３兄弟とエジプト生活

ヒエログリフの名前のペンダントヘッドをオーダーすると
マンガにあるようなABCヒエログリフ対応表をくれるお店が多いです。

しかし店によって対応するヒエログリフの文字が違うこともあるので、
作る場合は最初にチェックした方が良いです。

ペンダントヘッドの場合は、
ゴールドかシルバーで作るのが一般的ですが、
お値段もそれなりです。

この中ではシルバーの透かしが一番安く、
3年前は700円、2年前は1000円、1年前は1200円位でした。
って、値上がり率が半端ない。

ゴールドの高いものは、1年前で３～４万円位でした。
今はまたさらに値上がりしてるかもです。

作ってる所を見せてもらったのですが、（写真撮れず）
このような5～6ミリ位の小さいパーツを土台にくっつけます。

こまか～い作業です！


遺跡に彫られた、ヒエログリフ



縦から横から右から左から様々な方向から
壁にぎっしり書かれています。
隙間がないほうが良い書き方だと考えられていたからだそうです。

6000字あるという、ヒエログリフには
意味を表す文字（表意文字）、
意味を持たず音のみを表す文字（表音文字）、
単語の最後にくっついて、その単語がどんなものかを表す文字（決定詞）、
の３つのタイプがあるそうです。

ヒエログリフのアクセサリーを作る場合、
その文字に鳥が入るとかわいいのですが、
ニョロニョロや、丸とか半円とか棒とか形だけだと
ちょっとしまらない感じがします。
そういう時は一番下に、決定詞として
女の人か男の人、アンク（十字架のような形のもの）を入れると
見た目も良いし、より古代エジプトぽくなります！

この3種類の決定詞は、頼むと入れてくれる店もありますが、
字数が多いとだめな時もあります。
７文字の名前の人は入れられませんでした。

左のと真ん中の、一番下の男の人、女の人が、その決定詞です。


キーホルダーとか小物は、
真鍮で作ってお土産に配ったりしてました。

真鍮とは銅と亜鉛の合金で、さびにくいそうです。
この真鍮で作られたものにも、ヒエログリフを入れてもらえます。

真鍮の表札。
ヒエログリフだけでなく、アラビア語、英語も一緒にデザインしてくれます。

エジプト駐在になったら必ず作る！と言われている表札で、
ほとんどのお宅にありました。
うちも帰国間際に作り、現在の家の表札として飾ってあります。
日本だと、ちょい異彩を放っておりますが。

真鍮のコップやキーホルダー

真鍮で作ったヒエログリフのキーホルダーは1個500円位で
作れるので、配り土産に最適です。

ペンダントヘッドに話は戻しますが、ゴールド、シルバーだけでなく
色々な土台や種類のものがあります。


これは土台が木のもの

お値段は、真鍮よりは高く、金銀よりも安価です。

なんでしょ。これは？

適当？
ヒエログリフのまがいものみたいですよ！？
でもゴールドだから、いい値段がするのですよね！！

オーダーしたヒエログリフが、
間違えてなくとも、ニョロニョロしてなくとも
店によって出来不出来があります。

自分や友達の名前のは、記念やお土産になるけれど、
出来上がるまで、何日か時間を要するので、
時間が全然ない方は、出来合いのものがお勧めです。

有名なファラオや女王の名前のものが多いです。

右のペンダントですが、金具抜かすと2センチの
小さなもので、鳥も2匹いるし、コンパクトにまとまっていて
かわいいです。

さて、問題です！
このヒエログリフは一体なんて読むでしょう～？

答えは・・・「クフ王」です！
最も大きいピラミッドを作った王です。

クレオパトラやネフェルタリとかもありましたが、
あえてのクフ王。
見た感じがクレオパトラたちより、良い感じだったのです。
大きさも丁度良く、とっても重宝。
自分の名前のペンダントは大きすぎて、使いにくいので、
「クフ王」が一番のお気に入りです～


エジプト在住の友だちに聞いたら、デモが起きて以来
このようなものが買えるお店が集まる市場である、
「ハンハリーリ」にはまだ行かないようにしてるとのことです。

エジプトも日本も落ち着いて、旅行に行けるようになった時のために
参考にしてくださいませ・・・


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お店など詳しくは、ABロードのHPにて
ヒエログリフのアクセサリー
真鍮の飾り

参考にした、ヒエログリフの御本

「ヒエログリフを書こう！」フィリップ・アーダ著　翔泳社
（一番お勧め！子供も読めて、やさしく基本とツボを押さえた名著！）

「ヒエログリフを学ぼう！」吉村作治著　荒地出版社
（こちらも子供向けな感じで簡単に読める）

「古代エジプト文字手帳」松本弥著　弥呂久
（自然現象や動物、生活など種類別に分けて説明されたもので
こちらも超お勧めです～）

「古代エジプト文字入門」ステファヌ・ロッシーニ　河出書房新社
（ほぼ前頁図柄でアートな感じで見るだけで楽しい）

「図柄　ヒエログリフ事典」　マリア・カルメラ・ベトロ著　創元社
（まさに事典なので、調べるのに便利）

あと何冊か持ってるが、難しすぎて読めんかった・・・
ヒエログリフをガンガンに勉強したい方向けな本も多いです。