干からびる肉と魂
Zzzz 褒められることにもなれた。 私はどうやら頭がいいのか? 成績は何時もベスト10入り。 正直に嬉しいです^^ この調子で第一志望の高校に合格しよう! ということで無事合格。 高校生活は彼氏作って部活などエンジョイして ルンルン気分な学校生活を送るんだって 少女マンガのような生活を想像していた。 けれど実際は違ったよ。 授業のペースがすごく速くて先生何言ってるかわからないことも多い。 かくのに忙しくて参る。 でも皆必死。 大学に行くために 第一志望の大学に行くために皆必死で頑張っているみたい。 よし、私も頑張ってみよう! テストの結果が返ってきた。 学年500人中250番くらい。 すごく頑張ったはずだけど中間くらい。 中学校のベスト10入りはもう通用しないのね;ー; 親に言いづらいけど報告したら 勉強をサボっているからとか 努力していないからと沢山言われた。 母は仕事を最近始めてヒステリックになっている。 私のことなんて構っている暇が無いようだ。 ただ、勉強すれとばかりに言った。 勉強はすごくしているんだけどなぁ でも成績が上がらなくて。 もっともっと頑張らなくちゃなぁ。 でも頑張ってもがんばっても成績は上がらなかった。 でもって、母もずっと勉強すれ!!すれ!!と 鞭打つように私に言った。 私は母が仕事から帰ってくる前に 今まで食べたことの無いくらいのお菓子の量を食べた。 すごく苦しかったお腹。 でも何故か満たされた。 それからわたしは満腹中枢が無いのだろうかというくらい お菓子を食べあさった。 食べても食べてももっと食べたくなる。 食べてはいけないと想うともっと食べたくなる。 高校生は食欲が一番旺盛な時期だから 仕方ないよね。 でも夕飯が食べられないと母に怒られるから どうしよう。 以前雑誌で書いていた吐くということを思い出した。 そうだ。私も吐いてみよう。 トイレでは吐いてみよう。 うわ。すごい。食べたものが全部吐ける。 リセットできる。 無いことに出来る。 これで太らないし。また食べれるし。 トイレでかぎ締めたら誰にもばれないし。 私の食欲は増える一方で、吐く回数も増えていった。 トイレに篭る回数も増えるようになる。 そんなことも気にせず?に 勉強すれ!!すれ!!とばかりに言われる。 もう説教を一方的に聴いているが一時間以上もたつのに ただ黙って聞くこの状況に 以前の映画で尋問を受けていた映像を思い出した。 まるで私は牢獄に閉じ込められ 出来ない勉強が何故出来ないのか!!! と問い詰められている無罪の廃人のように感じた。 わたしはただ、どうして調子が悪いの? どうして勉強する気持ちになれないの?って ただ聞いて欲しかっただけだ。 でも、聞いてくれることは無い。 ただ、何故だ?何故だ?何故出来ないんだ?と 成果を求められるだけ。 学校も先生も私を将棋のコマのように成果を求める。 友人も私を何時も疲れている人扱いする。 高校生活3年間男子と一言も離せなくなった。 こんなブスが話しかけて 一言も応えてもらえないことを想像すると耐えられないからだ。 私の声が聞こえないのか話しかけても反応の無いときがあり 何度も確かめずに私は恐怖を感じることが我慢できずに 男の人に言葉を発することを辞めた。 高校3年次の先生は若かった。 私が調子が悪いので帰らせてくださいというと 保健室に行かなくても直行で帰らせてくれる。 坂を独りで下る瞬間がなんとも落ち着く。 重力に背中を押されて歩くことが出来る。 学校に行くときはこの坂道を昇らなくてはならない。 学校を遠くに見上げるときの降り注ぐ太陽の光は まるでサハラ砂漠のように私の体中に熱が刺す 私の肉は太陽の光に解け まるで骨だけが残った 生きている屍のように 毎日が過ぎていく。 生きているか解らないような毎日が何時続くのか。 もうこんな毎日を何時まで過ごして言いかわからない日々は疲れた。 疲れたままに坂道を昇る屍に 希望の光など無い そしてまたベットに戻り昏睡するかのように 夢の快楽へ戻ろう。。。 Zzzzz