にしてやられた賀連修。 実は賀連修が最も遅れるのは愛する阮之湄(ゲンシビ)に見放されることだった。 すると翌日、賀連信が修宅に現れ、冗談めかして取り引きを持ちかける。 「やっとの思いで李大人を殺めた下手人を見つけた あろうことか四弟に頼まれたと言ったぞ」 「でたらめだ」 「それはそうだ、だから昨日、五弟に責められても黙っておいたんだ 貸付金回収に手を焼いているし、お前にも恩が売れるしな、ふっ」 焦った賀連修は協力したいが愚鈍ゆえ蓄財が下手だと言い訳した。 しかし賀連信は銀子がなくても山のように宝物があると知っている。 「ここ数日、曲涼(キョクリョウ)で妙なことがあってな 高官が借金返済のため書画や骨董品を叩き売っていたんだが… それがあっという間に誰かが全て買い取ったらしい 三哥は気になって調べたんだ、すると全てある屋敷に運ばれていた、誰の屋敷だと思う?」 つづく ( ˙꒳˙ )ホント、わけが分からない だけど公子が青蓮を本気で好きになったことだけは分かったw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.03 20:01:56
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