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攻め出す思いで81年!!日本で最初の挑発会社!?
「外国製品を攻め、出す、会社」 この会社の歴史は、なんと大正時代にまで遡る。 当時の日本には、アメリカ製のテナシチン、イギリス製のメンダインなど 外国製の接着剤しかなかった。 耐水性、耐熱性に問題があるにもかかわらず、 市場で幅を効かせていた外国製品を駆逐すべく接着剤の国産化から取り組んだこの会社は 当初から一般用接着剤の開発に専念。 A号、B号と開発に開発を重ね、 昭和13年のセメダインCにより、全国にその名を広めた。 さあ、何の会社なのか、もう分かりましたよね?! +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ●⇒「接着剤という名前を作った会社でもあります」 セメダインの語源はそもそもセメント+ダイン(力の単位を表す) と言う意味もあったそうなのですが、 それ以上に外国製品をセメ!て、ダス!ぞぉ~!!という思いのほうが強かったみたいです。 「オーマイ家の人間が、ママなんて言ってはいけません!」 みたいな挑発、大正時代からあったんですねえ。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 最初の発想は、 ただシンプルに強い接着、剥がれない接着だった。 「何でもよく付くセメダイン」として、全国にその名が知れ渡った。 しかし、 事件は終わっちゃいない。 アロンアルファ・・・ そう、瞬間接着剤が現れたのである。 もともとあった工場向けの接着剤を一般消費者向けに販売。 (この発想も大事ですよね、マーケットを変えてみるという。) 接着剤市場にもこの他多くの企業が参入してくる中、 セメダインは新たな商品を開発せねばならなかった。 そこで今ある接着剤の弱みを全ておさらいしてみた。 すると、こんなことが分かった。 これまでの接着剤はすぐにくっつき、硬くなるのだが それが逆に欠点となり、 接着力が強すぎて何かの衝撃の際に製品に皹が入るといったことがあったそうだ。 熱の変化にも対応できないことも分かってきた。 「皹が入らないような接着剤を作ろう」 言うは易し、行なうは難し。 しかし、あきらめなかった。 その裏には 『目的を達成するための限りない情熱』 それしかなかった。 しかしそのおかげで第2の発想の転換が実となったのである。 強さではなく、衝撃に耐える接着。 そう、 弾性接着剤という、世界初の衝撃に強い接着剤を作り上げたのである。 その名もスーパーX! 今でも東京湾アクアラインなどの道路の接着部分など、幅広いところで使われている。 一般消費者向けにも、 つける素材や場面を選ばない「超多用途接着剤」として 日本DIYホームセンターヒット商品部門において「ロングセラー賞」を受賞。 その他、 いままでの接着剤ではつけられなかった素材を、強力に接着することが出来る 「難接着物専用接着剤」PPXなど、 続々と新しい「つける」を生み出している。 ちなみに、どうしてXなのか? 最後にその理由を熱く語ってくれました。 究極はアルファベットの最後の文字、「Z」。 しかし私たちの世界に究極=終わりはない。 Zは明日の未来にある。 Zにはまだ遠い、しかしもう少しだ。 無限の可能性「X」があるのだから。 接着剤市場がこんなに面白いなんて正直、知りませんでした。 「つける」は、とってもシンプルなこと。 でも、シンプルだからこそ奥が深い。 シンプルだからこそ、熱くなれる。 「伊達に81年攻めてるだけありますっ!! 」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 11, 2005 12:47:14 AM
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