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岁岁青莲 Blooming Days 第17話「別院へ」 「私の子が…」 8ヶ月で子を失うことになった哀れな駱青蓮(ラクセイレン)。 一方、何も知らず泥酔していた賀連信(ガレンシン)は翌朝、ひどい二日酔いで目を覚ました。 南如珍(ナンジョチン)は何食わぬ顔で仕えていたが、侍従の蘇南春(ソナンシュン)が血相を変えてやって来る。 「公子!すぐ来てください!昨夜…」 駱青蓮は且歌苑(ショカエン)の前で赤子の亡骸を抱きしめたまま悲しみに暮れていた。 沈静容(シンセイヨウ)と許寄柔(キョキジュウ)はそんな青蓮にかける言葉もなく、ただ黙って見守るしかない。 その時、ようやく固く閉じていた殿門が開き、賀連信が現れた。 「全て聞いた、私が悪かった」 賀連信は憔悴しきった青蓮に胸を痛め、子ならまた作れば良いと励ます。 「私に母親の資格はないのでしょう?!」 「怒りに任せて言ってしまった…分かってくれ、そなたへの想いは本物だ」 「本物?…へそで茶を沸かすわっ!(とは言ってないw) 一番、悔やまれるのはその言葉を信じたこと あなたは自分の女になら誰にでもそう言っているのでしょう?」 「ならお前は?今も呂北逸(リョホクイツ)を想っているのか?」 その言葉が決定的となり、青蓮の心は音を立てて壊れた。 「賀連信っ!これで恩断義絶じゃ!ボケッ!(とも言ってないw)」 すると青蓮は賀連信との絆の証しだった指輪を投げ捨て、そのまま意識を失ってしまう。 ↓呉聘とは何だったのか(꒦ິ⌑꒦ີ) これでも食らえ!╰( `•ω•) ╮-=ニ=゚ 💍 駱青蓮は生きる希望を失い、自ら目を覚ますことを拒んでいるようだった。 「あなたにとって家族はこの子だけ?私は?ここにいる皆は違うの?!」 しかし沈静容の言葉も青蓮の胸には響かない。 その時、賀連信が強引に青蓮を抱き起こした。 「私が後悔の念に苛まれ、死ぬほど苦しむ姿を見届けなくてよいのか?!」 賀連信への恨みと憎しみが駱青蓮を死の淵から呼び戻した。 ついに目を開けた青蓮。 「よかった…」 賀連信は青蓮を抱きしめ安堵の涙を流したが、青蓮は冷ややかだった。 「公子、私を庶人に落とし、別院に移してください」 賀連信は駱青蓮の希望を叶えた。 七弟・賀連倚(ガレンイ)は父王との橋渡し役を手放さぬよう説得したが、賀連信は青蓮の氷のような冷たい目に耐えられないという。 一方、青蓮は沈静容と別れを惜しんでいた。 「折を見てあなたが戻れるようにするから」 「姐姐、もう大切なものは何もないの」 「それは違う…」 その声は許寄柔だった。 「真相を暴くの、何か裏があると思わない?一本道なのに公子は転ばなかった」 許寄柔は証拠がないものの南如珍の仕業だと確信していた。 「私たちが必ず真相を突き止める、どんなに苦しくても自分の手で敵を討つの」 賀連信は郊外でひっそり駱青蓮の馬車を見送った。 すると呂北逸がやって来る。 「青蓮が庶人となった今、もう一度やり直す機会をください」 しかし賀連信が首を縦に振ることはなかった。 「二度と機会はない、なぜなら青蓮は死ぬまでこの賀連信の女だからだ」 安(アン)王は駱青蓮の子が死んだと知り、急ぎ賀連信を呼んだ。 孫の誕生を誰より待ち望んでいた安王は賀連信を追及、なぜ殿門を閉じて出入りを禁じていたのかと迫る。 しかし賀連信は出入りを禁じた覚えはなく、駱青蓮の危篤を知らせる者もいなかったと訴えた。 安王は到底、納得できず、直ちに審問すると決める。 「本件に関わった者を全て呼んでこい!」 安王は清康(セイコウ)殿に息子や重臣たちを召集、昨夜の経緯を詳しく調べた。 すると且歌苑の使用人たちの証言により南如珍の侍女・剪雨(センウ)が勝手に出入り禁止を通告し、駱青蓮の侍従を追い返していたと分かる。 賀連信は逆上し、いきなり剪雨につかみかかった。 「誰の指図だ?!正直に答えよ!誰だ!誰なんだ!」 追い詰められた剪雨は仕込んでおいた毒を噛み、世子に濡れ衣を着せた。 「世子…忠誠を尽くしてきたのに…ゥッ…」 σ(・Д・)<え?ウソ?!俺?! 剪雨は家門の栄誉と引き替えに罪をかぶって自害した。 その時、倒れた剪雨の手から小さな丸めた紙切れがこぼれ落ちる。 …駱青蓮の腹の子を殺せ… 賀連儲(ガレンチョ)は宴の余興で使ったあのくじが利用されたと気づいた。 「誤解です!私は無実です!…老四!お前だな?!」 実はあのくじを密かに持ち帰ったのは賀連修(ガレンシュウ)だった。 しかし賀連修は無関係を装い、取り乱した賀連儲は父王の逆鱗に触れてしまう。 その時、右長史・袁百里(エンヒャクリ)は自分が黒幕だと名乗り出た。 「私です、世子の筆跡を真似てその名を借りねば侍女も従わぬと危惧したのです」 安王は世子を幽閉し、袁百里を密かに奥殿に呼んだ。 袁百里が世子を庇っているのは百も承知、自白は受け入れられないという。 しかし袁百里は老い先短い命でただ一つの願いは世子の平穏無事だと訴えた。 「どうか世子を放免し、私を重罪に処してください 王爺…来世でお会いしましょう」 その頃、駱青蓮は侍女・東籬(トウリ)、侍従・李塘(リトウ)の3人で人里離れた別院に到着した。 …人の運命は天の定め、思い通りに操ることはできない、無理に捻じ曲げても苦難が増すだけ?私はそんな言葉を信じない… 青蓮たちの住まいとなる留院(リュウイン)は荒れ果てた家だった。 すると開けた途端に門が外れて倒れてしまう。 恐らく慕海瑶(ボカイヨウ)の挨拶代わりだろう。 つづく ( ๑≧ꇴ≦)世子wwwwww お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.08 22:46:14
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