一枚の紙の重み。
今年に入って順調に発育する結愛。。NICUからGCUに移り、保育器から出るのも、現実味を帯びてきました。結愛が産まれた時、先生から色々な説明を受けました。。赤ちゃんにとって、一番快適な環境であるママのお腹の中から、3カ月も早く出てきた事で、色んなリスクがあります。脳内出血や、呼吸不全、心肺不全。。 一つ、一つ、リスクを乗り越えて、今の状態まで来ました。先日、眼科の担当の先生から、『お話しておきたい事があるので時間を作って下さい。』結愛が生まれてから、自分なりに勉強してたので、 それ聞いてピンッときました。。。不安をよそに、気丈に振る舞う。大丈夫だよ!心配ないよ!と言いつつも、やっぱり不安だったりします。 で、今日、会社を抜けて先生の説明を聞いてきました。一番、懸念していた未熟児網膜症と言う目の病気。 発育途中の網膜の血管が、異状に伸びてしまう病気で、超低出生体重児の多くが、この病気になります。 スティービーワンダーも酸素過多により、この病気が進行し光を失いました。生命を維持する為に使用する酸素。でも、この酸素が皮肉にも、様々な弊害を引き起こします。その為、酸素の投入は厳重に管理されます。 未熟児網膜症も、酸素の吸入量と関連があります。しかしながら、結愛も、呼吸が上手く出来なかった期間に、僅かながら酸素の助けを借りてました。産まれてから、毎週2回、眼科の先生が目の発達の経過を観察しているのですが、今月に入り、所見が見られ、先日の検診の結果、未熟児網膜症が進行しているとの事。未熟児網膜症は、進行してしまうと、網膜剥離を引き起こして失明する危険がある。 『慎重に経過を観察し、改善が見られない場合は、病気の進行を食い止めなくてはなりません。』 治療の方法として、レーザーで、網膜内の異状に発育した血管、細胞を焼く方法。病気の進行を止める効果が高いメリット。レーザーで焼いた細胞は再生しないリスク。レーザーを当てる事で、視力低下や視野角などに大なり小なり後遺症が確実に出ます。どんどん生えて、伸びてくる余分な血管を、レーザーで一つ一つ焼いていく。。。気が遠くなる様な、いたちごっこです。レーザーで焼いた数だけ、後遺症のリスクは増していく。自然治癒するケースもあるが、治療が遅れた場合、網膜はく離を引き起こし失明する危険。。。先生は、目の構造や未熟児網膜症がどんな病気なのか、治療法や、治療によるリスク。1時間以上の時間を掛け、丁寧に説明してくれました。最期に、 『状況を見極めつつ、必要な時に、最適なタイミングで、手術を行える様に、今日、お時間を頂いて、お話させていただきました。 』レーザー治療の承諾書を受け取りました。一枚の紙の重みを感じます。 最終的な決断を 今後、1,2週間で下す時期がくる。どうか、結愛の目が良くなりますように!!! 結愛が光を失う事だけは、絶対に避けたい!! そんな思いでいっぱいです。