花令嬢の華麗なる計画#11 あらすじ
花琉璃轶闻 Royal Rumours第11話「無謀なお嬢様」英(エイ)王・姫元灝(キゲンコウ)と郡主・田嘉敏(デンカビン)は花琉璃(カリィウリ)に対抗して豪華な店を出したが、初日から大損した。しかも龍井(リュウセイ)坊の民なら食事を無料にすると宣伝したのに誰も来ない。すると日が暮れた頃になってやっと龍井坊の民たちが夕食にやって来た。聞けば龍井坊の民たちは皆、琉璃の店で働いているため、日中は来れなかったという。嘉敏は民が花家の店員だと分かるとあからさまに嫌悪したが、民たちは憤慨した。「花県主は我々を店主として働かせてくれ、給料だけでなく利益まで分配してくださいます なのに県主を悪く言うなんて…帰ります!」姫元灝は花県主が金も使わず民に安定をもたらしたと知り、勝負がついたと悟った。琉璃の店は大繁盛だった。鳶尾(エンビ)の話では金玲苑(キンレイエン)で楽師・雲寒(ユンハン)が香飲料を飲む姿を見せたからだという。「…これが太子殿下の言っていた贈り物ね」すると皇帝の使者として総管の趙三財(チョウサンザイ)が聖旨を届けにやって来た。英王は潔く負けを認め、皇帝は花琉璃を鴻臚寺卿(コウロジケイ)に任じたという。翌朝から早速、琉璃は官服に身を包み、朝堂の末席を汚すことになった。眠い目をこすりながら何とか初めての朝議を終えた琉璃。散会後は皇帝が朝臣たちの労をねぎらい、全員に食事が供された。そこへ皇太子・姫元溯(キゲンソ)が現れ、官服姿の琉璃を見つけて目を細める。「初めての朝議はどうであった?」「…こちらへ」琉璃は皇太子と一緒に外へ出た。すると元溯は自分を勝手に連れ出せば弾劾されると警告する。しかし琉璃はすでに会食中の言動を朱晋(シュシン)に注意され、減棒されていた。「礼儀には気をつけよ」(´・ω・`)お、おぅ姫元溯は琉璃と一緒に龍井坊の改築現場を視察した。すると皇太子の表舅だと名乗る地主が居座るせいで作業が遅れている一帯を見つける。元溯は地主を呼び出し激怒、母の威を借りのさばる表舅を蹴り飛ばし、直ちに連行して処罰するよう命じた。「万国朝拝会の開催を妨げるものは厳罰に処する!」琉璃は初めて姫元溯が皇太子としての威厳を示す姿を目の当たりにした。そこで街に戻ってから差し入れを渡し、これで気を鎮めるようなだめる。「余が怖くないのか?」「ちょっとだけ…でも全ては民のためですから、母君の親戚にさえ私情を挟みませんでした」元溯は琉璃の言葉に救われたが、皇太子の姿に気づいた民たちは蜘蛛の子を散らすように逃げてしまう。「…余は嫌われておるな」「(機嫌を取ろうっと)殿下、花府へお越しください、贈り物があります」琉璃は花花香飲(ファファコウイン)舗で限定発売する予定のかき氷・雪酥山(セツソサン)をご馳走した。幼い頃にも皇太子に雪酥山を送ったことがあったが当然、溶けてしまい、姫元溯は空の入れ物だけをもらって困惑したことがある。喜んだ元溯は早速、かき氷を食べたが、また急に身体の様子がおかしくなってきた。「もしやこれも牛の乳か!」すると元溯は逃げるように帰ってしまう。「殿下?!牛の乳が何か?…はっ!」琉璃はようやく皇太子が香飲料を飲んで様子がおかしくなった原因に気づいた。三皇子・姫元弘(キゲンコウ)は琉璃から雪酥山と文を受け取った。…三皇子殿下の絵を店ののぼり旗に使わせて頂きました、民から可愛くて趣があると褒められます、もし絵を使うのが嫌なら太子殿下にお伝えください、のぼりはすぐ撤去します…そこで元弘は東宮に皇兄を訪ね、新しい絵を渡した。「また絵を描いたのか?…これは花琉璃だな?」「(゚ェ゚(。_。(゚ェ゚(。_。*)コクコク…彼女が…彼女が好き」すると元弘は恥ずかしそうに帰ってしまう。琉璃の雪酥山は限定販売も相まって大人気。噂を聞いた順安(ジュンアン)公主は娘に買ってきて欲しいと頼んだが、田嘉敏は行きたくないと拒んだ。しかし小遣いを減らすと脅され、嘉敏はいやいや西郊へ出かけることにする。一方、雲寒は皇太子と花県主に協力したせいで主から罰を受けていた。青楽(セイガク)は本当の主が誰か思い出させるためだと言ったが、雲寒は花琉璃が鴻臚寺卿になることで誰が最も焦るのか考えれば分かることだという。報告を聞いた黒幕は配下に雲寒に従うよう命じ、密書を破り捨てた。琉璃は何者かに尾行されていると気づいた。これまで屋敷に閉じこもってばかりだったが、店に出るようになり刺客を誘き寄せてしまったのだろう。そこで鳶尾に買い物を頼み、わざと人気のない裏通りへ入った。…ここなら派手に動いても大丈夫そうね…しかし突然、田嘉敏に腕を捕まれ、空き家に押し込まれてしまう。「なぜ嫌がらせするの?!雪酥山を買いに行くと店が閉まってた!わざとでしょう?」「誤解よ、分かりました、特別に作らせます」すると窓から何者かが眠り薬を放ち、突然、嘉敏が倒れてしまう。琉璃は咄嗟に口を覆って無事だったが、敵の目的を知るため、眠ったふりをして倒れた。刺客は倒れた娘のうちどちらが花県主か分からなかった。結局、どちらも誘拐して郊外まで運び、廃屋に閉じ込める。琉璃は自分が花県主だとバレれば郡主が口封じに殺されると警戒、ひとまず刺客を混乱させようと嘉敏に提案した。一方、鳶尾は皇太子に県主と郡主が行方不明だと知らせた。驚いた姫元溯はすぐ捜索を始め、空き家に落ちていた郡主の腕輪を見つける。窓枠には珍しい眠り薬の粉が残っていた。さらに龍井坊から3里の場所に血痕があったと報告が来る。元溯は全力で捜索すると約束し、ひとまず鳶尾と小紅(ショウコウ)を屋敷に帰した。姫元溯は雲寒に総力を結集して花琉璃を探すよう命じた。しかし雲寒は花県主がこれまで何度も自身で難を逃れて来たことから、今回も何とかできるはずだという。「殿下、探りは入れられますが、兵は動かせません 都へ呼んだ県主を利用し、皇后の謀反の一味の残党を誘き出す計画でしょう? 今こそ好機なのにあきらめるのですか?!我々は長い時をかけて都中に間者を配してきました 計画を台無しにしてまで県主を助けると?!」「…花家の忠心を疑い、繰り返し探りを入れてきた、だが今はそれを後悔している」女の刺客は琉璃たちに夕食を出し、縄まで解いてくれた。「あとで移動する、私たちは身柄を引き渡すだけ、それまで傷つけないわ」琉璃は刺客が悪人ではないと気づき、素直に食事をすることにした。すると田嘉敏は琉璃と自分の食事に差があると気づく。「どうして料理が違うの?!」「痩せている方が多く食べるべきだからよ」刺客はさらに琉璃だけに果物をくれる。一方、雲寒は主と皇太子の板挟みに悩んでいたが、結局、一斉に伝書鳩を飛ばした。姫元溯はまだ琉璃を狙う刺客がいることに困惑していた。…見落としがあるのか?裏で操っているのは一体、誰なのだ?…そこで小八(ショウハチ)に金珀(キンハク)国の間者がまだ都に潜んでいるのか調べるよう命じた。「阿瓦(アガ)に探りを入れよ」…琉璃、必ず助けてやる…田嘉敏はこれから移動すると知り、自分が援護するので琉璃に逃げるよう勧めた。「できるの?!」「当然でしょう、ひ弱なあなたと違って5歳から兵法を学んで武術を稽古してきた さっきの肉のお返しもあるし…」琉璃は思わず失笑したが、嘉敏にも優しい一面があると知った。その時、刺客がやって来る。つづく( ๑≧ꇴ≦)やっと話が分かったwwwww