GOTH
またしても乙一さんの小説です。「暗いところで待ち合わせ」を読んだ直後に、たまたま友人宅で漫画版のGOTHを読みまして、漫画版も面白かったし、ここで出会ったのも何かの縁だ、という事で小説にも手を出しました。内容は基本的に、猟奇的な物事に惹かれる様な、世間一般の良心とはズレた感覚を持った主人公達が、猟奇的な殺人事件に巻き込まれていくというものです。全6話の短編集でした。読んでみると、漫画版と同様に、面白かったですねw漫画を先に読んでいる分、オチを知っている話もありましたが、漫画で絵を見ているので、風景描写によって描かれた場面が非常にイメージし易かったです。例えば、死体の状態とか・・・(若干、サイコとか黒鷺死体宅配便な香りがしますが、一瞬で消え去ります)本格ミステリ大賞を受賞しているらしく、最後で予想を裏切る展開に、やられた!という気分にさせられますしw続きが読みたくなる様な小説です。伏線を発見するために、もう1回読んでみようと思いますw